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平成26年3月予算特別委員会−03月11日-02号

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  1. 太田市議会 2014-03-11
    平成26年3月予算特別委員会−03月11日-02号


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    平成26年3月予算特別委員会−03月11日-02号平成26年3月予算特別委員会   平成26年3月予算特別委員会記録(第2日) 平成26年3月11日(火曜日)  〇出席委員(14人)   委員長       木 村 康 夫     副委員長      宮 沢 まりこ   委員        岩 崎 喜久雄     委員        山 崎 正 紀   委員        矢 部 伸 幸     委員        山 崎 俊 之   委員        石 倉   稔     委員        水 野 正 己   委員        星 野 一 広     委員        深 澤 直 久   委員        正 田 恭 子     委員        太 田 けい子   委員        市 川 隆 康     委員        白 石 さと子  〇説明のため出席した者   副市長       清 水 計 男     企画部長      北 爪   宏   総務部長      大 槻 裕 美     市民生活部長    井 上 稔 仁   福祉こども部長   大 澤 久 男     健康医療部長    三 吉   陽   産業環境部長    浅 香 重 信     産業環境部部長(清掃担当)                                   八 代 敏 彦   農政部長      橋 本 利 明     都市政策部長    石 川 泰 一
      開発事業部長    長 澤 正 史     上下水道局長    大 隅 良 也   消防長       見 持 雅 昭     教育部長      林   寛 司   企画部副部長    久保田 義 美     総務部副部長(総務担当)                                   長 島 榮 一   総務部副部長(税務担当)           市民生活部副部長(市民担当)             濱 田   正               安 藤 信 行   市民生活部副部長(文化スポーツ担当)     福祉こども部副部長             戸 塚 隆 弘               堀 越 真 理   健康医療部副部長  星 野   晃     産業環境部副部長(産業環境担当)                                   齋 藤 保 義   農政部副部長    津久井 淳 一     都市政策部副部長(都市建設担当)                                   深 澤 美知夫   都市政策部副部長(土木建築担当)       開発事業部副部長  小 林   豊             高 田 貴久男   上下水道局副局長(上下水道総務課長)     消防本部副部長(消防次長)             村 岡   茂               久保田 誠一郎   教育部副部長    中 里 剛 夫     農業委員会事務局長 吉 田 隆 夫   企画政策課長    高 橋   徹     企画部参事(人事課長)石 川 秀 之   企画部参事(広報課長)板 橋 信 一     総務部参事(総務課長)朝 倉 博 康   総務部参事(財政課長)赤 坂 高 志     総務部参事(管財課長)秋 元 弘 一   総務部参事(契約検査課長)          危機管理室長    石 澤 光 之             渡 辺 恭 宏   交通政策課長    須 藤 恒 義     総務部参事(納税課長)野 口   晃   収納対策課長    鈴 木 信 行     市民活動支援課長  松 井 和 子   市民課長      大 竹 邦 宏     世良田行政センター所長                                   関 根 長五郎   木崎行政センター所長脇 坂 武 雄     生品行政センター所長岡 部 秀 一   藪塚本町行政センター所長          市民生活部参事(スポーツ施設管理課長)             藤 生 紀 之               長 岡 重 次   元気おとしより課長 増 田 秀 子     福祉こども部参事(高齢者福祉施設課長)                                   高 橋   渡   福祉こども部参事(こども課長)        児童施設課長    塚 田 清 美             石 川 光 昭   健康医療部参事(健康づくり課長)       健康づくり課主幹  矢 野 由美子   国民健康保険課長  相 澤 一 彦     産業環境部参事(産業観光課長)                                   倉 林   栄   産業観光課主幹   村 岡 伴 司     環境政策課長    池 田   滋   エネルギー政策課長 久保田   勝     リサイクル推進課長 橋 場 真 弓   産業環境部参事(清掃施設管理課長)      産業環境部参事(清掃施設建設準備室長)             石 倉 晃 司               田 中 洋 史   農業政策課長    井野岡 幸 宏     農政部参事(農村整備課長)                                   富 岡 雅 広   都市政策部参事(都市計画課長)        建築指導課長    太 田 和 之             薊   貞 春   都市政策部参事(区画整理課長)        道路管理課長    鈴 木 和 夫             茂 木   満   都市政策部参事(道路建設課長)        地域整備課長    齋 藤   豊             島 田 芳 人   都市政策部参事(住宅課長)          都市政策部参事(建築課長)             藤 生 嘉 一               恩 田 洋 一   開発事業部参事(用地管理課長)        用地開発課長    堀 越   清             高 橋 道 泰   開発事業部参事(花と緑の課長)        上下水道総務課主幹 吉 田   稔             小 林   稔   水道工務課長    津久井 準一郎     上下水道局参事(下水道整備課長)                                   塚 越 春 樹   下水道施設課長   小 林 利 晴     消防総務課長    飯 島 和 則   警防課主幹     細 堀   淳     学校施設管理課長  和 田 正 雄   青少年課長     津 田 旬 一     文化財課長     須 永 光 一   農業委員会事務局次長齋 藤 栄 司     太田市外三町広域清掃組合参事(総務課長)                                   五十嵐 一二三   総務課長補佐(法制係長)           財政係長      瀬 古 茂 雄             中 里 敏 雄   財政課主査     小 堀 順 久     財政課主任     天 貝 浩 平   財政課主任     高 木 信太郎     財政課主任     大 谷 幸 寿  〇事務局職員出席者   事務局長      野 村 惠 一     議会事務局副局長(議会総務課長)                                   天 笠 秀 男   議会総務課長補佐(議事係長)         議会総務課総務係長 井 上 恵美子             小谷野 仁 志   議会総務課主任   坂 田 千 佳     議会総務課主任   軍 司 道 得   議会総務課主任   後 藤 真 利     議会総務課主任   星 野 真 也   議会総務課主事   町 田   力            会議に付した事件 議案第15号 平成26年度太田市一般会計予算について        (歳出 4款衛生費、5款労働費、6款農林水産業費、7款商工費、8款土木費、11款災害復旧費、12款公債費、13款諸支出金、14款予備費、給与費明細書等)        (その他 第1表歳入歳出予算、第2表債務負担行為、第3表地方債) 議案第17号 平成26年度太田市住宅新築資金等貸付特別会計予算について 議案第19号 平成26年度太田市八王子山墓園特別会計予算について 議案第21号 平成26年度太田市太陽光発電事業特別会計予算について 議案第22号 平成26年度太田市水道事業会計予算について 議案第23号 平成26年度太田市下水道事業等会計予算について      ◎ 開     議                                       午前9時30分開議 ○委員長(木村康夫) ただいまから本日の会議を開きます。  審査に当たり円滑な進行を図るため、執行者の皆さんにお願いがございます。  発言に当たっては、必ず挙手し、「委員長」と呼んでいただき、私が指名した後に着席のまま、簡潔明瞭にお願いいたします。  また、マイクのスイッチは発言の直前に入れ、終わったらすぐに切っていただくようお願いいたします。      ◎ 4款衛生費・太陽光発電事業特別会計・水道事業会計・下水道事業等会計に対する質疑 ○委員長(木村康夫) 4款衛生費、太陽光発電事業特別会計、水道事業会計及び下水道事業等会計について審査を行います。  ご質疑ありませんか。 ◆委員(山崎俊之) 第2日目、きょうもよろしくお願いします。
     それではまず、予算書165ページ、4款1項5目斎場管理費についてでございます。工事請負費3,800万円とございます。これにつきまして、第8次実施計画によりますと、平成27年度も1,900万円で大規模改修工事を行うとございます。また、平成28年度は新たな斎場整備のため6,700万円で設計業務を実施されるとありますが、この概要を伺います。 ◎市民課長(大竹邦宏) 工事請負費の3,800万円については、6炉ある火葬炉のうち4炉について耐火れんがの全体積みかえ工事を行うものでございます。さらに、第8次実施計画であります平成27年度については、6炉あるうちの残りの2炉について、やはり同じく耐火れんがの全体積みかえ工事を予定しております。平成28年度の設計業務につきましては、新しい火葬炉を建設するに当たっての設計を考えておるところでございます。 ◆委員(山崎俊之) そうしますと、平成28年度に新たな斎場の設計ということですが、こちらの内容は今ほとんどわからないのですが、同じ場所なのか、あるいは別の場所なのかとか、その辺の概要を説明願います。 ◎市民課長(大竹邦宏) 基本的には現状の場所ということになるのかなと。まだはっきり決まったわけではございませんが、平成27年度までに基本構想を固めて、その後、基本設計、詳細設計という形になっていくかと思います。 ◆委員(山崎俊之) これから平成27年度までに構想を固めるということでございますが、これは派生することでしょうけれども、今、犬、猫とかそういう設備については、その中には考えられておりますでしょうか。 ◎市民課長(大竹邦宏) 現在のところ、考えてはおりません。 ◆委員(山崎俊之) 今後の予定ということですので、また進展しましたら情報の提供をお願いしたいと思います。  次に行きます。167ページ、4款1項6目、説明4に太陽光発電システム導入報奨金がございます。4,000万円です。改めまして、今のこの報奨金の制度について説明を願います。 ◎エネルギー政策課長(久保田勝) 太陽光発電システム導入報奨金についてですが、例えば今年度の事業ですが、これは1年前の平成24年度に太陽光発電をつけた方についての報奨金ということになります。報奨金の内容につきましては、2キロワット以上の住宅あるいは地上置き等につけた方が対象となります。 ◆委員(山崎俊之) これは翌年度ということですが、設備に対しましてある程度のまとまった金額が必要になっていると思います。3万円ということでしょうけれども、これはもう少し早く支給とかそういうことはできないのでしょうか。 ◎エネルギー政策課長(久保田勝) 平成13年度から太陽光につきましては補助金という形で太田市は出しておりました。それで、平成24年度から補助金をなくしまして、なくした理由というのは、太陽光発電システムの価格が安くなった。それから、普及啓発ということでは、国も県も補助金を出すようになったという経緯がございましたので、太田市が今までやっていたものについては、補助金ではなくて導入した後の報奨金という形になったということでございます。 ◆委員(山崎俊之) わかりました。  関連しまして、同じ太陽光の会計のほうに行きます。新聞などの報道によりますと、送電のための接続の費用などのために、当初は例えば100万円程度という話が1億円以上かかりますよということになってしまって、設備だけができても稼働ができないというような事例もあるそうです。太田市の場合はちゃんとしっかりやっていただいているようですので、今のところメガソーラーの3カ所も順調に伸びていると安心しておりますが、余りにも極端な値段の差が出るという事例、その辺のところを説明していただけますか。 ◎エネルギー政策課長(久保田勝) 今のご質問は、太陽光発電システムをつけた場合、東京電力等に売る場合の配線の接続ということだと思うのですが、これは東京電力側の変電所の設備容量によるということだと思います。東京電力は、各住宅ですとか工場ですとか、いろいろなところに送っているわけですが、その設備容量が太陽光発電等により超えてしまうことになりますと、変電所の改修ということになる場合もあります。  それから、2メガ以上のクラスになりますと、普通の送電線ではなくて特別高圧の送電線になる場合がございまして、その場合は、その設置に係る費用、高圧線等の場合、どこでもつけていいということではなくて接続点というものがあるらしいのですが、そこまでに持っていく費用とかもありまして、高額の負担金が発生するというようなことを聞いております。 ◆委員(山崎俊之) 説明ありがとうございます。太田市の場合は今のところ順調ということですが、今後さらにメガソーラーなどの構想とかそういうことはございますでしょうか。 ◎エネルギー政策課長(久保田勝) 現在のところ、具体的に挙がっているところはございません。 ◆委員(山崎俊之) 今、メガソーラー関係の大きな設備のことでありました。ということは、家庭でつけるような小規模の場合は、今のような極端な接続のための変更などはほとんど心配ないということでよろしいですね。 ◎エネルギー政策課長(久保田勝) そのとおりでございます。家庭につきましては、ほとんど心配ございません。 ◆委員(山崎俊之) わかりました。今、会計上も6,000万円ほど繰り出しもできる、順調にいっているということで、今後とも引き続きしっかりとした管理をお願いしたいと思います。  次に行きます。167ページ、4款1項6目、説明4に工事請負費1,500万円がありますが、この説明をお願いします。 ◎エネルギー政策課長(久保田勝) 工事請負費1,500万円ですが、これは電気自動車の充電スタンドの工事費となっております。 ◆委員(山崎俊之) 昨日も歳入のほうでお伺いしたのですが、これについてはまだ詳細が詰まっていないようなことでしたが、もう1度お伺いしたいと思います。完成予定はいつごろで、運営についてはどういうふうにされるか、その方針をお伺いします。 ◎エネルギー政策課長(久保田勝) この1,500万円の内訳でございますが、昨日の歳入のところで申し上げたとおり、市役所と道の駅に1基ずつ設置の予定でございます。市役所につきましては800万円、道の駅については600万円の予算でございます。  それから、完成した後のことですが、充電スタンドの普及に向けて自動車メーカーの4社協議会というのが発足されまして、そこでメンテナンス等全てやるようなシステムになっておりますので、そちらのほうにお願いしようかなと思っております。それにつきましては、電気代ですとか電気充電スタンドの保守メンテですとか警備、それと工事費の一部負担というのが受けられますので、そちらにお願いしようと思っております。 ◆委員(山崎俊之) 今の説明はわかりましたが、そうしますと、運営については無料でやっていくのかとか、あるいは利用者からある程度の料金を取るのかとか、普及について行政のほうで引っ張っていくという面があると思うのですが、その辺がわかったらお願いします。 ◎エネルギー政策課長(久保田勝) ただいま申し上げました4社協議会でございますが、これにつきましては全て課金方式ということになっております。課金の金額につきましても、太田市が決めるのではなくて4社協議会の中で決めるということでございます。 ◆委員(山崎俊之) わかりました。  それでは、次に行きます。176ページ、4款2項2目ごみ処理費ですが、1億6,196万8,000円の増となっておりますが、この主な要因をお願いします。 ◎産業環境部参事(石倉晃司) ごみ処理費の増額の内容でありますが、1つは光熱水費、清掃センターで使う電気代の値上げ等もありまして、こちらが3,000万円ほど増額となっております。次に、焼却炉の運転管理委託費につきまして、焼却灰の鉛溶出を抑える薬品の変更等により3,200万円ほど増額となっております。また、焼却灰の溶融処分業務委託料につきまして、今まで最終処分をしていた分を幾らか循環型社会に向けた再資源化ということで増額となっております。これらが大きな要因かと思います。 ◆委員(山崎俊之) 主なものを3つほど挙げていただきましたが、最後におっしゃいました灰溶融、最終処分のことで、昨年3カ所のうちの1カ所が変更になったかと思いますが、その辺の説明を簡単にお願いします。 ◎産業環境部参事(石倉晃司) 今まで長野県小諸市の最終処分場に業務を委託しておりましたが、こちらが受け入れ中止となりまして、昨年の9月よりその処分先を検討しておりましたが、寄居町に焼成処理をする再資源化の会社がありましたので、こちらのほうに委託をいたしました。 ◆委員(山崎俊之) 確認しておきたいのですが、小諸市が受け入れできなくなった主な事情、いっぱいになってしまったとかがあるのでしょうか。 ◎産業環境部参事(石倉晃司) 小諸市の処分場につきましては、拡張計画があったわけなのですが、地域の住民の方の反対がありまして増設計画ができなくなったということで、埋立量が増加できないということで受け入れが中止になったと聞いております。 ◆委員(山崎俊之) そのような事情ということで、太田市の場合は3カ所とか決めて、1カ所に集中しないで今のようなことも考えて分散していると思うのですけれども、ほかに県内にも処分できる最終処分場、まだ容量がかなりあるところもございますが、一応そのようなところも調査等はしているのでしょうか。 ◎産業環境部参事(石倉晃司) 最終処分場の相手方を決める内容ですが、受け入れ業者の希望があるところ、受け入れの意思があり、処分場の残容量が確保されていること、管理運営において最終処分場が廃止されるまで長い時間にわたりまして適切に管理が行えること、また、過去に重大な事件や事故を起こしていないこと、価格が低廉であることということで探しております。また、太田市から他の市町村へ持ち出すときには受け入れ自治体の事前協議が必要となることから、自治体の許可がおりなければ排出ができなくなります。これらのことをあわせながら処分先を決定している状況であります。 ◆委員(山崎俊之) 実は、最終溶融につきまして埼玉県寄居町の工場を前年見学もさせていただきました。大変すばらしい設備で、できたものも売り先もしっかりしているという好条件に恵まれたところでございました。聞くところによりますと、市内の灰溶融施設は、それぞれ多少の受け取り価格の差はあるかと思いますけれども、1カ所に偏ることなく分散してということが大事かなと思いますので、今後も引き続き最終処分につきまして、太田市は持っていませんので、よろしくお願いしたいと思います。部長のほうで最終見解をお願いします。 ◎産業環境部部長(八代敏彦) 委員ご指摘のとおり、やはりリスクを分散するということは重要だと考えております。中間処理は太田市内にありますけれども、太田市は最終処分場がございませんので、市外、県外、そういったところにお願いせざるを得ないというところがあります。ですから、リスクを考えたり、また経費の面もありますので、そういったものも効果的に処理ができるかどうか。また、もう1つは、やはりごみの減量化を図って、その焼却灰を少なくするということが重要だと思います。いいご指摘をいただきましたので、今後ともまた検討させていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ◆委員(山崎俊之) 次に行きますが、最後に確認しておきたいものがございます。180ページ、4款3項1目上水道費で大きい数字の増があります。2億560万9,000円について、その要因だけ確認したいと思います。お願いします。 ◎上下水道局副局長(村岡茂) ご指摘の部分につきましては、平成26年度につきまして渡良瀬浄水場のほうに新しい施設ということで建設を予定している施設でございます。内容につきましては、紫外線処理施設整備工事ということで事業を実施する予定でございまして、国からの補助事業を受けまして事業をさせていただくというものでございます。 ◆委員(山崎俊之) どのような設備かよくわからなかったので、簡単で結構ですが、最後に説明をお願いします。 ◎水道工務課長(津久井準一郎) 水道水中に大腸菌等の指標菌があるところについて、クリプトスポリジウムという汚染物質が発生する可能性があります。その処理について、一番効果的な方法が紫外線処理であるということで、厚生労働省の立入検査がありまして、その指摘の中でそういう可能性のある場合は紫外線処理装置をつけなさいよということで、今回、国の補助金を活用してその処理装置を設置するものであります。 ◆委員(山崎俊之) この補助金というのは10分の10ですか。 ◎水道工務課長(津久井準一郎) 4分の1でございます。 ◆委員(深澤直久) 171ページ、太田市保健センター管理運営費というところでお聞きしたいと思います。新たにまた保健センターができたと思うのですけれども、これはどちらでよろしいのか、まずご説明をお願いしたいと思います。 ◎健康医療部参事(岩崎道博) この内容につきましては、現保健センターと新保健センター、両方の分を含んでおります。 ◆委員(深澤直久) では質問いたします。両方だからということであれば何となくわかるのですけれども、その中で清掃委託料が522万円とほかから比べると何倍にもなっているのですが、こんなにかかるのですか。 ◎健康医療部参事(岩崎道博) 内容といたしましては、現保健センターが30万円、それから新しい保健センターの清掃委託が492万5,000円となっております。 ◆委員(深澤直久) これは古いほうだと思うのですけれども、平成24年度が197万9,000円と出ていて、平成25年度が203万8,000円。今回、古いほうが30万円で、新しいほうが492万円、そういうことですよね。新しいほうはそんなに清掃費がかかるのですか。 ◎健康医療部参事(岩崎道博) 今は面積が1,500平米ぐらいなのですけれども、3,000平米になりますし、あとガラス等の場所も多くなりますので、金額が大きくなっております。 ◆委員(深澤直久) 随分高いな、こんな所見を持っております。こういうのはしようがないのですかね。1つ問題提起としておきます。  関連して、今両方ですというお答えがありました。古いほう、学習文化センターのほうなのですけれども、私どもは屋根が漏れているからあれは壊していきたいというところから新しい建設が始まったという認識もあります。そうすると、今後ここをどのような形にしていくのか、お考えを聞きたいのですけれども。 ◎健康医療部参事(岩崎道博) 予算的には、解体工事費ということで2,200万円計上してございます。 ◆委員(深澤直久) では、ここに入っている2,200万円で解体するということで、ほかに利用するということも聞いていたものですからどっちなのかなと。新しいほうにこんな値段はかからないなと思って不思議だったので今聞いたのですけれども、再度確認いたしますが、解体するということで間違いないですか。 ◎健康医療部参事(岩崎道博) いろいろな利用目的があるというような話も出ておりますけれども、平成26年度予算につきましては一応解体工事費ということで持っておりますので、そのような考えでおります。 ◆委員(深澤直久) そうしますと、そのプロセス、日にち等そこら辺が知りたいのですけれども、どのような予定になっているのですか。 ◎健康医療部参事(岩崎道博) 先ほど清掃委託料30万円ということでお話ししたと思うのですけれども、これが2カ月分ぐらい見ております。取り壊すのであれば、維持管理費もかかりますので、できるだけ早目にということは考えております。 ◆委員(深澤直久) では、日時的なものはできるだけ早くということだけで、まだ決まっていないということですね。 ◎健康医療部参事(岩崎道博) そのとおりでございます。 ◆委員(深澤直久) 何となくわかりました。ただ、この清掃費はこんなにかかるのか、そんなに大きいものかと思っているものですから、ここのところは、私も見積もりを見たわけではありませんけれども、ほかから比べると同規模のものでも本当に高いなと思って今見ましたので、ぜひそこら辺お願いしたいと思います。  次に行きます。175ページの4款1項10目、渡良瀬川足尾鉱毒根絶に関する資料の展示を学習文化センターでするということなのですけれども、どの部屋にどのような形でか、ここら辺を教えてください。 ◎環境政策課長(池田滋) 学習文化センターの2階の会議室、おおむね150平米ぐらいあるのですけれども、そちらを鉱毒資料の展示室として改修する予定でいます。それともう1つ、その西側に現在文書庫等で使われているものがあるのですけれども、その施設を鉱毒関係の資料の収蔵庫として改修する予定でいます。 ◆委員(深澤直久) そうすると、この改修費は77万6,000円だと思うのですけれども、間違いないですよね。 ◎環境政策課長(池田滋) 済みません、今工事費と勘違いしました。その77万6,000円については、渡良瀬川鉱毒根絶太田期成同盟会の運営費の補助であります。 ◆委員(深澤直久) そうすると、今改修をしてという形ですけれども、私もそこが聞きたかったのですが、そのままパネルでやるわけにもいかないのだろうと思うのですけれども、ここら辺は改修費をどのぐらい見て、それが一体どこに載っているのか教えてください。 ◎環境政策課長(池田滋) 予算書で言いますと、175ページの工事請負費があると思うのですけれども、そこに3,000万円計上されています。それが鉱毒資料室の改修工事の予算です。この工事については、設計を太田市の直営、建築課のほうにお願いしていまして、環境政策課のほうでは一応このような形にしてくださいというのを事前にお話をしてあります。何点か挙げますと、今、入り口のドアが防音対策がなされているような厚い不透明なドアになっているのですけれども、中の様子がうかがえるような透明性のドアにまず変えてくださいということ。もう1つ、「足尾鉱毒の図」というのを展示する関係があって、高さが1.8メートルぐらい、長さで7.2メートルぐらい、1部でそのぐらいの大きさがあります。それを2部展示するための、透明性の施錠できるような間仕切りを2カ所つくってくださいということ。もう1つは、特に壁面については展示物、パネルだとか、そういう資料がピンで張れるような板張りの構造にしてくださいということ。もう1つは照明の増設、あと収蔵庫も含めて空調設備の新設、そういうものをこの3,000万円の中で設計していただけませんかというのを建築課のほうにお願いしています。 ◆委員(深澤直久) では、相当しっかりした展示ルームができるというふうに想像してよろしいわけですね。 ◎環境政策課長(池田滋) そのとおりです。 ◆委員(深澤直久) わかりました。この2問は、学習文化センターということだったので、実は壊すほうを使ったりするのかなと。ちょっと位置的に似ていたものですから、それでお聞きしました。  次に行きます。水道のほうでさわりだけお聞かせ願いたいと思います。きょう、朗報なのかどうなのかわかりませんが、新田山田水道が3円値下がりするという新聞報道がありました。太田市にも新田山田水道とかかわりがある地域が半分以上あると思うのですけれども、どこがどう変わってくるか、きょうの新聞ですので私どもはわからない。そこら辺を説明いただきたいと思うのです。 ◎上下水道局副局長(村岡茂) ご指摘のけさの新聞の新田山田と東部地域の受水の関係でありますけれども、これから広域で始めていく状況の3市5町の部分で両方該当するということでありまして、新田山田の関係についてはみどり市と太田市、東部地域については太田市、館林市、あと邑楽郡5町という形で分けて実際にはなってくるというものでありまして、新聞のとおり110円だったものが107円になります。  水道そのものの状況でいきますと、新田山田の関係でいきますと日の最大で3万723トンという形になってまいります。太田市の関係につきましては2万6,010トンという形になりますが、これについては平成25年度と平成26年度以降、平成28年度までかわりばえはないという状況で、金額の面だけ動いていきますよということになります。  それから、東部地域の関係につきましては、太田市の部分でいきますと、平成26年度から平成28年度まで、日の最大ということでありますが、2,964トンで契約という形になってきます。ここについては、平成25年度までは2,731トンということで若干の数字の違いが出てきますけれども、そういった契約を平成25年度の中で話をさせていただいて、今回群馬県で条例の改正がされてくる、そういった内容でございます。 ◆委員(深澤直久) 専門的用語もあったので少し理解できないところもあったのですけれども、3円下がる。そうすると、市民が一番聞きたいのは、では太田市の水道料金は連動して下がるのかなというのが素人の考え方なのですけれども、そこら辺はどうですか。 ◎上下水道局副局長(村岡茂) 水道料金そのものでいきますと、これは県からもらう受水の金額になりますので、買っている料金が下がるという状況にあります。今委員ご指摘の部分の、では太田市の料金が下がるかという話をすると、今の状況の中で下がらないという計算の中で進めさせていただいている状況であります。委員もご承知だと思いますが、広域水道でこれから進めていこうという状況で言ったときには、10年間、3市5町の中での今の料金は変えずに進めていくのだというお話をさせていただいていると理解をしておりますけれども、指摘の部分からすると、料金は下がらないということだと思います。よろしくお願いします。 ◆委員(深澤直久) それではもう1つ、実はもっと大きい問題になるのかなと思うのですけれども、国の構想で特例市を廃止して中枢拠点都市になっていく、太田市はその代表格だろうということがありますけれども、今言ったように、その大きいプロジェクトというか、利便性のよい中に水道事業も入っているようなのです。水道関係だとどのようなところが変わってくるのか。そういうシステムを変えていく、国がそうなのだからそうなってくると思うのですけれども、利便性、メリット、デメリットというのは、現在のところ、水道事業のほうはそう変わっていっていいのでしょうかということを質問したいと思うのです。 ◎上下水道総務課主幹(吉田稔) 広域水道にすることによってどのように変わってくるかというメリットについてお聞きしたいということだと思いますが、今現在の水道事業の運営においては、今後の人口減少に伴います給水量の減少、そして給水収益、水道料金の減少が先行き考えられます。一方、高度成長期において投資した施設の更新需要が増大してまいります。これは今、公共施設で問題になっているところだと思いますが、そうしますと多額の資金が必要になることが予想されますが、その資金がなくなってくるということになります。その結果、財政状況が悪化して事業運営に支障を来す。そこで、水道料金につきましては公共事業という観点からなかなか値上げができない中で、水道事業を統合して経費の削減をして活路を見出そうというものでございます。  その大きなメリットにつきましては、水資源を広域的に利用して、重複投資の合理的な施設利用によりまして財源を見出して、22ある浄水場を14にして8カ所減少させたり、あるいは配水池が47ありますけれども、33カ所に減らして維持管理費を低減させていく。そのことによって現行の料金を維持できる。先ほど料金を上げないというお話でしたが、統合においては、料金については1事業体1料金体系ということがございますので、今後、企業団が統合された時点ではそれぞれの料金で進みますが、その後においては料金の統一について検討していくというところでございます。10年間においては、今の料金体系でいった場合には赤字にならずに経営が維持できるというところでございます。 ◆委員(矢部伸幸) 本日もよろしくお願いいたします。  予算書165ページ、不妊治療助成金についてお聞きします。まず、この助成金の内容を教えてください。 ◎健康医療部参事(岩崎道博) これは不妊治療をした場合にその治療にかかった医療費の一部を助成するものでございます。不妊治療には特定不妊治療とその他の不妊治療というのがございまして、特定不妊治療につきましては体外受精ですとか顕微授精、その他の治療につきましてはそれ以外のものと区分されております。金額につきましては、特定不妊治療の場合、1回の治療につき10万円を限度に5年間申請できます。回数は年2回まで申請することができます。それから、その他の不妊治療につきましては3万円を限度に5年間申請できます。こちらは年1回のみの申請ということになっております。 ◆委員(矢部伸幸) 昨年と比べてこの金額が約倍に計上されていますけれども、その要因はどういった理由でしょうか。 ◎健康医療部参事(岩崎道博) 不妊治療を受ける人の人数がふえているというのが主な原因だと思います。ちなみに、特定不妊治療とその他の不妊治療の合計の件数を申し上げますと、平成23年度は381件、平成24年度は455件、平成25年度、平成26年度につきましても同様に前年を上回っていくことが予想されております。  それから、もう1つの要因といたしまして、その他の不妊治療の助成額がこれまで上限3万円だということで、少額でありました。しかし、平成26年度からはこちらも上限を3万円から5万円に増額するということになっておりますので、その分も増因の1つとなっております。 ◆委員(矢部伸幸) では、改めて、不妊の原因というのはどのようなものがあるか教えてください。 ◎健康医療部参事(岩崎道博) 女性と男性、それぞれあるかと思いますけれども、例えば女性であれば卵管の障がいですとか排卵障がい、子宮の異常などがあると思います。また、男性の場合であれば精子の異常ですとか精管の通過障がい、ちょっと難しいのですけれども、そういったものが原因と考えられております。 ◆委員(矢部伸幸) そうなると、男性にも不妊の原因があるということですけれども、では男性に対する不妊の治療というのはあるのでしょうか。 ◎健康医療部参事(岩崎道博) 男性の不妊治療ということですけれども、まずは検査をして原因を調べるということが必要ではないかと思っております。主なものとしましては精液の検査がありまして、精子の量ですとか濃度ですとか、そういったものを検査する。ほかには染色体の検査だとかホルモン検査などもございます。 ◆委員(矢部伸幸) 実際この不妊の原因で、女性が原因が多いのか、それとも男性のほうが原因となっているのか、数はどちらが多いとかわかりますか。 ◎健康医療部参事(岩崎道博) 女性側に原因がある場合が41%、男性側に原因がある場合が24%、男女両方に原因がある場合が24%、不明の場合が11%というデータとなっております。数字的には女性側に原因があるほうが多くなっております。 ◆委員(矢部伸幸) パーセントとしてそういった状態になっているのですけれども、女性のほうに助成が出ていて、男性が原因というところもありますので、男性の検査であったりとかそういったところに市として女性と同様に助成ができるようなことは考えられないでしょうか。 ◎健康医療部参事(岩崎道博) 女性のほうに助成が出ているというよりは、申請は大抵夫婦単位で申請書が提出されます。夫婦間において治療を受けて、その分の金額に応じて調整をしているものですので、男性だけはしていないという意味ではないかなと理解しております。 ◆委員(矢部伸幸) わかりました。今後ともよろしくお願いします。  続きまして、同じく165ページ、同僚委員の質問もありましたが、斎場管理運営費についてお聞きします。工事請負費が高額になっていますけれども、先ほど同僚委員が聞きましたので、斎場を利用するときに駐車場が少ないとか狭いという意見が数多く聞かれるのですが、実際今斎場には何台分の駐車場があるのでしょうか。 ◎市民課長(大竹邦宏) 市の駐車場で174台、それから天国社が使っていいという駐車場が27台あります。合わせて201台の駐車が可能です。 ◆委員(矢部伸幸) 201台ということで、告別式の時間帯は午前11時半とか午後1時とか、2つの会場の時間が同時になることは余りないかなと思うのですけれども、お通夜はかなり時間帯が重なるのかなと思うのですが、201台という台数で現状足りていますか。 ◎市民課長(大竹邦宏) 大小のホール合わせると376席あります。1人1台で来場されますと足りなくなる勘定でございます。 ◆委員(矢部伸幸) お通夜の時間帯がやはりちょっと気になるのですけれども、南側のほうにも駐車場がありますが、南側の駐車場から斎場のほうに歩いてくるときに南側の通路を歩いてくると思うのですけれども、冬場の午後6時の時間帯は真っ暗なのですよ。高齢の方とかいらっしゃると思いますので、ちょっと危険かなと思うのですけれども、そこら辺、苦情とかは届いていますでしょうか。 ◎市民課長(大竹邦宏) 特に苦情といったものはないのですけれども、ちょっと暗いよというような声は聞いております。 ◆委員(矢部伸幸) 冬場だけなのですけれども、安全安心を目指す太田市にはちょっと危険かと思いますので、何か対策をとっていただければと思うのですが、部長、何か考えはありますか。
    ◎市民生活部長(井上稔仁) 今のご質問ですけれども、足元が暗いというのは、確かにご高齢者の方もいらっしゃいますので、その辺につきましてはまたLEDだとかいろいろなことを考えながら、周りの状況等を勘案しながら検討してまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(矢部伸幸) よろしくお願いします。  続きまして、予算書175ページ、公害対策事業の工事請負費は先ほど同僚委員が聞いていると思いますので、昨年、鉱毒根絶のために一生をかけて取り組んだ田中正造の没後100年という年で、私も意見を言わせていただきましたが、太田市はどのような取り組みをされましたでしょうか。 ◎環境政策課長(池田滋) 去年の12月17日から6日間展示を行いました。主な展示物としては、「足尾鉱毒の図」は太田市が7作品のうちの6部を所蔵していますので、そのうちの1部から5部というのは、描かれている内容が史実と若干違う部分はあるのですけれども、田中正造の生涯をトータルで描いた作品になっています。その「足尾鉱毒の図」の展示を中心に、あとは毛里田地区に鉱毒根絶の期成同盟会がありますので、特に写真記録として毛里田の日常風景であった鉱毒だめや迂回水路といったものが撮影されているもの、あとは銅山山元の煙害の状況だとか今現在稼働している簀子橋堆積場というフィルダムの堆積場があるのですけれども、そこの築造の写真であるとか、毛里田行政センターにありました渡良瀬川周辺のジオラマの展示等を行いました。 ◆委員(矢部伸幸) たくさん展示していただきましてとてもありがたく思うのですけれども、ほかに太田市が所有している田中正造であったり足尾鉱毒事件であったり、そういった資料というのはどのくらいあるのでしょうか。 ◎環境政策課長(池田滋) 先ほどの展示物なのですけれども、去年の秋に環境政策課のほうで鉱毒根絶期成同盟会が所蔵していると思われる収蔵品のリストをつくりました。今、そのリストのものが実際に存在しているものであるかどうかの確認作業を同盟会にお願いしているのですけれども、そのリストによりますと、おおむね100点ぐらいの収蔵品としての資料があると思っています。 ◆委員(矢部伸幸) では、今企画されている鉱毒資料展示室には、そういった所有物は展示されるのでしょうか。 ◎環境政策課長(池田滋) 今、まだ渡良瀬川鉱毒根絶太田期成同盟会と正式に詰めていないので決定ではないのですけれども、展示室の構成を大きく分けると、同盟会の資料としては3つの時代区分で展示していこうと思っています。最初の区分としては明治期なのですけれども、毛里田村の村長日誌というのが残っています。その村長日誌の中に明治23年だとか明治29年の大洪水というものの記録がありまして、毛里田の堤防が決壊したという事実が記録されています。明治23年の大洪水というのは、田中正造が初めて国会で足尾の鉱毒被害を取り上げるきっかけとなった洪水です。  もう1つ、明治29年の洪水というのは、その後、明治政府が銅山に対して公害の予防命令というのを出すきっかけとなった洪水ですけれども、このときに毛里田村には村議会とは別に鉱毒の評議員会というのが存在していまして、村長と評議員会が協議をして、当時の内務省に対して銅山の操業停止を求める請願陳情を行ったという記録があります。当時の明治憲法下で認められた臣民の権利だったらしいのですけれども、そういう行動をしたという記録があります。そのようなものを明治期の展示の中心に考えています。  もう1つ、昭和期の同盟会の活動記録、それと現在我々が鉱毒の調査を行っている足尾銅山の山元の状況、そういう資料を展示したいと思っています。 ◆委員(矢部伸幸) いろいろ時代を経て展示をしていただけるということですが、特にこれから環境、公害の問題は、ぜひ教育の分野も結びつけて考えていただきたいと思いますので、副市長、そういった展示と教育を結びつけるような考えはどうでしょうか。 ◎副市長(清水計男) 本当に長い間の懸案事項であった鉱毒会館、今回は鉱毒展示室でありますけれども、予算計上がやっとできたということであります。今委員ご指摘の教育の分野でありますけれども、今聞くところによると、小学生でも中学生でもそういった授業もあるよという話でありますが、当然教育委員会はこの情報をつかんでいると思っておりますし、教育委員会のほうにはこの状況を平成27年度からどう活用するか改めてお願いしたいと思います。どうぞよろしくお願いします。 ◆委員(太田けい子) よろしくお願いいたします。  162ページ、4款1項3目、予防接種事業5億7,763万円について、まずこの接種人数をお伺いいたします。 ◎健康医療部参事(岩崎道博) 接種人数ですけれども、予防接種はいろいろな種類がございますので、トータル的な金額となっております。 ◆委員(太田けい子) 大ざっぱでいいです。 ◎健康医療部参事(岩崎道博) 例えば四種混合であるとか日本脳炎であるとか麻疹風疹であるとかインフルエンザであるとか、あとは当然子宮頸がんも予定しております。 ◆委員(太田けい子) では、たくさんあると思いますけれども、その中で今言った子宮頸がんとかいろいろなワクチンがあるのですが、幾つか代表的なものの人数をお願いします。 ◎健康医療部参事(岩崎道博) 平成24年度の実績で、四種混合が1,100人ぐらいを予定しております。また、高齢者のインフルエンザにつきましても2万5,000人ぐらい予定しておりますし、あとはヒブが7,800人ぐらい、小児用肺炎球菌が8,100人ぐらいということであります。 ◆委員(太田けい子) では、次に行きます。今度新たに予防接種が予定されているものはありますでしょうか。 ◎健康医療部参事(岩崎道博) ことしの秋ごろになるかと思いますけれども、成人用肺炎球菌と水ぼうそうが定期予防接種化になるというような予定になっております。 ◆委員(太田けい子) それでは、前に話題になりました風疹なのですけれども、妊婦が風疹に感染すると生まれてきた赤ちゃんの耳や心臓などに障がいがある先天性風疹症候群というCRSの予防についてお伺いいたします。 ◎健康医療部参事(岩崎道博) 風疹につきましては、昨年から助成金を出すようにいたしました。助成額につきましては、風疹の単独ワクチンで3,000円、MR、風疹と麻疹ですけれども、そちらのほうが5,000円ということになっております。 ◆委員(太田けい子) 今回、国と県で2分の1ずつで抗体検査をするという費用が発生したと思いますけれども、もう1度その点についてお伺いします。 ◎健康医療部参事(岩崎道博) 平成26年度から抗体検査の費用6,600円を国と県が半分ずつ負担するということになっております。 ◆委員(太田けい子) 妊娠すると接種ができませんので、妊娠を望む方はこれからぜひこの風疹の抗体検査を受けて、もしなければ予防接種をしていただきたいと思います。  また、今後ですけれども、B型肝炎、おたふく、ロタウイルスワクチンというのを最近耳にしますけれども、そのワクチンの検討はどのようになっていますでしょうか。 ◎健康医療部参事(岩崎道博) 今おっしゃったワクチンにつきましては、定期予防接種化にするというような話は以前から出ておりますけれども、平成26年度においては先ほど述べた成人用肺炎球菌と水ぼうそうのみとなっております。 ◆委員(太田けい子) 次は、子宮頸がんのワクチンについてお伺いしますが、今回、私たちは強行にこの子宮頸がんワクチンを推進してきましたが、いろいろな副反応が出るということで定期接種を積極的に勧奨すべきではないと方向が変わりまして、人数の削減はどのような推移があるでしょうか。 ◎健康医療部参事(岩崎道博) 委員のおっしゃるとおり、子宮頸がんの予防ワクチンにつきましては、副反応の数が他のワクチンに比べて多いことから、昨年の6月16日に厚生労働省から積極的な勧奨は一時差し控えるようにという通知がございました。これに伴いまして、その後、初めて接種する人の人数を数えてみましたら激減しておりまして、7月に2人、11月に2人、1月に1人と合計5名となっております。 ◆委員(太田けい子) 実は、この子宮頸がんというのは20代から40代前後にかけての若い人がなりまして、ヒトパピローマウイルスが原因なのですけれども、今のところでは予防接種することと検診しかないわけなのです。さまざまな副反応に対して厚生労働省等では1月20日には第7回副反応検討部会が行われていますけれども、その見通しが2月ごろに出るというお話を伺っていますが、その点についてお伺いします。 ◎健康医療部参事(岩崎道博) 2月26日に予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会が開催されております。しかし、この会議では、接種時における注意事項については議論されましたけれども、積極的な接種勧奨の再開の是非については次回以降改めて検討するとのことで結論は出ておりません。 ◆委員(太田けい子) 結論が先延ばしにされているようですけれども、今の状況ですとワクチンの安全性への懸念とは捉えられていないとか、また、副反応が心身の反応によるものと明確につながっているとは考えられない等の報告もありますけれども、部長に子宮頸がんワクチンに関するお考えをお伺いします。 ◎健康医療部長(三吉陽) 私も専門家ではありませんので詳しくはお答えできないのですけれども、これから長い時間かけて検討しても、恐らくこのワクチンと副反応との因果関係というのはなかなかつかめないと思います。仮にこのワクチンの積極的勧奨が再開されたとしても、恐らく一般の方々にとって、これを積極的に打とうという意識自体が起こらないと思います。これを明らかに解消するには、日本脳炎のときと同じような形で、また別の新しいワクチンが出ない限りはこのワクチンは恐らく定期接種として成り立たないと思いますし、その間は私たちといたしましては、20歳から受けられますので、あくまで検診のほうを重点的に応援していければと思っております。よろしくお願いいたします。 ◆委員(太田けい子) ありがとうございます。これは本当に私たちが推進してきまして、今はこういった状況になっていますけれども、やはり若い人のがんを撲滅したい、特に子宮頸がん等は女性にとってとても大変な病気ですので、何としても撲滅していきたいと思っております。  これにつなげまして、次に、検診とワクチンが両輪ということで検診についてお伺いしていきたいと思います。それでは、168ページ、4款1項7目、各種検診等委託料についてお伺いいたします。まず初めに、これはワンコインをやっていると思いますけれども、実施前と実施後の受診率についてお伺いいたします。 ◎健康づくり課主幹(矢野由美子) 子宮頸がんですが、平成24年度受診率22.5%、平成25年度23.9%、1.4%の伸びでした。胃がん検診21.5%が23.2%、1.7%の伸び、大腸がん検診22.5%が23.8%、1.3%の伸びです。乳がん検診が20.3%、21.5%ということで1.2%の伸びでした。前立腺がん検診28.6%が30.8%で2.2%の伸びです。肺がん検診については27.2%が28%ということで、0.8%の伸びとなっております。 ◆委員(太田けい子) 今の状況を見ますと、前立腺が非常に受診率が高いということで、さっき男性のお話も出ましたけれども、ぜひそういった検診をしっかり受けていただければいいと思います。  次に、今ワンコインということで推進させていただいたのですけれども、乳がんの触診が300円だったのが逆にワンコインをやって500円になってしまったのですけれども、その状況をお伺いします。 ◎健康づくり課主幹(矢野由美子) がん検診をワンコイン化するということで、高いものでは自己負担が1,600円のものが500円、胃がん検診の内視鏡が1,600円が500円、乳がんの視触診については300円が500円ということで、一律500円の中では上がってしまったのですが、トータルして各種検診を受けていただく中で、低額で検診ができると考えております。 ◆委員(太田けい子) マンモグラフィーと併用で受けようと思っても、マンモグラフィーを受けられる場所が余りないのですよ。だからどうしても視触診だけをしてしまう場合があるのですけれども、部長、これは何とか300円だったものを500円に上げないで300円で維持できないでしょうか。 ◎健康医療部長(三吉陽) 確かに実質の費用は500円以上かかっておりますので、受けやすい環境ということで500円に統一させたという考えでございます。その点をぜひご理解いただければと思いますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(太田けい子) マンモグラフィーの環境がまだ整っていませんので、その状況等をよく考慮していただいて、どこへ行ってもマンモグラフィーの検査ができる状況になればそういう形もいいかなと思うので、ぜひ今後検討していただきたいと思います。よろしくお願いします。  次に、受診率の向上についてお伺いいたします。2点お伺いしますけれども、まず、国では受診勧奨ということでコール・リコールという制度をこれから実施しようとしておりますが、その内容についてお伺いいたします。 ◎健康づくり課主幹(矢野由美子) 受診勧奨で、特定の年齢の方に無料クーポンを平成21年度から発行しております。そちらで未受診だった方に再度受診勧奨するものでございます。 ◆委員(太田けい子) 今、聞いていた人が何だかよくわからなかったと思うのですけれども、もう1度わかりやすく説明をお願いします。 ◎健康づくり課主幹(矢野由美子) 平成21年度から一定の年齢の方に子宮がん・乳がん検診の無料クーポンを発行しております。その中で受診勧奨しておりましたが、無料クーポンの対象になったにもかかわらず受けなかった方に対して再度受診勧奨することです。 ◆委員(太田けい子) では具体的に、どのように受診勧奨するのですか。 ◎健康づくり課主幹(矢野由美子) 個人通知を差し上げて、受診していただくということです。 ◆委員(太田けい子) わかりました。受診通知ということで、1回ぜひ受けてくださいということで受診のお願いをする。そして、コール・リコールですから、もう1回、まだ受けていない方に対しては手紙や、または電話をしながら勧奨をさらに進めるということでよろしいでしょうか。 ◎健康づくり課主幹(矢野由美子) そのとおりです。 ◆委員(太田けい子) それでは、もう1点なのですけれども、今回、前橋市等で土日総合健診というのをやっていまして、たった1日で定期健診と、胃がんや大腸がん、子宮頸がん、乳がん、さまざまながんを1日でやってしまう集団検診をやっています。前橋市等ではそれですごく受診率を向上させることができました。私も実際、定期健診とか胃がんの検診をするのですけれども、子宮頸がんとかほかの検診というとまた日を改めてしなければならない。前橋市では全ての検診と定期健診を土日にかけて1日、土曜日か日曜日、年5回開催しているのですけれども、そういったことが太田市で可能かどうかお伺いします。 ◎健康づくり課主幹(矢野由美子) 総合健診としては、現状ではかなり難しいかと思います。 ◆委員(太田けい子) 部長にお伺いします。 ◎健康医療部長(三吉陽) 前橋市や高崎市の場合は、検診の会場とか器械の設置状況でかなり恵まれている状況にはあります。太田市で休日とかを考えてみた場合に、例えば集団のがん検診だったら、まず検診のバスが手配できないということがあります。それと、一般の乳幼児健診とかそういう形であれば、やはりドクターの手配が難しくなってくるということがございます。ただ、平成26年度には国保の特定健診とがん検診の同時受診を計画しておりますので、その検証を含めながらやっていきたいと思っております。よろしくお願いいたします。 ◆委員(太田けい子) よろしくお願いします。今医療費がふえ続ける中で、太田市の受診率はまだ20%台がほとんどです。先ほど言われました前立腺に対しては30.8%になったということですけれども、先ほどの子宮頸がんも同じですが、検診と同時進行にしていかなければがんを防ぐことはできないと思います。受診率50%が国の目標ですけれども、それに向けてのご決意を部長にお伺いいたします。 ◎健康医療部長(三吉陽) がん検診等この検診に関しては、病気の予防という意味で、また医療費の増大においても重要な課題だと感じております。検診についてのいろいろな環境の整備でも難しい部分はあるのですけれども、さらに積極的に推進して、医療費の関係についても影響を与えていきたいと考えておりますので、今後ともご支援のほうをよろしくお願いいたします。 ◆委員(太田けい子) よろしくお願いします。  では、清掃センターについて少しお話をお伺いしたいと思います。今回、雪の関係でたくさんのカーポートが壊れたり、またはいろいろなものが壊れて、ごみがとてもたくさん運び出されたと思いますけれども、その状況についてお伺いいたします。 ◎太田市外三町広域清掃組合参事(五十嵐一二三) 不燃物の部分に関して、リサイクルプラザで、この雪害のあった当初、一般家庭のカーポート、物置、テラス、瓦、それらについて受け入れをスタートさせていただいております。3月31日までということなのですが、今現在でカーポートにつきましては246戸、一般の簡易型の金属製物置が7戸、木製物置21戸、テラスが13戸、瓦が10個、あとガラス類等です。その後、農業用のビニールハウスにも受け入れを表明しましたが、ビニールハウスについては44戸受け入れをした。全体としましては380戸、件数にして379件になりますが、41トンの受け入れをしたという状況であります。  ただ、つけ加えさせていただきますと、今リサイクルプラザとしてこれを行っておりますが、置くスペースがもともとないところになっております。特にビニールにつきましては、いろいろ検討した結果、太田市の清掃センターのほうのスペースを使っておりますけれども、今ここもかなりいっぱいになってきておりまして、苦慮しているところでございます。いずれにしましても、被災を受けた皆様のために最大限の努力を図って受け入れを今後も継続していくつもりでございます。 ◆委員(太田けい子) 2番目の質問でそれを聞こうと思ったのですけれども、答えられてしまいました。ありがとうございます。  それで、1つ市民の方から要望いただいているのですけれども、手がある方は早く片づけて清掃センターに持っていけるのですが、まだまだ手がなくて誰か業者ではない人に手伝ってもらいたいという人で、3月31日までに搬入が間に合わない方に対して延長してもらいたいという要望がありますけれども、いかがでしょうか。 ◎太田市外三町広域清掃組合参事(五十嵐一二三) まさに今現在、大変な数が損傷を受けておりまして、これは3月31日までに片づくとは到底思えない状況です。したがいまして、結論としては延長の予定ですが、これについては環境省のほうがやっと動きまして、この処分事業に際して補助金の事業として認定する方向で動き始めました。ただ、その表明だけで、詳しい制度の運用については、13日なのですが、県のほうで説明が行われます。その中で、既に私どもとしても県に質問として挙げておりますが、この補助事業の受け入れ期間はどの程度国が認めてくれるのかどうか、その判断を待って受け入れ期間がご案内できるかと思っています。ただし、現時点では、これは延長せざるを得ない、そういう覚悟でおります。よろしくお願いいたします。 ◆委員(太田けい子) ぜひ、お体に気をつけて頑張っていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○副委員長(宮沢まりこ) 予算書169ページ、市民健康診断事業に関連して質問いたします。平成24年度から群馬県市町村がん検診受診率向上モデル事業の補助金としまして事業を実施されたと思うのですが、太田市ではこれまでどのような事業を実施したか、先ほどの質問とかぶってしまうのですけれども、詳しくよろしくお願いいたします。 ◎健康づくり課主幹(矢野由美子) 平成24年度、若い女性に多くなっている子宮頸がんの受診率を向上するために受診勧奨用のリーフレットを作成しまして、乳幼児健診や赤ちゃん訪問等で配付しました。また、その配付の中で、小さいお子さんがいるために検診が受けられないという方がおりましたので、平成25年度は集団検診において託児を設けまして、保育士を配置しました。お子様連れの受診をしやすいように行いました。 ○副委員長(宮沢まりこ) 子宮頸がんの検診で託児を行う日を設けたということですが、実際には何日間実施されて、どのくらいの方が利用されたのでしょうか。 ◎健康づくり課主幹(矢野由美子) 平成25年9月9日、13日の2日間、保育士を配置して実施しました。2日間でしたけれども、受診者が合計で230名、そのうちの58名がお子様連れで受診されていました。 ○副委員長(宮沢まりこ) 確実に子宮頸がん検診を受けたいと思っている女性の方に対して効果が出ているのかなと思います。小さいお子さんがいるお母様方にとって受け入れやすい検診態勢ができていて、本当にとてもいい事業だったのかなと思うのですけれども、この子宮頸がん検診に対しましての受診率を伺います。 ◎健康づくり課主幹(矢野由美子) 子宮頸がん検診の受診率ですが、平成23年度22.6%、平成24年度22.5%でほぼ横ばいでしたが、今年度は23.9%と昨年度と比べて1.4ポイントの増となっております。人数的には827人の増となっております。ワンコイン検診というPRもしましたので、その影響もあったかと思いますが、子宮頸がん検診で特に20代から40代の若い方の受診率が向上しておりました。 ○副委員長(宮沢まりこ) 受診率向上モデル事業は平成24年度と平成25年度の2年間のみで、平成26年度はないと聞いているのですけれども、今後、子宮頸がん検診での託児はなくなるのでしょうか。 ◎健康づくり課主幹(矢野由美子) 託児を実施した会場では、お子様連れで検診が受けやすかった、よかったというような声を聞きましたので、平成26年度も4カ所の検診会場で託児を設けて実施する予定でおります。      ◎ 休     憩                                      午前10時51分休憩 ○委員長(木村康夫) この際、暫時休憩いたします。      ◎ 再     開                                      午前11時10分再開 ○委員長(木村康夫) 休憩前に引き続き会議を開きます。  1つお願いがあります。質問者も答弁者も簡潔にお願いいたします。  他にご質疑ありませんか。 ◆委員(山崎正紀) よろしくお願いします。  それでは、175ページの清掃施設管理運営費に関連いたしまして、先ほど同僚委員からも愛玩動物の火葬について質問がありましたが、本市でも従前行っていたわけですが、そのときいつから始めて、いつまでどういう経緯で行われていたのかということと、現状、市民の方々が愛玩動物を火葬したいといった場合はどうしたらよいのかということについてまずお伺いいたします。 ◎産業環境部参事(石倉晃司) 愛玩動物の火葬につきまして、清掃センターにおきましては平成10年度から平成21年度まで、清掃センターの中で火葬施設を設けてやっておりました。これにつきましては、市民の要望があって設置をしておりましたが、施設の老朽化に伴いまして廃止をいたしたところでございます。現在につきましては、民間のペットの火葬場等ございますので、そちらのほうで行っているものと思います。また、清掃センター内におきまして、小動物の火葬ということで、ごみと一緒に焼却をしているのが現状でございます。 ◆委員(山崎正紀) これは多分、民間というお話が出ましたが、やられているところはありますが、そこは民間の話ですから、そこがうまく回転しているのかどうかということはわかりません。やはり民間ですとどうしてもこういったことに関しては波といいますか、不安定な部分もあって、いつその民間の業者がやめてしまうかもということはいつも私は思っているのですが、そうした場合、以前市でやられていましたように、市民、その方にとっては、愛玩動物というぐらいですから、下手すれば言うことを聞かない自分の子どもよりかわいいという方もいらっしゃることも事実で、家族以上に思っている方もいらっしゃるので、そういった方が安心してペットを市のほうで焼いていただきたいという要望もあるかと思うのですが、市が廃止して以降そういった要望等は市のほうにあるのかどうかお伺いいたします。 ◎産業環境部参事(石倉晃司) 市民からの要望ということですが、市長へのメールの中で1件ありまして、市のほうでも検討してほしいという内容がありました。 ◆委員(山崎正紀) これは要望ですが、私もやはり今後検討していただきたいと思うのですが、部長、どうでしょうか。ご所見をお願いいたします。 ◎産業環境部部長(八代敏彦) このことにつきましては、前回ほかの委員からもご要望がありました。そのときに多方面にわたって検討させていただきたいというご答弁をしたかと思うのですけれども、このことにつきましては、他市の状況などを見ますと、昭和50年代後半から平成の1桁、この時代に公立の斎場にペットの火葬場を設けているといったケースが多いように思われます。本市におきましても、平成10年からということでやっておりますが、その後、民間のペットの火葬場が多くできてきましたので、民間の活力を生かしていただきたいということで廃止をした経緯がございます。そして、新しい斎場の計画も先ほど答弁があったかと思うのですけれども、今のところ予定はないと。担当レベルで協議はさせてもらったのですけれども、そういったことでした。  また、広域での清掃センター、新しい焼却炉ですけれども、この中でも検討しますという話をさせていただきましたが、広域ですと大泉町外ニ町斎場のほうでペットの火葬場を行っております。そちらのほうにつきましては、以前は焼却灰と同じような処理をしていたということなのですが、今後、ほかのペットと一緒に火葬はしますが、拾骨をして合同で埋葬できるような方法に変わるようなお話も伺っております。そういったことから、民間の火葬施設または広域での火葬施設、それと多種のペット施設、火葬施設も利用はできますので、市民の方にはそういうところをご利用していただければと考えております。 ◆委員(山崎正紀) 今後、市民の方から問い合わせがあったらそういうふうにぜひお勧めしていただければと思います。  では続きまして、177ページの一番上ですが、桐生市清掃センター可燃ごみ処理負担金に関しまして、これは今定例会でも上程されております、太田市と桐生市との間における旧藪塚本町の区域に係るごみ処理事務の委託を廃止することに関する協議についてということも関連するかと思いますが、まず、今回桐生市への委託を廃止するということに至った経緯と、廃止後も100万円の予算をとっているという内訳についてお伺いをいたします。 ◎産業環境部参事(石倉晃司) 最初に、来年度予算のごみ処理負担金100万円ですが、これにつきましては平成25年度の精算分ということで計上してあります。桐生市清掃センターの歳入歳出を引いた額を構成されている市町村で負担しておりますが、平成25年度の負担金ということで100万円を計上してあります。  また、桐生市への委託を廃止することにつきましては、リサイクルの推進等により市内のごみの量が減少したということで、太田市の清掃センターで旧藪塚本町のごみも処理ができるということで桐生市への委託を廃止することになりました。 ◆委員(山崎正紀) 以前この席でお伺いしたときに、たしか桐生市の清掃センターで可燃物を処理したほうが本市の清掃センターで処理するより安いという答弁をいただいたと思うのですが、確認でいかがだったかお伺いいたします。 ◎産業環境部参事(石倉晃司) 桐生市の清掃センターにおきましては、発電の設備を持っておりまして、その売電による収入が大きくあるため、処理費につきましては太田市の清掃センターより安くなっております。 ◆委員(山崎正紀) 単純にその考えで言ったら向こうで処理していただくほうがコストとしてはかからない。でも、それ以外の要因がたしかあったと思うのですが、その点についてお伺いいたします。
    産業環境部参事(石倉晃司) ごみの処理につきましては、自区内処理が基本でございまして、太田市内で発生したごみについては太田市内で処理をするという原則があります。これに基づきまして、太田市の清掃センターで処理ができるということで桐生市への委託を廃止するものであります。 ◆委員(山崎正紀) 今後桐生市にこのまま委託を続けると、たしかそれ以外の費用が発生するというように私は認識しておりますが、その点についてお伺いいたします。 ◎産業環境部参事(石倉晃司) 桐生市清掃センターにおきましては、平成26年度から炉の延命化の工事を3年間で行うという計画があります。これによりまして太田市の負担金も増大するということもありまして、桐生市への委託を廃止するものであります。 ◆委員(山崎正紀) では、その炉の修繕費負担分と、あと処理経費の話もトータルで考えた場合、今後本市内の清掃センターで処理するほうが安いという計算がされているのかどうかということをお伺いいたします。 ◎産業環境部参事(石倉晃司) 桐生市へ委託する場合、延命化工事に伴う負担金も合わせて計算をいたしますとほとんど変わらない金額になるかと思います。 ◎産業環境部部長(八代敏彦) これは経費のことと廃棄物の処理及び清掃に関する法律で言いますごみ処理のことと分けて考えていただければと思うのです。経費から見ますと、確かに桐生市にお願いしたほうが安いです。これは、先ほど言いましたように、発電をしたもので自分のところの電力を賄う。また、余ったものを売電していますから、そういった収入があります。ということになりますと、コストとしてはトン当たり太田市よりも大分安いです。そういったこともあるのですが、先ほど参事が話をしていますように、自区内処理というのが大前提になっております。ですから、合併後10年を迎えますけれども、ちょうどいい機会だということで変更をさせていただいたという現状がございます。よろしくご理解のほどお願いいたします。 ◆委員(山崎正紀) では確認ですが、この予算書に載っています100万円というのは平成25年度の精算分ということでありますから、次年度以降は一切こういった経費は発生しないということでよろしいのでしょうか、お伺いいたします。 ◎産業環境部参事(石倉晃司) そのとおりで、平成27年度からは桐生市への負担金はなくなります。 ◆委員(山崎正紀) 私もコストのことで聞いているのではなくて、やはり自分のことは自分でする。先ほど自区内処理とありましたけれども、これは太田市が合併10年を迎えて自己完結型の都市を目指していくのだなというアピールの1つかなと思いますが、そういったことで私はこれは非常にいいと思いますが、副市長のご所見をお伺いいたします。 ◎副市長(清水計男) 今委員がおっしゃったとおりであります。コストの面では、さまざまな要因があろうということは根底にあります。ただ、この桐生市とのごみ処理の問題については、合併時に発生した問題でありまして、そのときにはこのごみの問題、し尿の問題、それといまだ残っている火葬の問題、あるいは病院等の問題、さまざまな問題がありました。1つずつ10年を目安に解決をしてきたつもりでおりますけれども、この時期に清掃の業務委託を解消するというのは、今言ったコストの面等々を考えて適切な時期だと判断をしております。太田市が焼却炉を持っていながら業務委託をしているというのはやはり変ですよねということであります。当時の桐生広域との絡みの中でこういった事例が発生し、やっと10年たって解決する時期が来たということでご理解していただければありがたいと思います。 ◆委員(石倉稔) 181ページ、4款3項1目、先ほどのクリプトスポリジウムに関連してお聞きをしたいと思います。まず、これが人体に与える影響はどのようなものがあるかお聞きをします。 ◎水道工務課長(津久井準一郎) クリプトスポリジウムですが、これは耐塩素性病原生物と言いまして、水道水に含まれている次亜塩素酸ナトリウム、要するに塩素に抵抗性が高く、死滅させることはできませんので、それで紫外線処理装置を設置するということでありまして、このクリプトスポリジウムが体内に入りますと、胃壁とか腸に着床しまして下痢とか嘔吐を発生させます。埼玉県越生町でも大量に病人の発生した事例があります。そういうのに対しまして、この装置を設置するものであります。 ◆委員(石倉稔) 厚生労働省のホームページを見ると、平成19年に指針が示されている。今、埼玉県で事例がある。これ以外にも全国的にどちらかで事例はありますか。 ◎水道工務課長(津久井準一郎) ほかにも小さいのはあるかと思いますが、大量に発生というか、大きな人数が出た事例というのは、現在、近辺では越生町と認識しております。 ◆委員(石倉稔) では、太田市は水質検査を行っておりますけれども、検出されたことはあるのでしょうか。 ◎水道工務課長(津久井準一郎) 地下水から大腸菌は検出された事例はありますけれども、クリプトスポリジウムは検出された事例はございません。 ◆委員(石倉稔) 2カ年事業だと思うのですけれども、太田市からは検出をされていない。非常に安心いたしました。引き続き安全な水の提供をお願いできればと思います。  次に、453ページ、太陽光発電事業特別会計に関連をして、何点か確認をさせていただければと思います。市役所の南側の駐車場に集光追尾型太陽光発電施設、太田市のシンボルの件です。昨年の2月13日から発電を開始されたと思うのですが、ここ1年間の発電量についてお聞きしたいと思います。 ◎エネルギー政策課長(久保田勝) 集光追尾型の1年間の発電量ですが、1万2,297キロワットアワーでございます。 ◆委員(石倉稔) 今、発電実績をお聞きいたしました。なぜこの質問をしようかなと思ったのは、決算委員会でも同僚委員から要望があった件です。ぜひともわかりやすいデータをホームページで公開していただきたい、そういうお願いをしました。現在どうなっていますか。 ◎エネルギー政策課長(久保田勝) エネルギー政策課のホームページのところに載っております。 ◆委員(石倉稔) 太田市のホームページを開いて、そこから各部局のページに移って、さらには産業環境部のページ、エネルギー政策課のページと。私は、これを聞くまでわかりませんでした。一生懸命探したのですけれども、どこに入っているのかなと。同僚委員が「太陽光発電推進のまち おおた」であるとアピールしていただきたいという割にはアピールされていなかったので、非常にがっかりだったなと思っています。太田市には3つメガソーラーがあるのですよ。その中で、ホームページのトップ画面からもう発電状況が見えます。そこのところを私は考えていただきたいなと思っていますけれども、部長、見解をお聞きします。 ◎産業環境部長(浅香重信) 今、委員のご指摘のとおりでありまして、やはりわかりやすく公開をしていきたいとは考えております。もともとエネルギー政策課のホームページにデータを入れたのは、今のトップページに3つの画面がそろうまでの暫定期間ということで、早目に情報を出そうということでやったものですから、ちょっとそれのリンクがうまくいってなかったという部分はあったと思います。今後は、ホームページを直しまして、トップページで全てがわかるような形に持っていきたいと思っていますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(石倉稔) メガソーラーのページは非常にわかりやすいですよね。着工から完成まで写真でストーリーになっています。ここは引きつけるものがあるのです。そこのページに載っていなかったものですから、今回あえて質問させていただきました。  もう1点つけ加えるならば、太田市のシンボルです。「太陽光発電推進のまち おおた」の文字も載っています。あの写真を出していただいて、その下に発電状況というのを書いていただければ私はもっとPRになるのではないかなと思います。見せ方だと思います。いい仕事をしても見せなければ、これは成果がないのですよ。私だけではないですよ。市民も、あれは太田市のシンボルなのだな、太田市は環境に配慮した市なのだな、太陽光発電推進のまちなのだなというのをみんな思っています。でも市民からも、あのデータはどこにあるのだい、どこから見るのだいという話が多かったものですから、この部分について再度検討していただきたいと思います。いかがでしょうか。 ◎産業環境部長(浅香重信) 委員のご指摘はまさにそのとおりだと思いますので、今のご指摘に沿って検討していきたいと思います。よろしくお願いします。 ◆委員(石倉稔) 最後にもう1点だけ、この特別会計は学校のプールサイドの売電も入っていますよね。 ◎エネルギー政策課長(久保田勝) そのとおりであります。学校の売電も入っております。 ◆委員(石倉稔) わかりました。あしたまた質問させていただきます。終わります。 ◆委員(星野一広) では、よろしくお願いいたします。  165ページ、4款1項4目、各種機器借上料についてです。これの内容を教えてください。 ◎健康づくり課主幹(矢野由美子) 乳幼児健診新システムの借上料でございます。 ◆委員(星野一広) どのようなスケジュールでシステム構築されますか。 ◎健康づくり課主幹(矢野由美子) こちらのほうのシステムは、平成22年度から内容を検討しまして、平成26年4月1日から健診が稼働することになっております。 ◆委員(星野一広) 検討されて、この4月1日からの健診のデータを入れていくということでよろしいですか。 ◎健康づくり課主幹(矢野由美子) そのとおりでございます。 ◆委員(星野一広) 平成22年度から検討されたわけなので、いろいろなデータが入っていると思います。その後のどのような効果を想定されていますか。 ◎健康づくり課主幹(矢野由美子) 過去のデータは発育に関するものであって、今後はそれぞれの健診の問診項目を蓄積していきます。その蓄積されたデータから早期に介入する児のリストアップをしていきます。 ◆委員(星野一広) 極めて重要なデータになってくるのだというのはわかるのです。逆に言うと、データをとってからわかることも多くあるのかなとも思います。多くの期待をしているわけですけれども、今想定されているポイント、こういうものが出るのではないかと想定されるものを教えてください。 ◎健康づくり課主幹(矢野由美子) 発育の記録をとりますので、未熟児だとかの状況が出るかと思います。それと、アンケートのほうから虐待だとか育児環境の不備だとかそういったものも出てくるかと思います。 ◆委員(星野一広) なかなか難しいですよね。他にないようなことだとは思いますので、大事にデータを使えるような形で、さまざまな検討をされた後ですので、あとアウトプットのところだと思っているのです。そこら辺はデータを見ながら、また医師会も含めてお医者さんも含めて検討したものが出るといいなと思います。始まっていないことが一番の問題だと思いますけれども、今後どのように考えているか教えてください。 ◎健康づくり課主幹(矢野由美子) 今までに関係課と2回ほど乳幼児の発育、発達に関する会議を持っております。こちらのほうの支援システムの中でリストアップされた方については、関係課で連携をとって情報を共有していきたいと思っております。 ◆委員(星野一広) では、次に移ります。169ページ、市民健康診断事業の中で、自分もメタボということでありますけれども、特定健診の状況を教えてもらえますか。 ◎国民健康保険課長(相澤一彦) 特定健診の状況でありますが、平成25年度の1月31日現在の数値で申し上げます。受診者数が1万3,938人でございます。 ◆委員(星野一広) この健診率というのはどのような形になっているのでしょうか。 ◎国民健康保険課長(相澤一彦) 受診率でありますが、1月31日現在で32.4%となっております。 ◆委員(星野一広) 若干上がっているということでよろしいですか。 ◎国民健康保険課長(相澤一彦) 受診率につきましては、1月31日現在ですが、前年同月に比べまして1.6ポイントほど上昇してございます。 ◆委員(星野一広) 関連でお聞きします。メタボ健診ということですけれども、最近は厚生労働省は次のことを考えてロコモティブシンドロームという言葉が出てきております。それに関して何か認識があれば教えてください。 ◎国民健康保険課長(相澤一彦) ただいまのロコモティブシンドロームにつきましては、私のほうでは今のところ認識がございません。 ◆委員(星野一広) わかりました。今後の課題にします。  続いて、次の質問に行きます。175ページ、工事請負費のところで鉱毒資料室の件が何人かの委員からありました。要望ですが、50数年たっている渡良瀬川鉱毒根絶太田期成同盟会の歴史も含めて、長年の懸案でありましたので、ぜひしっかりしたものをお願いしたい。これは要望ですけれども、部長、コメントをお願いします。 ◎産業環境部長(浅香重信) 鉱毒資料室の関係でございます。今ご指摘のように、長年ご苦労いただいた渡良瀬川鉱毒根絶太田期成同盟会の貴重な資料を展示していくということであります。私どもとしましては、先ほど池田課長のほうからも答弁しましたけれども、鉱毒期成同盟会の意向を最大限尊重しながら展示をしていくような施設を考えていきたいと考えております。よろしくお願いいたします。 ◆委員(星野一広) その2つ下の行の各種協議会等負担金について教えてください。 ◎環境政策課長(池田滋) これは群馬県と桐生市と太田市で栃木県日光市の足尾地区に自動採水器、オートサンプラーを設置するための負担金です。 ◆委員(星野一広) オートサンプラーは長年の懸案だったと思います。やっと動きがあって、これは設置のスケジュールが出ているかと思いますが、教えてください。 ◎環境政策課長(池田滋) 設置エリアが栃木県にありますので、今群馬県のほうで河川占用の申請手続を行っています。基本的に、3月31日までに占用許可がおりるだろうと言われています。その占用許可がおりた段階で、オートサンプラーについては個別の受注生産になるようですので、約45日間ぐらい生産の月日がかかります。4月1日に発注して、実際に納品になるのが5月18日ぐらい、設置工事は2日間ぐらいで終わりますので、テストも含めて5月の末には設置工事を完了させて、それで6月の梅雨の時期に降雨時調査ができるような態勢に持っていきたいと考えています。 ◆委員(星野一広) オートサンプラーですから、常時データをとれるという認識でよろしいのですか。県と桐生市と太田市で多分費用負担があると思いますが、それについて教えてください。 ◎環境政策課長(池田滋) 費用負担の関係ですけれども、まず全体の工事費ベースで言うと262万6,020円ぐらいになります。これを3者で3分の1ずつ負担することになりますので、工事費としては87万6,000円ぐらいの金額になります。もう1つは、それを今度稼働させるためのメンテナンス経費というか維持管理費も出てきますので、それが基本的に年間のトータルで15万3,757円ぐらいなのですけれども、それを3者で割ると5万1,000円ぐらい、トータルで92万7,000円ぐらいの予算になります。 ◆委員(星野一広) このデータはどのような形でもらえるのですか。 ◎環境政策課長(池田滋) 公害防止協定に基づいて3者で工事調査を行っているのですけれども、その工事調査にはルールがありまして、公表する値というのが、群馬県、桐生市、太田市でそれぞれ分析に回しているのですけれども、多少数値がずれてきますので、その3者の中間の値を協定違反があったかどうかの判断基準に使う数値として使っています。分析は県の栄研で採水したもので行いますので、このオートサンプラーの数値はあくまでも補完的な資料という取り扱いになります。だから、そういう意味では公害防止協定の遵守を確認するための数値として使うものではないということになります。 ◆委員(星野一広) その状況はわかりましたが、データの公表というのはするのですか。 ◎環境政策課長(池田滋) 公表については、今県内で話し合いを持っているのですけれども、原則太田市としてはしていくつもりでいます。ただ、これはあくまでも桐生市、県との合意も必要になってきますので、公開できる方向で検討していきたいと思っています。 ◆委員(星野一広) ぜひ公表できるような形を望みたいと思います。 ◆委員(白石さと子) 165ページ、4款1項4目の母子保健相談指導事業委託料1億8,000万円の内容並びに昨年度と比較しますと604万円の減となっております。その理由についてもあわせてお願いします。 ◎健康づくり課主幹(矢野由美子) こちらのほうの委託料は、乳幼児の各種健診等の委託料となります。 ◆委員(白石さと子) 604万円の減というのは、基本的に昨年度と違ったことは何か省かれているのか、あるいは内容的に変わっているというのがあるのか、そうでなければサービスが低下しているというふうに捉えてしまうので、その辺のことが確認できたらと思うのです。それにかわるようなものがこちらにできたのですよということもあわせてお伺いします。 ◎総務部参事(赤坂高志) 財政担当として、この部分の1億8,000万円を査定させていただきましたが、委員がおっしゃるように中身については変わっておりません。決算ベースを見させていただきました。平成24年度決算も1億7,100万円ですね。そのようなところから1億8,000万円という形をはじき出して、中身が増減したとかそういうのはないです。あくまでも決算ベースを見させていただいたということです。 ◆委員(白石さと子) ということであるならば、乳幼児の各種健診と今ご答弁いただいたのですけれども、その内容について、それぞれどういうものがあるのかということをお願いします。 ◎健康づくり課主幹(矢野由美子) 乳幼児の健診の種類でございますが、4カ月児健診、10カ月児健診、1歳6カ月児健診、3歳児健診となっております。 ◆委員(白石さと子) ただいま4カ月、10カ月、1歳6カ月、3歳という健診があるということですが、受診率はそれぞれいかがでしょうか。 ◎健康づくり課主幹(矢野由美子) 平成24年度の受診率になりますが、4カ月児健診が96.2%、1歳6カ月児健診が95.6%、3歳児健診が92.2%となっております。10カ月健診につきましては、92.9%となっております。 ◆委員(白石さと子) そうしますと、受診率は大変高いので、これで結構かなと思う反面、逆に、未受診の部分がありますよね。そういった人への対応というのは何かされていますか。 ◎健康づくり課主幹(矢野由美子) 各健診の未受診については、地区担当がおりますので、そちらのほうで状況等を把握しております。 ◆委員(白石さと子) 対応されて、何かそこから発見できたということがあるのかどうか。 ◎健康づくり課主幹(矢野由美子) 子どもの健診等にいらっしゃらない方の訪問等々で育児環境だとか、あとは育児放棄的なのが幾つか見受けられるところでございます。 ◆委員(白石さと子) そうなのですよ。私も心配しているのが、全国的に問題となっております健診に見えたときに体に傷があって虐待が発覚するとか、未受診の人にそういった傾向があるとか、あるいはそれ以上にすごいことは、なぜか出生届を出していない。本市にとっては、そういった今私が申し上げたことが該当するようなことがありますか。 ◎健康づくり課主幹(矢野由美子) 今、特にこれというものは持っておりません。 ◆委員(白石さと子) 今、安心した反面、逆にそういったことが把握できないところで、もしかしたらその可能性があるかもしれないということも含めて、そちらだけでなくて児童相談所とか連携する組織というのがあるのかどうか、そしてそういうところでのそういったことの話し合いがされているのかどうか、まずその辺をお聞かせください。 ◎健康づくり課主幹(矢野由美子) 来年度実施する乳幼児成育支援システムで健診1つ1つではなくて個人を見ていきます。その中で、関係課と連携をとって情報等を共有していきたいと思っております。 ◆委員(白石さと子) 役所のいいところというのか悪いところというのか私には申し上げられないですけれども、縦割りというので片づけてしまうところがあるので、私はぜひそういった横の連携も含めてしっかりと対応していっていただきたいなと。ぜひ、こういったことでの残念な結果が発覚するようなことにならないように、そして、今言った対応をしっかりとしていただきたいなと思いますけれども、部長、いかがでしょう。 ◎健康医療部長(三吉陽) 実際過去にあった例でも、問題が起きたとき、うちのほうと児童相談所ですか、例えばこども館ですとかと協議を持ったこともあります。それで、委員おっしゃられるとおり、虐待とかネグレクトの関係については、実際健診に来ない方の中に隠れている場合があります。私が以前から保健師に言っていたことは、訪問に行った場合に親の方は必ず拒絶をする。それで怒り出す。たたき出そうとするケースもあります。その中で、保健師には申しわけないのですけれども、玄関にもう一歩踏み込んでくれという言葉を出したことはあります。そうしないと、その中にあるそういった問題点が把握できない場合がありますので、そういう姿勢は常にとっていきたいと考えております。よろしくお願いいたします。 ◆委員(白石さと子) それを聞いて安心しました。私も、そういったことで出生届がされていないのが発覚したなんていうようなことを聞いたものですから、太田市ではそういうことは全くないということも聞いて安心したのですけれども、ぜひそういったことが起こらないような対応、このくらい各種検診の受診率が高いといいですね。  それでは、その次、165ページ、斎場管理運営費なのですけれども、これは指定管理でお願いしてありますので、こちらのほうでお願いするようなことではないのですが、私は個人的にお話を届けていただければなと思うのです。皆さんは、斎場だけに限らず、民間でもそうですけれども、通夜にしろ葬儀にしろ行かれますよね。そのときに、最近気がつきませんか。核家族化ということで、お子さんがその最中にじっとしていられなくてというふうなことが結構あって、家族の人も大変かなと思うのです。そういったときに、託児ではないですけれども、そういう関係が整備されると安心してその式に集中できるのかなと。家族だけに限らず、そちらに弔問に行った人たちもと思うのですが、関係ないから今私が申し上げていることは届けていただけるようなことにとどめていただければと思うのですが、その辺の所見だけでも伺えればと思うのです。 ◎市民課長(大竹邦宏) そういう意見があったということはお伝えしておきます。 ◆委員(白石さと子) 気の毒になってしまうような場面が見受けられるのですよ。皆さん経験もおありかなと思いますけれども、安心してそういったことに専念できるようなことで故人を見送ってあげられたらより一層いいのかなと思いますので、ぜひその辺も含めていい知恵がありましたら、それにあわせて届けていただけるようにしたらありがたいなと思います。ファミリー・サポート・センターという手もありますので、それと提携しながらということもよろしいのかなと思います。その辺ももしここで答えていただければ。お願いします。 ◎市民生活部副部長(安藤信行) 今、白石委員のご指摘のありました関係につきましても、よく指定管理者と詰めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いします。      ◎ 休     憩                                      午前11時58分休憩 ○委員長(木村康夫) この際、暫時休憩いたします。      ◎ 再     開                                          午後1時再開 ○委員長(木村康夫) 休憩前に引き続き会議を開きます。  ご質疑ありませんか。 ◆委員(正田恭子) 486ページの下水道事業についてお聞きいたします。旧3町の下水道整備計画についてお聞きいたします。尾島・新田・藪塚地域の現在の下水道事業認可区域の面積と整備率はどのようになっているのかお伺いいたします。 ◎上下水道局参事(塚越春樹) まず、尾島ですけれども、事業認可区域の面積は172.3ヘクタールでございます。整備の終わっている面積が115.3ヘクタールで、整備率は66.9%でございます。続きまして、新田ですけれども、事業認可区域の面積が169.3ヘクタール、うち整備済みが145.1ヘクタール、整備率が85.7%でございます。続きまして、藪塚地区ですけれども、事業認可区域の面積160.9ヘクタール、うち整備済みが111.5ヘクタール、整備率が69.3%という数値になっております。
    ◆委員(正田恭子) 下水道整備に関して、旧3町に対して今後どのような方針で行われていくかお聞きいたします。 ◎上下水道局参事(塚越春樹) 旧尾島町、旧新田町、旧藪塚本町ともに新田処理区に所属しておりまして、昨年に事業認可区域の拡大を行いました。まず、尾島地区につきましては、亀岡町地区で8.5ヘクタールの認可拡大を行いまして、向こう5年のうちにこの地域の整備を図っていきます。続きまして、新田地区ですけれども、新田上江田町にありますやすらぎ団地は現在コミュニティープラントで処理されていますが、このコミュニティープラントを廃止いたしまして下水道につなげるということで、この地域の整備を図ります。藪塚地区につきましては、大原町地区で、飛び飛びですが、28.9ヘクタールの面積拡大を行いました。この地域の整備を図っていく方針でおります。 ◆委員(正田恭子) ただいまお聞きいたしましたけれども、このようなことを言うのは本当に申しわけないと思いますが、藪塚地域は未線引きだということを伺っておりますが、その件は今後どうでしょうか。 ◎上下水道局参事(塚越春樹) おっしゃるとおり、藪塚地区は確かに未線引きでございます。それで、通常藪塚以外の地区につきましては、市街化区域の下水道の整備を先んじて行う方針でおります。ただ、藪塚に手をつけた理由につきましては、河川がありません。それで、皆さん浸透ますを使って処理しているということで、ありていに言うと、困っているような地区が多いということで手をつけたわけですが、昨年の都市計画審議会におきまして、部分最適をつなぎ合わせても全体最適にはならないという都市計画審議会委員の指摘がありました。今後につきましては、藪塚が市街化と調整に分かれていけば当方にとりましても一番整備しやすい環境になるのですけれども、もしそれがそういう状況にならないということであると、昨年の都市計画審議会委員の指摘を踏まえて、いろいろなことを勘案しながら、藪塚については今後整備を図っていく方針でおります。 ◆委員(正田恭子) 何かとても難しいと思うのですけれども、局長はどうお考えでしょうか。 ◎上下水道局長(大隅良也) 藪塚地区の下水道ということで、確かに実は平成17年の合併前から、藪塚地区につきましては備前島の新田処理区の工事が始まっておりました。それを引き継いだ形で実際進んでおりまして、今後は、今担当課長が申したとおり、いろいろな状況を勘案しながら投資を続けていきたいと考えておりますので、ご理解をよろしくお願いいたします。 ◆委員(正田恭子) 副市長はいかがお考えでしょうか。 ◎副市長(清水計男) 非常に難しい問題であります。確かに委員おっしゃるとおり、市街化区域に投資をするのが大前提であるということは皆さんご承知だと思いますけれども、ただ、今言ったように藪塚の一部エリアについてはイレギュラーで始めた問題でありまして、担当課長が言ったそれ相当の理由があるということであります。この問題について、やはり都市計画決定までさかのぼっていかなければならない問題でありますので、非常にデリケートな問題を抱えております。そういった点も考慮しながら、都市計画の問題、あるいは下水の問題について調整していかなくてはならないなと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。 ◆委員(正田恭子) それでは、水道事業についてお聞きいたします。水道事業の中で、石綿セメント管の布設がえ事業が平成25年度はどのくらい行われましたか。 ◎水道工務課長(津久井準一郎) 平成25年度につきましては現在実施中でありますので、数量については4キロメートル程度を目標としております。ちなみに、平成24年度も同じ計画で4キロメートルであります。 ◆委員(正田恭子) 石綿セメント管の布設がえをしなければならないまだ未整備なところはどのくらい残っておりますか。 ◎水道工務課長(津久井準一郎) 平成24年度末で78.6キロメートルということで、率にしますと44.8%、ですから、逆に実施数量にしますと96.8キロメートルで、55.2%の進捗率となっております。 ◆委員(正田恭子) そうすると、これからの計画で、何年かけて完成にするかということを計画しておりますか。 ◎水道工務課長(津久井準一郎) 先ほど少し言葉が足らなかったのですけれども、平成19年4月の時点で残延長が175.4キロメートルありました。それで実施数量が96.8キロメートルで、残延長が78.6キロメートルということでお答え申したのですけれども、今後の予定ですが、年平均4キロメートルくらいのペースで進めていきたいと考えております。ただ、あとは予算といいますか、料金収入等も影響してきますので、それらを勘案しながら進めて、できるだけ早く完了の方向に持っていきたいと。ただ、広域化があと2年後に迫っております。そちらになりますと補助金が国から3分の1ほど出ますので、それを活用しながら効率よく進めていければと考えております。 ◆委員(正田恭子) 局長は、この件に関してはいかがでしょうか。 ◎上下水道局長(大隅良也) 石綿セメント管の問題ですが、担当課長が申したように、今現在78キロメートルある。毎年4キロメートルずつやっても何十年もかかるということで、実は財政的に我々も身の丈に合った投資をしませんと、営業収益に響きまして赤字財政となります。それでは困りますので、石綿セメント管の投資が毎年4キロメートル前後になっているのが現実でございます。今担当課長が申したように、今後は国の補助金の3分の1を入れますと、ホームページでも公表していますけれども、約1.6倍のスピードで石綿セメント管更新に我々はかかわれることになりますので、その辺をご期待の上、我々も鋭意努力しておりますので、大所高所から見守っていただければと思います。よろしくお願いいたします。 ◆委員(正田恭子) 期待しておりますので、よろしくお願いいたします。終わります。 ◆委員(水野正己) それでは、まずは予算書165ページ、4款1項4目母子保健対策費にかかわるものだと見込んで伺いますが、施政・財政方針に記載のある臨床発達心理士などによる相談体制を始めるのだという記載がありますけれども、配置される人員は何人となるでしょう。 ◎総務部参事(赤坂高志) 今の心理士の関係ですが、3款1項3目、障がい福祉課の生活支援事業の発達障がい児(者)相談支援業務委託料の中に入っておる予算であるということでございます。 ◆委員(水野正己) 新年度から乳幼児健診新システムも稼働になって、それで先ほど申し上げた母子保健相談指導事業委託も行う。午前中の質問に対する答弁でも、保健センターの保健師による乳幼児の成長、発達にかかわる相談の体制を強めていくのだという答弁がありましたけれども、それでは、子どもの発達にかかわる相談の体制としては、保健師以外の専門的な資格を持った臨床心理士なども含めた体制は、今のところ予定していないということになりますか。 ◎福祉こども部長(大澤久男) 発達障がいの子どものための相談支援センターでありますけれども、太田市藤阿久町にありますひまわり学園の中に現在建物が新築されております。今現在もやっておりますけれども、その中に児童発達支援センターの規模を拡大する形で取り組むという事業で捉えております。本年4月から体制を強化いたしまして、専門の指導員、あるいは常駐ではありませんけれども、専門の医師による回診等を行って対応するものでございます。 ◆委員(水野正己) つまり、保健センターがかかわる乳幼児の発達や相談、成長にかかわる支援体制については、あくまで保健師だけでやっていくということですか。 ◎健康づくり課主幹(矢野由美子) 市の4月から稼働する乳幼児成育支援システムの中では、そちらから出たケースについて、関係5課で連携をとりまして支援していくということになります。 ◆委員(水野正己) 関係5課とは具体的にどういう課になるでしょう。 ◎健康づくり課主幹(矢野由美子) 障がい福祉課、こども課、児童施設課、教育委員会、健康づくり課でございます。 ◆委員(水野正己) わかりました。  それでは続いて、169ページ、4款1項7目保健事業費にかかわって伺いますが、市民健康診断事業の中に各種検診等委託料が計上されておりますけれども、医療機関への1件当たりの委託料は幾らになるでしょう。 ◎健康づくり課主幹(矢野由美子) 胃がん検診の内視鏡検査1万5,795円、レントゲン1万3,028円、子宮がん検診6,000円、乳がん検診視触診2,840円、マンモグラフィー、1方向で6,728円、2方向で8,672円、大腸がん検診3,965円、前立腺がん検診2,764円となります。 ◆委員(水野正己) 受診率については、たしか午前中に質問がありまして、答弁もありました。では、受診率の向上という点でどうお考えでしょうか。 ◎健康づくり課主幹(矢野由美子) 引き続きワンコイン化で検診を進めてまいりますし、検診対象者には全員個人通知を差し上げるところでございます。 ◆委員(水野正己) 今度は特定健診についても伺いますが、特定健診の受診率は、今後どのように引き上げようと何か具体的に考えているでしょうか。 ◎国民健康保険課長(相澤一彦) 特定健診の受診率ですが、特定健診につきましては平成25年度から無料化いたしております。その結果、徐々にではありますが、受診率も向上しております。それとともに、先ほど部長答弁もありましたが、まず集団健診において、がん検診と一緒の開催にしてみようと試験的に2地区程度でやってみて、それで効果があればさらにそれを拡大していこうということで受診率の向上を図ってまいりたいと思っています。 ◆委員(水野正己) それでは、特定健診もがん検診も含めてですが、実施期間はいつからいつまでになっているでしょう。 ◎健康づくり課主幹(矢野由美子) 平成26年度は5月から11月末までの期間となっております。 ◆委員(水野正己) 他市町村における検診の実施期間は把握されているでしょうか。 ◎健康づくり課主幹(矢野由美子) 期間は2月までのところもありますし、12月までのところもあります。 ◆委員(水野正己) 受診率を引き上げるというときには、実施期間の延長も有効ではないかと。実施期間を延長したことで委託料がストレートに増加することにはなり得ないわけですけれども、しかし、受診率の向上には間違いなくつながると私は考えるわけです。受診率が向上すれば、当然委託料も結果的にふえてきますけれども、委託料を抑えることが目的ではなくて、委託料がふえても受診率を向上させることで予防医療を強めて医療費を抑えることが狙いの1つですから、この実施期間の延長はどうでしょうか。 ◎健康づくり課主幹(矢野由美子) 今11月までの期間実施していますが、その時期になりますとインフルエンザ等も流行してきますので、検診期間は現状の11月までで進めていきたいと思っております。 ◆委員(水野正己) インフルエンザの話が出ましたけれども、昨年の11月からこれまでのインフルエンザの発症の件数は把握されていますか。 ◎健康医療部参事(岩崎道博) 全体の病院での患者数というのはなかなか難しいと思うのですけれども、平日夜間急病診療所を運営しておりますので、その数でしたらわかります。平成25年度になりますけれども、平成25年4月から平成26年2月末現在で318人となっております。これは受けた患者数です。 ◆委員(水野正己) インフルエンザにかかった人が検診を受けられるかといえば、それは事実上無理なわけですけれども、全員がインフルエンザにかかるわけではないですから、要は、先ほどからコール・リコールという話もあったように、実施期間を今までよりも長くとることで、今までだったら11月までという実施期間の締め切りを忘れて検診が受けられなくなった人にも受けてもらいやすい環境をつくるというのは何も不可能なことではないし、問題があることとも思えませんけれども、何がしか問題があるのでしょうか。 ◎健康医療部参事(岩崎道博) これは医師会の協力が必要になってまいります。医師会の先生ともお話をする機会があるのですけれども、どうしても12月になりますと、インフルエンザに限らず風邪とかそういった病気もはやってまいりますし、年末年始で多忙になる時期でもありますので、現状の11月いっぱいがいいかと思っておりますし、またそれなりの周知は、今月いっぱいでとか、来月いっぱいでがん検診は終了いたしますというようなPRはしていくつもりでおります。 ◆委員(水野正己) 年末年始忙しくなるのは当然でしょうけれども、年末年始というのは読んで字のごとく年末年始ですから、2月も、3月も、4月もずっと忙しい状態が続くとはなり得ないわけですから、年末年始の問題は全然関係ないわけですけれども、それでも期間を延長しない理由はどこにあるのでしょう。 ◎健康医療部参事(岩崎道博) やはりがん検診につきましては、当初、スタート時は受診率といいますか、人数が多いのですけれども、中だるみがありまして、最終的にまた混んでくるという傾向がございます。これを例えば1カ月、2カ月延長したとしても同様なことになりますし、また、先ほど言ったような病気もはやってまいりますので、11月ぐらいがいいと思いますし、また医師会の先生との調整が必要になってくることは言うまでもありません。 ◆委員(水野正己) その問題はここでやめておきます。  続いて、171ページ、太田市保健センター管理運営費が5,000万円ほど計上されていて、午前中の質問にもありましたけれども、173ページの4款1項9目に総合健康センター管理運営費が計上されておりますが、太田市保健センター管理運営費に光熱水費が1,000万円、解体工事費ということで2,200万円あります。これは午前中の質問で十分な答弁がされ切れなかったのではないかということで伺いますけれども、この間、私も議会質問した経緯があって、現行の保健センターは学習文化センターも含めた一体的な文化的な活動の拠点として利活用を図っていくという答弁を市長もしていたわけです。そういうことを考えると、ひとまず解体工事費として計上したというのは私は理解に苦しむわけです。ただ、せっかく2,200万円計上しているのだったら、これを学習文化センターと一体的に利活用を図るためのリニューアル改修工事費として、例えばミニ市民会館だとか美術ホールだとか、こういう転用を図っていくための改修費用とすることも必要かと思いますけれども、これは健康づくり課や健康医療部に聞いてもせんない話ですから、副市長、お願いします。 ◎副市長(清水計男) まだ旧にはならないですけれども、保健センターの解体でありますが、実際に新保健センターがオープンしたときには、今の雨漏りの状況だとか、内部の傷みのぐあいだとかを勘案して閉鎖したいというのがこの予算を組んだときの実態でありました。ただ、近い昔ですけれども、確かに市長は、学習文化センターの附帯施設にもしたいという考え方をお出しになったときがあります。ただ、その後の雨漏りの状況だとかを見たときに、これは修繕費が相当かかるのではないかという話であります。それと、過日の雪の関係で、かなり傷みを伴った市内の公共施設があらわれ始めました。そういったことを鑑みますと、もう1度これは精査しなくてはならないかなと私は個人的には思っております。ただ、予算を組んで提案している段階では、一応は新しい施設ができたら古い施設は廃止するというのが状況でありますので、ぜひその辺も含めてご理解していただいて、よろしくお願いしたいと思います。 ◆委員(水野正己) では、どこかでまた市長とやりとりしたいと思います。  続いて、164ページ、4款1項6目環境衛生費にかかわって伺いますが、この6目のところには放射線量測定という言葉は見当たらないわけですけれども、それでは一体、線量測定はどこの予算にどのように計上されているのでしょうか。 ◎環境政策課長(池田滋) 放射線の測定については委託という形をとっていません。市の環境政策課の職員が直営で測定を行っています。 ◆委員(水野正己) そうすると、3年前には原発の爆発事故を受けて1キロメッシュでの放射線量測定を2回行っているわけですが、あれから3年たって、それでは線量が太田市内4カ所だけではなくて全体で見たときにどれだけ減っているのか、あるいは変わりがないのかということも測定して、市民に知らせていくことも必要ではなかろうかと思います。その点は必要だと思っていないから予算には計上されてないのでしょうけれども、私は必要だと思うわけで、どうお考えになりますでしょうか。 ◎環境政策課長(池田滋) 先ほどの委員のおっしゃった1キロメッシュの測定は、平成25年度9月2日から10月21日の間に行っています。その調査結果については、市のホームページに公表しています。もう1つ、九合小学校、毛里田小学校、藪塚本町南小学校、木崎中学校、この4カ所で1カ月に1回、定期測定を行っています。数値的なものですけれども、ほとんど変動はありません。もちろん放射線については除染基準がありますけれども、除染基準の10分の1ぐらいの値で市内の放射線量というのは推移していると思っています。 ◆委員(水野正己) これは4カ所で測定しているその測定値にほとんど変化がないから、したがって、1キロメッシュで測定したときの測定値も恐らく変化がないだろうから、あえてやる必要はないのだというのがこの当初予算ということになってしまいますけれども、変化がないというのは4カ所の話で、場合によったら線量が上がっているところだってないとも言えないわけですから、私は必要だということだけは申し上げて、次の質問に移ります。  177ページ、4款2項2目ごみ処理費のごみ処理経費ですけれども、清掃センターに直接搬入する場合は有料です。しかし、市民が可燃ごみの指定袋なり、あるいは不燃ごみ、危険ごみの指定袋なりにごみを入れて清掃センターに持っていっても、直接搬入だから有料となるわけですけれども、考えてみれば、市民が直接持ち込むわけですから、しかも指定ごみ袋に入れて持っていっているのだったら、むしろ収集車による収集コストがかからないで持ち込まれるわけで、これを有料とするのは非常に理解に苦しむなと思いますが、改める考えはないでしょうか。 ◎産業環境部参事(石倉晃司) 清掃センターに持ち込むごみですけれども、指定袋に入っても有料ということになっております。これについては市民の方がステーションに出す量が2袋程度と決まっておりまして、それを超えて多量のごみになることもありまして、有料となっています。 ◆委員(水野正己) その2袋程度の問題ですけれども、私の近所の人の話ですが、1週間に2回あるうちの収集日の1回目を忘れて、2回目にたまたま3袋持っていったと。そうしたら、たまたまそこに収集車が来ていて、運転手さんに、おおむね2袋ではなくて、2袋しか受けないのだから1袋持って帰りなさいよと言われて、正直に持ち帰ったということがあったそうです。おおむね2袋が厳格に2袋と収集業者に伝わっているのは非常に問題で、しかも、3袋はだめだから2袋といったら、緩めに詰めて3袋をその場できつめに詰めて2袋にしたら持っていけるということにもなるわけで、やはり私は、おおむね2袋というのは業者への伝え方も含めて見直す必要があろうかと思いますけれども、いかがですか。 ◎リサイクル推進課長(橋場真弓) 今、委員のおっしゃる意味は十分にわかるのですけれども、太田市も5,400カ所ほどのステーションがございます。そういった中で収集業者も限られた時間の中で、限られた人数で収集をさせていただいているわけですけれども、おおむね2袋という部分については、2袋だけということではないのですが、そういった中で収集業者の方についてはそういう形で周知させていただいております。ですから、厳密に3袋だから云々という部分については、その時と場合、また収集時間、それから収集量等の問題等もあるかと思うのですけれども、そういった中で判断をした中での収集作業員の回答だったような気がします。 ◆委員(水野正己) これで余り時間を食ってもしようがない話ですから、納得しませんけれども、4款は終わって、水道会計の質問をします。合併して2年目か3年目、そのころに水道料金改定、尾島は合併直前は太田の給水区域に入っていましたから、太田の水道料金に合わせて、料金の高かった新田、藪塚の水道料金を引き下げて統合したという経緯があるわけですけれども、この料金の統合から現在の給水原価が引き下げられているもとでの水道料金据え置きを判断している経緯、つまり、合併後の料金統合からこの間に至る水道料金設定の経緯を伺えますか。 ◎上下水道局長(大隅良也) 委員ご指摘のとおり、平成17年の1市3町の合併のときには、藪塚地区、新田地区の料金の値下げによる改定を、激変緩和ということで3年を経過後2段階にわたって下げることができました。この実績につきましては、我々は経費の削減に努力して、実は平成14年に水道法が変わったと同時に、第三者委託という委託制度が浄水場のほうで行われました。この経費の削減によって、平成17年の合併のときの料金改定の値下げができたのも事実でございます。経費の削減には非常に努力をする太田市でございまして、その後、実は包括業務委託というまた一段進んだ形の委託を、国の指導のもと、国との協議のもとで進めてまいりました。実は平成14年で料金を値上げして、平成17年のときは逆に太田市に合わせた形ですから、ほかは合併に伴って下げたという経過なのですけれども、太田市の料金は変わりません。ですから、平成14年から料金を変えずにいられるというのは、収入がふえないのであれば支出を抑えようという経済効果を単純に考えているおかげで料金値上げをせずに済んでいるという状況でございますので、料金改定、料金の値上げをせずに済んでいるというのが現在の太田市でございます。 ◆委員(水野正己) 包括業務委託によって水道料金が引き下げられているというような答弁になってしまったわけですけれども、水道職員による給水より包括委託による給水が経費を抑えられるのだとなれば、そこは、つまり安く使って水を供給しているのだという話になってしまいますから、それは別の機会でまたやりとりすることにして、時間がないですから、これで終わります。 ◆委員(市川隆康) 175ページ、4款衛生費、公害対策事業の工事請負費3,000万円は、同僚委員からも質問があったのでよくわかりましたけれども、鉱毒資料展示室のオープンの予定を伺います。 ◎環境政策課長(池田滋) 遅くとも平成27年の5月か6月にはオープンしたいと思っています。 ◆委員(市川隆康) 平成27年度にオープン予定とのことですが、管理運営はどのように計画されているでしょうか。固有の資料館の運営は入館料だけでは厳しい事例を踏まえて、管理委託は渡良瀬川鉱毒根絶太田期成同盟会に委託し、定期管理はもちろんですが、視察依頼を受けたらいつでも対応する方法もあるかと思いますが、部長、いかがでしょうか。 ◎産業環境部長(浅香重信) 現在のところ、最後まで詰めてはおりませんけれども、今おっしゃられた同盟会と協調してやっていくということですが、今想定しているのは、電話であらかじめ申し込んでいただいて、そのときに私どもの職員が行って、あけて案内する、あるいは同盟会の役員が来て案内をしていただくという形での運用を考えているところでございます。 ◆委員(市川隆康) 私も言うまでもなく毛里田村で生まれ育って、多分60歳の私が、鉱毒被害を体験した記憶があるのは最年少だと思っております。そして資料等についても、また父や祖父の代からの思いもありますから、それらを専門家が視察、あるいは研究材料としてくるときに、失礼ですけれども、果たして職員で対応できるか。職員というのは、私が言うまでもなく人件費がかかります。そして、専門家である渡良瀬川鉱毒根絶太田期成同盟会に管理委託したほうがより研究が進むと思いますけれども、再度、部長、お願いいたします。 ◎産業環境部長(浅香重信) 先ほど申し上げましたように、同盟会ともこれから相談していきます。今委員ご指摘のような点についても当然協議はしていきたいと思います。ただ、一方で同盟会の役員もかなり高齢化が進んできているというのも実態としてございます。そういった中で、どのような方法がいいか、これから1年ありますので、じっくり考えていきたいと思います。 ◆委員(市川隆康) 日本の公害の原点、足尾鉱毒事件と呼ばせていただいておりますけれども、当時、弁護士も雇えない農民たちが反別で負担金を出し合って、日本で最初に加害責任を相手に認めさせ、昭和47年に古河鉱業から損害賠償として15億5,000万円を勝ち取ったこの事実を伝えるためにも、今部長もおっしゃいましたが、東京までバスで交渉に出張った昭和の押し出しで活躍した往時の毛里田地区の多くの有志も年々少なくなってしまいました。公害を二度と起こさないためにも、あの苦難の道のりを語ってくれる録画記録を残し、語り部を育成しなければなりません。当時の魂がこもった鉱毒根絶の横断幕も、この間の展示会のときに見させていただいたら相当に破損が見えました。早急に表装して保存しなければ、貴重な遺産が消えかねません。部屋を改修して、オープンまでに早急な準備と予算が必要と思いますが、今後の計画を副市長に伺いたいと思います。 ◎副市長(清水計男) 初めは鉱毒会館の構想でありました。期成同盟会の方たちが40年、50年要望してくださったと記憶していますけれども、やっと念願がかなうということで、今度は鉱毒資料展示室でありますが、市長の決断でありました。当初、私も鉱毒会館というのは毛里田地区から出られないのかなと思っておりましたが、やはり多くの人に、市民の方、あるいは市外の方たちに見てもらうということが重要であろうという判断で、市長も決断し、また期成同盟会のほうもそれに応えて快諾してくれたと思っております。ですから、今、運営の問題だとかも出ましたけれども、これは行政だけではなくて期成同盟会と一緒に、どういう運営方法がいいのか、あるいは資料をどういうふうに後世まで伝えていくのか、表装するのがいいかどうかという問題もあると思います。期成同盟会の皆さんの汗と血の塊りが多分ついているのだろうと理解できますので、そのまま大事に後世に残すというのも1つの方法だろうと思います。その点も含めまして、あと1年間、改修と運営と、じっくりと期成同盟会の方たちと相談しながら、また議会の皆さんのご意見もいただきながら、いい方法でオープンできるように努めていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(市川隆康) 副市長、また関係者の皆様もよろしくお願いいたします。終わります。 ◆委員(岩崎喜久雄) 予算書の167ページ、4款1項6目であります。先ほど同僚委員からの質問がありました。方向性を変えてお伺いしたいと思っております。この工事請負費でございますが、また細かく説明していただきたいと思うのですが、お願いいたします。 ◎エネルギー政策課長(久保田勝) この1,500万円ですが、先ほどもご説明したとおり、電気自動車の充電インフラのスタンドということで、予算的には市役所が800万円、道の駅が600万円ということで、現在建築課に設計依頼を出しておりまして、設計中でございます。場所につきましては、市役所本庁が、現在の福祉会館の南の八瀬川の端を考えております。道の駅につきましては、道の駅の敷地の駐車場内ですが、それの北東部分を考えております。 ◆委員(岩崎喜久雄) このEV車、エレクトロビークルという形だと思うのですけれども、低速充電方式、間もなく中速が発表されると思うのですが、これは高速充電だと思うのですが、本市にはどのような形で、どこにどういうふうなステーションがありますか。ありましたらお答えください。 ◎エネルギー政策課長(久保田勝) ただいまのご質問ですが、市役所の2カ所については高速充電を考えております。それと、太田市内の高速充電の基地ですが、4基ほどあるようなことを聞いております。これは各ディーラーといいますか、電気自動車を販売している日産自動車ですとか、そういうところにあると考えております。 ◆委員(岩崎喜久雄) ほかに民間であるところもありますし、インターネットで見てもらえばわかるのですけれども、あと、イオンにも2つ基地があると思うのです。よろしくお願いします。  もうちょっとかいつまんでこの次世代の自動車の充電インフラのお話をさせてもらいますが、電気自動車は本当に快適で、なおかつ、目標とすれば国が8年前から補助を出して、環境に優しい、人間、地球にも優しいというすぐれものであると私は思うわけでございます。このEVステーション整備のことで、今現在、能力的にはマックスで大体走行200キロメートルということでございます。この200キロメートル前後のEV車に対して、高速充電という充電器なのですけれども、マックス充電でどのくらいの時間が必要とされますか。 ◎エネルギー政策課長(久保田勝) 充電器につきましてもいろいろな種類がございまして、同じ高速充電といいましても容量等がありまして、大体言われているのは30分程度と聞いております。 ◆委員(岩崎喜久雄) この充電器なのですけれども、私は前に市長にもお話しして、市長は車が少ないからEVステーションが少ないのだという答えだったのです。私は、EVステーションがないから普及しないのだという逆の方向で話をしたわけですけれども、このたび2基つけてくれるということで、ほんのちょっとほっとしました。実のところ、この太田市周辺を考えてみますと、2基では物足りないかなと私自身は思うのですが、その辺に関していかがですか。 ◎エネルギー政策課長(久保田勝) その点につきましては、まずは2基つける。その後の状況を見まして、ふやすかどうかという判断をしたいと思います。 ◆委員(岩崎喜久雄) 今、いい返事を聞きまして安心しました。実のところ、群馬県のほうでも今後400カ所のEVステーションを企画しているそうです。実は上信越道とか東北道とか北関東道路には今現在ないのです。今後整備されるということで、本当にこの地域にもEV車が普及されることが考えられるわけですけれども、この費用というものがあると思うのですが、EVの充電の費用はどういう形になりますか。 ◎エネルギー政策課長(久保田勝) 電気代とか光熱費につきましては、充電インフラの普及啓発を含めまして4社協議会というものがつくられております。そこにお願いをしますと光熱費は補填されるというのがありますので、そちらの方向で考えております。 ◆委員(岩崎喜久雄) 国からの補助がごく普通に考えますと車両に対して3分の1、EVステーションに対して県のほうで補助が3分の2、そして今メーカーが約9割5分ですか、そうすると、EVステーションをつくるのに一銭もお金がかからないでできるわけです。その辺に関してどうですか。 ◎エネルギー政策課長(久保田勝) ただいまの補助の関係ですが、国が3分の2、4者協議会が3分の1、ただし上限がございまして、1基当たり170万円が上限となっております。それを超える分については市の持ち出しということでございます。 ◆委員(岩崎喜久雄) 今のお話は国の給付に対してのお話だと思うので、EVに対しての援助ではないと思うのですが、その辺はどうですか。 ◎エネルギー政策課長(久保田勝) 失礼しました。自動車のほうは不勉強でわからないのですけれども、国から上限で78万円とか、そういった補助が出るようなことは聞いております。 ◆委員(岩崎喜久雄) 市が援助するといっても、私が感じるには、結果的に場所とかそういった形だと思うのです。最近、環境の空気の問題が非常に取りざたされております。その辺に関しまして、自分も、今後、車社会の中で、車を1台、2台、3台、4台持っている方もいらっしゃると思います。そういった方向に関しまして、今のハイブリッド、そしてまた電気自動車の兼ね合いから考えまして、屋根にソーラーシステムをつけて、そのような形で今後考えてもみたいと思うのですけれども、その辺に関して、部長、いかがですか。 ◎産業環境部長(浅香重信) 環境問題から、もちろん太陽光発電にも取り組んできたわけでありますし、電気自動車についても同様であります。ただ、電気自動車に関して申し上げますと、その電気は何でつくるのかというのは、1つクエスチョンマークとしてはあるわけです。例えば石炭の発電でつくった電気であれば、CO2の削減にはつながらないのではないかと考えるわけですが、いずれにしましても、市内の空気の汚染も問題になっている時期であります。そういう意味では、電気自動車の普及も進めていきたいと思います。 ◆委員(岩崎喜久雄) 地震のときに停電の記憶、計画停電とかがあったと思うのです。皆さん、かなり苦労したと思うのですけれども、そのときに電気自動車のバッテリーで、安定器とかを買いまして2日間家電が使えるわけです。そういった一歩進んだ考え方をしてもらえれば助かります。今後、太田市が太陽光のまち、そしてまたソーラーとEV車のまちというのも前進の意味ではいいかなと思うのですけれども、副市長、ひとつコメントをお願いします。 ◎副市長(清水計男) 今回の予算に計上いたしましたEVのステーションの問題でありますけれども、2基設置するということであります。状況を見ながら段階的に必要であれば拡大していくということであります。市長の考え方でありますけれども、もちろん自然環境に優しいというテーマ、これはいつも追随していくわけですが、試みに電気自動車を1台、来年度購入してみたいという考え方も持っております。それとの併用の中で、ステーションも出てきたということでありますので、ぜひその辺もご理解していただきながら、今後EV車がどの程度進化していくのか見届けながら、利用が必然的に上がっていけばステーションも必然であると考えております。逆のパターンを言いましたけれども、スバルがEV車を出せばもっと爆発的に普及は進むのだろうと思っております。以上でありますけれども、よろしくお願いいたします。 ○委員長(木村康夫) 他にご質疑はありませんか。     (「なし」の声あり) ○委員長(木村康夫) 他にご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。      ◎ 休     憩                                       午後1時58分休憩 ○委員長(木村康夫) 執行者入れかえのため、暫時休憩いたします。      ◎ 再     開                                        午後2時2分再開
    ○委員長(木村康夫) 休憩前に引き続き会議を開きます。  審査に当たり円滑な進行を図るため、執行者の皆さんにお願いがございます。  発言に当たっては、必ず挙手し、「委員長」と呼んでいただき、私が指名した後に着席のまま、簡潔明瞭にお願いいたします。  また、マイクのスイッチは発言の直前に入れ、終わったらすぐに切っていただくようお願いいたします。      ◎ 5款労働費〜7款商工費に対する質疑 ○委員長(木村康夫) 次に、5款労働費から7款商工費までについて審査を行います。  ご質疑ありませんか。 ○副委員長(宮沢まりこ) 197ページ、6款2項林業費について、昨日同僚委員からも質問があったのですが、ぐんま緑の県民税について伺います。平成26年度より開始されるということなのですけれども、県のホームページを調べましたところ、市町村提案型事業に補助が出るとされております。今回の予算の中に計上されていなかったのですが、この事業で補助を受ける予定はないのでしょうか。 ◎農業政策課長(井野岡幸宏) 現時点では補助を受けるような事業を考えておりませんので、計上しておりません。 ○副委員長(宮沢まりこ) 市として補助の該当になる事業はないのでしょうか。 ◎農業政策課長(井野岡幸宏) 昨日も歳入のところでお答えいたしましたけれども、太田市で該当するとしますと、荒廃した里山の整備ということになります。こちらを現在は森林獣害対策事業としまして、県単で1年目に大規模な刈り払いを行っていまして、2年目、3年目に市単で継続的な刈り払いを行うということです。これをぐんま緑の県民税に該当させることになりますと、ボランティア団体ですとかNPO法人の方々に管理と整備をやっていただくということで、1年目に整備事業を行っていただいた後には、2年目以降に管理を行っていただかなくてはならないということでございまして、今、3年間、森林獣害対策の刈り払い事業を行った後の管理というのが問題になっている中で、このような事業は研究の余地があるということで、まだ計画の中に入っていないというのが現状でございます。 ○副委員長(宮沢まりこ) そうしましたら、農政部では限界があるのかなと理解をしました。この市町村提案型事業の中には、森林環境教育や普及啓発というものも挙げられております。こうしたものは、例えば教育委員会でも使えるのではないかと私は考えるのです。この税金7,420万円、ぐんま緑の県民税がこれから5年間徴収されるということなので、7,420万円に5を掛けまして3億7,100万円が私たちの税金から取られるわけです。これを市として使う必要があるのではないかと私は考えるわけですけれども、しっかり太田市民に還元されるように県に要請すべきと考えます。副市長の見解をお願いいたします。 ◎副市長(清水計男) ぐんま緑の県民税、これはまさしく県民税であります。平成26年度から開始されるわけでありますけれども、この創設につきましては、県議会の中でも非常に議論があったと聞いていますし、また、県の職員からの市町村に対する説明が再三にわたりありました。何が一番問題かというと、市民税と一緒に県民税を集めるという仕組みがあるからであります。その徴収した県民税については、主体的には山間部に使いたいというのが思惑であったのだろうと私は思います。荒廃した山間部の山林の整備に使いたい。それと、一番の問題は水資源です。水資源の確保を正常にやっていくことだと思います。片や平地の部分、太田市とか館林市とか山林がない部分からももちろん徴収されるわけなのですけれども、そういった面も含めて、今委員がおっしゃったような補助メニューを出してきたと理解しております。この補助メニューについては、県の担当部長に聞いたのですけれども、5月ごろには締め切りたいという話もしていたのですが、いや、そうではなくて、5月ではまだ始めたばかりですから、市町村においても事業計画ができないのではないですかとお話ししたこともあります。ですから、多分、私の考え方では2次、3次募集もあるのかなという期待感は持っています。  そこで、では何がというのですけれども、これはあくまでも住民参加型ということが前提にあるようですが、例えば太田市が今やろうとしている平地林の問題も含めて、これはトライできるチャンスもあるのかなと私自身は思っております。今1号の平地林計画が始まりました。これで終わりというのではなくて、次は2号、3号というような平地林計画も太田市は展開していくと思っておりますので、そういったメニューも活用できれば活用しながら、拡大していけたらいいのかなと今思っておるところであります。何せ県のほうも初めての試みでありますので、どういった提案が出てくるか全くわからないですので、そういった状況の中で、太田市ももらえるメニューであるならばもらうように意欲的に進めてまいりたいと考えております。よろしくお願いいたします。 ○副委員長(宮沢まりこ) まだ次の募集もあるかもしれないということで、今現在、計画は本市のほうではまだないということなのですけれども、私が先ほど言った教育委員会での教育啓発といった部分で、部を超えての提案といった部分で、副市長、もう1度お願いできますか。 ◎副市長(清水計男) もちろんそういったソフト事業の面でも活用されるのであるならば、これは積極的に使うべきだと思っております。使うべきというか、参加したいと思います。全庁的に今回の森林環境税の用途について、やはり全庁内的に伝播する必要があるかなと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○副委員長(宮沢まりこ) ありがとうございます。来年度、どのような事業が出てくるのか期待しまして、次に移らせていただきます。  203ページ、産学官連携推進事業のことについて伺います。運営費補助金と整備事業補助金の内訳をお聞かせください。 ◎産業環境部参事(倉林栄) まず、一般財団法人地域産学官連携ものづくり研究機構運営費補助金3,416万3,000円でございますけれども、この内容につきましては、運営に対する人件費と人材育成の施設維持管理費、主にイノベーションセンターになりますけれども、そういった内容の費用の支出でございます。その下のものづくり研究機構人材育成施設整備事業補助金2,451万3,000円でございますけれども、これも一般財団法人産学官ものづくり研究機構が建設をいたしましたイノベーションセンターの建設費に係る補助ということで、建設が既に終わっておりますが、これに対する償還金の関係についての支援をしているということで、建設費の補助金でございます。 ○副委員長(宮沢まりこ) そうしましたら、テクノプラザおおた、ものづくりイノベーションセンター等はどのような目的で建設されたのでしょうか。 ◎産業環境部参事(倉林栄) テクノプラザおおたの目的につきましては、太田市が産業都市ということで、産業支援を中心としたものづくりのまちということでございまして、市内の大企業の研究開発を目的として発足した産学官連携をもとに、平成19年4月に群馬大学の生産システム工学科を迎え入れまして、それを契機にこの施設を建設したものでございます。 ○副委員長(宮沢まりこ) そうしましたら、本市にはどのようなメリットがあるのでしょうか。 ◎産業環境部参事(倉林栄) 本市は、ご存じのとおり、ものづくりのまちでございますので、ものづくりの事業でございますけれども、主に自主事業で人材育成事業ですとか、これはものづくり研究機構が関与している部分でございますが、数々の事業を行うことによって市内の中小企業、もちろん経営者、それと技術者を育成するための施設ということで、十分活用されている施設でございます。 ○副委員長(宮沢まりこ) ホームページを見ましたところ、1社1博士創出プロジェクトがあるようですが、この内容をお伺いします。 ◎産業環境部参事(倉林栄) 一般財団法人地域産学官連携ものづくり研究機構でございますけれども、事業の中で人材育成研修という事業も行っておりまして、その事業というのが、市内の中小企業の社員とか、またマネジメントをする方々を対象といたしました人材育成研修の開催をやっているわけでございます。その中で、講師におきましては財団のコーディネーターに務めていただきまして、その中でいろいろと研修、教育訓練とか経営の問題とか、そういった方々の出前講座とか、この研修に参加してくれた方が、特にやる気があるからと言っては申しわけないですけれども、特化した方々が夜間の大学院も行って、ひいては博士号までという、またそういった支援もということで記載をしております。 ○副委員長(宮沢まりこ) そうしましたら、このプロジェクトを通して博士課程を取った卒業生は何人いるか。 ◎産業環境部参事(倉林栄) これは理想を掲げている部分がありまして、実際上はまだいないと伺っております。 ○副委員長(宮沢まりこ) 群馬大学の学部が縮小するに当たりまして学生が少なくなると考えられるのですが、本市に影響はあるのでしょうか。 ◎産業環境部参事(倉林栄) 昨年の5月、ご存じのとおり、群馬大学工学部が理工学部に名称が変わって、群馬大学で組織の改編が行われたわけでございますけれども、現在太田キャンパスにいる学生は、その前に入学しました生産システム工学科の2年生、3年生、4年生及び大学院生が今在籍をしておるわけでございます。それで、また来年、再来年になりますと理工学部に入学となりますので、生産システム工学科の学生がこの籍にはおらなくなる状況でございます。ただ、引き続き大学院の生徒は在籍していただくし、それに伴います先生方ももちろんここにいらっしゃいます。また、理工学部が桐生キャンパスのほうに入学ということになるわけでございますけれども、桐生の学生がこの太田校舎を利活用する機会ですとか、実験器具ですとかがありますので、もちろん太田キャンパスのほうにも来て、大学の教授の授業を受けるという形は引き続き行われますので、当面大きく変わるということはないと私は思っております。 ○副委員長(宮沢まりこ) この事業をするに当たりまして、群馬大学を誘致して、その学生が太田市へも来てくれるということで期待が高まっていた部分があったと思います。引き続きまして、その学生が減らないような対策と、また平成19年からこのテクノプラザ、イノベーションセンターがあるということなのですけれども、先ほど答弁の中でも言っていただいただけの予算がつぎ込まれているにもかかわらず、ホームページの更新もされていないようなのですが、当初の目的が達成できるように取り組んでいただきたいと考えます。部長、見解をお願いいたします。 ◎産業環境部長(浅香重信) 一般財団法人地域産学官連携ものづくり研究機構は平成21年に群馬大学より少しおくれて設立されて現在に至っております。先ほど課長の答弁にもありましたように、人材育成事業、あるいは各企業への講座等をやっておるわけですけれども、今お尋ねの群馬大学の関係であります。群馬大学については、生産システム工学科がなくなりまして、在籍している学生は卒業するまで工学部そのものは残るわけですから、ことしは1年生がいなくて、2年生、3年生、4年生、来年になりますと1年ずつ上がりますので、3年生と4年生、3年目は4年生だけになって、最後は4年生の大学生は1人もいなくなってしまうという状況になる予定であります。逆にこちらに研究室を持っておられる群馬大学の先生はそのまま研究室を残しますので、その研究室で研究に携わる大学院生については、今後とも太田市に来て研究をしていくという状況が残っていくと群馬大学から説明を受けております。  財団のほうは、先ほど申し上げましたような講座とか、あるいはそれ以外にも、サイエンスアカデミーという子どもの教育に対する事業、あるいは中小企業の高度な技術開発を進めるための戦略的基盤技術高度化支援事業というのを取り組んでおりまして、これは企業と財団で共同開発をしていくという事業で、国の補助金でやっているのですが、1億円ぐらいをかけて技術開発していこうというものに取り組んでおります。内容はかなり高度なものでして、我々も説明を受けるのですが、ちょっとわからないという内容でありますが、それぞれの企業の製品にそのまま使える新しい技術を開発していこうということで取り組んでおりまして、今後とも太田市のものづくりにとって大事な役割を果たしていってくれると期待しているところでございます。 ○副委員長(宮沢まりこ) お話を聞いている限りですと成果がすぐには見られないのかなと思うわけですが、大学が平成20年からで、イノベーションセンターは平成19年からということで、何年経過されていますか。 ◎産業環境部長(浅香重信) イノベーションセンターについては、建設は平成23年で、今償還をしているという状況です。 ○副委員長(宮沢まりこ) 平成23年なのですね。そうしますと、2つ合わせて7年ぐらいですか。 ◎産業環境部長(浅香重信) ちょっと話が混乱していますが、平成19年にテクノプラザおおた、こちらからいきますと右側の建物であります。平成23年に左側のイノベーションセンター、別棟の建物をつくったということであります。テクノプラザのほうは主として群馬大学が使っている施設でありまして、イノベーションセンターのほうは、もちろん群馬大学の研究室も使っていますけれども、財団も使っているという状況であります。 ○副委員長(宮沢まりこ) ちゃんと説明を受けてきたのですけれども、こんがらがってしまいました。何にしてもかなりの費用がかけられているわけでありますので、今後しっかり評価、成果を出していただけるような活用をしていただきたいと思っております。最後に副市長、見解をお願いいたします。 ◎副市長(清水計男) あそこの大きい成果でありますけれども、成果は出ています。群馬大学の太田キャンパスができたということが大きい効果であろうと思っております。それをつなげるのが財団の役目であります。行政と群馬大学との、あるいは民間との間に立って財団がいろいろな支援をし始めたということであります。  ただ、よく私は群馬大学の理工学部長とか専務、理事、これは群馬大学のOBの教授の方ですけれども、お話しする機会があります。やはりあそこの財団なり群馬大学を太田市民にどうしたら早く認知できるかということが一番の切実な問題なのですというお話は毎回させてもらっております。今、議員でもよくわからない方がいたということがありましたので、また再び理事者の方によくお話をして、財団はここにあるよ、群馬大学はここにあるよというお話を、もっと積極的に市民に向けてPRできるような体制をとってもらいたいというふうにお話しさせていただきたいと思います。ありがとうございました。      ◎ 休     憩                                       午後2時19分休憩 ○委員長(木村康夫) この際、暫時休憩いたします。      ◎ 再     開                                       午後2時45分再開 ○委員長(木村康夫) 休憩前に引き続き会議を開きます。      ◎ 黙     祷 ○委員長(木村康夫) 審査の途中ではありますが、本日は東日本大震災から3年目となります。ここで被災者を追悼するため1分間の黙祷をささげたいと思いますので、委員、執行者及び傍聴の皆様はご起立をお願いします。      (一 同 起 立) ○委員長(木村康夫) 東日本大震災は、極めて多数の犠牲者を出すとともに、国民生活に多大な影響を及ぼした未曾有の大災害であることに鑑み、亡くなられた方々のご冥福をお祈りし、黙祷をささげます。  黙祷。      (黙     祷) ○委員長(木村康夫) 黙祷を終わります。ありがとうございました。ご着席願います。      (一 同 着 席) ○委員長(木村康夫) 他にご質疑ありませんか。 ◆委員(山崎俊之) それではお願いしたいと思います。190ページ、6款1項4目園芸振興費でございます。こちらを見ますと、前年に対しまして7,862万9,000円ほど増額になっております。県の支出金としましても、前年よりも4,994万6,000円増額です。本市からの一般財源につきましても2,868万3,000円増額となっております。主な中身について伺います。 ◎農業政策課長(井野岡幸宏) この大幅な増減につきましては、野菜王国・ぐんま強化総合対策事業費補助金、その下にあります強い農業づくり総合対策事業費補助金、その下にございます太田市野菜ブランド推奨事業費補助金が、新規のものと新たに増額されているものがある関係でございます。それと、一番下にございます地産地消拡大推進事業費委託料(緊急雇用創出)、それから野菜価格安定事業負担金が増額されているのが主な要因でございます。 ◆委員(山崎俊之) 非常に心強い内容ですが、過日の大きな雪害のために、我々も視察させていただきましたが、本当に心を打ちのめされるような状況でございました。そこから物理的というか、現実的にも、精神的にも、一刻も早く立ち直っていただきたいなという思いでいっぱいでございます。それらのことにつきましては、今後の国の施策、県の施策を受けて市としてもやっていただけると思いますが、これは雪害にかかわらず、次年度の予定されたものだと思います。項目が4つ、5つございます。新規のものもございますので、それぞれ簡単で結構ですから説明をお願いします。 ◎農業政策課長(井野岡幸宏) それではまず、野菜王国・ぐんま強化総合対策事業費補助金につきましては、野菜の生産拡大を積極的に進め、意欲の高い野菜の担い手育成など野菜の生産振興の強化を図ることを目的とするものでございます。主な内容としましては、パイプハウスを87棟、それからホウレンソウ用農業機械を5台、内訳としまして、自動包装機3台、真空播種機2台でございます。そのほかに遮光資材150枚を購入するということでございまして、これに対する補助額は4,379万8,000円でございます。  それから、その次の強い農業づくり総合対策事業費補助金につきましては、農畜産物の更新、高付加価値化、低コスト化、食品流通の合理化等、地域における生産から流通、消費までの対策を総合的に推進するということでございまして、JA太田市のほうで藪塚野菜集送センターにございます真空予冷機を更新するものでございます。補助金額が5,800万円でございまして、その2分の1ということで2,900万円、事業費5,800万円のうち2分の1、2,900万円でございます。  その下にございます太田市野菜ブランド推進事業費補助金2,000万円につきましては、太田市内の農業協同組合を通じまして、出荷されている太田市産の野菜の外部包装に対し、おおたんマークを使用した包装経費の一部を助成することで、太田市産野菜のブランド化を推進し、他産地野菜との差別化を図り、産地の知名度向上と消費拡大を推進するものでございます。こちらにつきましては、JA太田市とJAにったみどり、出荷実績に応じてこの2,000万円を配分するという予定でございます。  それから、一番下にあります地産地消拡大推進事業委託料(緊急雇用創出)1,290万5,000円につきましては、道の駅おおたで地場産野菜のPRと消費拡大を図る事業を委託するものでございます。委託先につきましては、起業後10年以内のNPO法人等ということで、プロポーザルによりましてWay  To The Dreamに委託したものでございます。  それからもう1つ、野菜価格安定事業負担金569万1,000円でございます。この事業につきましては、野菜の供給と価格の安定のために計画的な生産出荷を推進するとともに、県内の野菜産地から市場に出荷した野菜の販売価格が著しく低下した場合、あらかじめ国、県、市町村、全農、農協及び生産者が積み立てた資金を生産者に交付することによりまして、生産農家の経営安定と産地の育成及び消費生活の安定を図るものでございまして、JA太田市では、対象野菜が夏秋ナス、シュンギク、コマツナ、(「もういいです」の声あり)いいですか。 ◆委員(山崎俊之) 概略をつかむことができて、ありがとうございます。その中で、最初の野菜王国・ぐんま強化総合対策につきまして、これは新規ではないと思うのですが、増額ということで2,100万円ほど増額となっておりますが、説明ではパイプハウス87棟分とか、いろいろな機械とか資材ということですが、これはどのように配分と言ってはおかしいでしょうけれども、申請は何かするのでしょうか、それに対してということでしょうか。 ◎農業政策課長(井野岡幸宏) これにつきましては、あらかじめ今年度申請がありまして、JA太田市のほうから、パイプハウスにつきまして87棟を来年度設置したいという申請に基づいて計上したものでございます。 ◆委員(山崎俊之) またもう1つ、野菜ブランド推奨事業費補助金は、おおたんマークをJAの出荷分の実績に応じてということですが、これは一部助成ということですが、そうしますとJAとか、あるいは農家の方、個人も負担というものもあるのでしょうか。 ◎農政部副部長(津久井淳一) 大変申しわけございません。今の質問は、例えばJAに出荷する人が個人負担もありますかということでよろしいですか。それとも、そうではなくて全額こちらで負担するという形のご質問でよろしいわけですか。 ◎農政部長(橋本利明) ただいまのご質問につきましては、この事業について個人出荷の人の場合に助成があるかというふうなことに私は捉えたのですが、これにつきましては、JAを通して出荷する人を対象としておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(山崎俊之) そのこともあるのですけれども、JAを通して出荷している人でも、個人的にも負担しているのでしょうかということです。 ◎農政部副部長(津久井淳一) 個人的にも、出荷者も負担していただきます。 ◆委員(山崎俊之) この辺の新規の事業等が多かったので、基本的なことで恐縮でしたが、確認させていただきました。農業につきましては、国あるいは県の動きも早くて、減反の廃止のこととか本当に大きな流れが節目でございますので、期待もあるし、農家の方の不安もたくさんあると思いますので、そのような時期でございます。まして雪害も重なってきました。いろいろな施策を矢継ぎ早に打っていただくということで期待しておりますので、今後ともよろしくお願いしたいと思います。  関連しまして、農地の集積についてですが、187ページにも農地集積協力金などもございますが、国の施策なりで、農地中間管理機構ということが新聞紙上等でもよく載ってまいります。県でも農業公社がそれを担っていくというような解説もございますが、この中間管理機構、農業公社のことについて、部長から見解をお願いしたいと思います。 ◎農政部長(橋本利明) まだ詳しい説明が下のほうには十分に届いていない部分があります。そして、私どもが農地中間管理機構に期待していたことにつきましては、特に耕作放棄地を解消できるものだろうと考えていたのですが、内容を見てみますと、農地中間管理機構につきましては耕作放棄地を解消するためにつくるものではないという考えがあるようで、耕作放棄地を解消した農地を預かって第三者に貸し付けるみたいな内容になっているみたいです。私は、そこのところは国が考えていることと我々末端が考えることが食い違っているような部分があるのではないかということで、今後、農地中間管理機構がどのような形で下におりてくるのか心配しております。また、群馬県で1機関ですから、考え方とすると、お金は出していただけるのでしょうけれども、事務は結果的に市町村、末端におりてきてしまう。今現在、私どもの農政部の中でいろいろな事務をやっておりまして、事務職員は目いっぱいです。また、この仕事をおろされてもなかなか厳しい状況にあるのかなと自分自身感じておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(山崎俊之) 大変いろいろなことを聞きます。今部長のほうからも事情について説明いただきましたが、大きな問題で、かつ大事な問題かと思います。副市長の見解がありましたら、一言お願いいたします。 ◎副市長(清水計男) 農政問題でありますけれども、国を挙げてということであります。今回の雪害対応についても、国を挙げて相当な支援を最終的には決定していただいたということであります。ましてや当太田市にとっても、農業出荷額については県内2位ということであります。大事にしながら、助成できるところはする。あるいはお互いに協調できるところは協調していくということで、大事に守っていくべきだと考えております。どうぞよろしくお願いいたします。 ◆委員(深澤直久) よろしくお願いします。  農政部に、ちょうど雪害のことの方向を変えたところから伺います。いずれにしましても、今、副市長も言いましたとおり、国の施策も支援もある程度出てきた。ただ、まだ本決定ではありません。そういう中で、太田市も農業を守っていかなくてはならないと誰しも考えているところだと思います。執行者、また議会のほうも、そんなに遠からずいろいろな見解が出てくると思いますけれども、その中で一番恐れているのが離農であります。もういいや、母ちゃん、やめるべというところが随分あるやに聞きます。今このときですから、どうこうというのではないですけれども、推測で結構なのですが、どのぐらい恐れていることがありそうなのかわかりますか。 ◎農政部副部長(津久井淳一) 現在、JAを通して、例えばハウス農家、施設園芸、この方たちの被害が実際どのくらいあったかという調査をまだしている段階です。そうした中である程度の面積が出てきました。そうした中で、例えばハウスを建てかえますか、それとも建てかえないですか、そういうアンケートまで含めて実際調査をしているところでございます。そうしますと、間違っていたら済みませんが、今農業の平均年齢というのは66.何歳だと思いました。そうしますと、例えば80歳、または75歳以上の方と限るわけではないのですけれども、そういう方が例えば無利息にしてもローンを組んでやるか、または補助があったとしてもそれ相当の労力がかかると思います。そういうことを考えますと、何%とは言えないですが、やはり離農する方も考えられるかなと思われます。ただ、うちのほうとしましてもできるだけ支援していきたいと考えておりますので、できるだけ続けてくださいと。例えばハウスがだめなら露地野菜、そのような格好で転向しても結構ですから続けていただきたい。これはJAと共同しながら進めていきたいと考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ◆委員(深澤直久) 先般、私どもも視察という形で意見を聞いてまいりました。その中で、跡継ぎがいるという家もいましたけれども、考えていますということもありました。一番大事なのは支援とお金がどう賄えるかという形です。農業予算の中に後継者育成資金ですとかいろいろなものがありますけれども、この雪害に至って、まだ予算書の中で、だったらこれが使えるのではないかというところが農政部のほうはありますでしょうか。 ◎農政部長(橋本利明) 今のご質問につきましては、現在の予算の範囲内でということだと思うのですが、この予算の範囲の中で、例えば近代化資金とか総合農政推進資金とか、その資金というのはあるのですが、今県とJA全農ぐんまが打ち出した資金の関係がありまして、補助事業の場合につきまして5,000万円、生活資金が1,000万円、これを無利子で貸そうというものがありますので、そちらを利用していただいたほうがいいかなと。こちらで予算があるものにつきましては若干利子がかかりましたり、そういったものがありますので、そちらで対応する予算をつくりましたので、そちらを利用していただくほうがいいのかなと思います。 ◆委員(深澤直久) 商工費のほうで聞きたいと思います。制度融資とか緊急特別などというものがありますけれども、そちらが持っている中で使えそうなものはあるものですか。 ◎産業環境部参事(倉林栄) 農業でということですと、私ども商工費の中では中小企業支援が目的ですので、現在のところございません。 ◆委員(深澤直久) わかりました。農業も商工という産業の1つと私は考えていましたので、できるといいなという意見です。両方とも現在のところ、そういうものに関しての追加措置的なものができないと思うのですけれども、それでよろしいのでしょうか。何か支援的なもの、この予算の中で使えるものはないという理解でよろしいですか。副市長、そこに関して伺います。 ◎副市長(清水計男) 今回の大雪による被災農家の生活支援をどうするかということであります。当然、復興にかかわるものについては、最大限の補助を国なり県なりは決めたと考えております。では、生活資金をどうするかというのは、やはりJAの制度融資がございまして、その利子補給等々について最大限の対応をしていこうという話がございます。そういった面での活用は当然あるかなと考えておりますので、資金調達については多分そちらを活用すると考えております。 ◆委員(深澤直久) わかりました。  次に行きます。多分農政部でいいのかなと思うのですが、199ページ、6款2項林業費でいいのかなというクエスチョンのところですけれども、初日に言いました金山の松のことですが、所管はそちらでいいですか。大変折れました。それをどうしていくか。例えば場所によっては、十数年前に岡山県から入れましたきらら松というのが随分ふえて大きくなってきております。こちらの間伐をしないと、まためったやたらといってしまうということで、あそこは公園になっているのかなと思うのですけれども、いろいろな意味で太田市のシンボルですので、そういう折れたところの補修ですとか、混んだところの間伐も必要かなと思うのですが、この1点について、どうしていくかお聞かせ願いたいと思います。 ◎農政部長(橋本利明) 当時、10年ぐらい前ですか、森林空間整備事業でやった中腹にある松の一団のところだと思うのですが、1度私どものほうで間伐をしました。また、成長に合わせて間伐をしていかなければ、大きな松にはならないだろうと思います。国の補助事業に私が文句を言ったらおかしいのですが、なぜあんなに細かく最初から植える必要があるのだろうかという疑問も残るのですが、そのようなことの中で、県単事業等を利用した中で対応していきたいと思います。また、金山全山における松の被害が結構大きく出ておりますので、これらにつきましては今後松くい虫防除対策推進協議会、各区長等に出ていただいておりますので、今後どういうふうな形で金山を守っていくのだということもその中で話し合っていかなければならないのだろうと思いますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(矢部伸幸) 予算書191ページ、同僚委員も質問しまして、産地育成対策事業についてお聞きしますが、過去太田市で独自の加工品をつくるということがありましたけれども、それはどのような実績があって、今後どうなされるのでしょうか。 ◎農業政策課長(井野岡幸宏) 独自の加工品でございますけれども、ネギカレー、ネギ油、ネギドレッシング、三日とろろ等、もう既に販売はしております。その後もこちらのほうで試行錯誤でいろいろな加工品に取り組んでおりますけれども、まだ販売に至るということはございません。今後も試行錯誤を続けて、新しい独自の加工品を開発できるよう研究していきたいと思いますので、よろしくお願いします。 ◆委員(矢部伸幸) 独自のものがもっともっと生まれればいいなと思っているのですけれども、先ほど野菜ブランド推奨事業費補助金の内容をお聞かせいただきましたが、ブランド化される野菜はどのような野菜を想定されているのか。申し込みがあれば全ての野菜がブランド化されるのか、そこら辺を教えてください。 ◎農業政策課長(井野岡幸宏) 野菜につきましては、2つの農協と相談しまして、6品目を予定しております。6品目につきましては、ホウレンソウ、コマツナ、シュンギク、ナス、エダマメ、モロヘイヤでございます。 ◆委員(矢部伸幸) 続いて、その下の地産地消拡大推進事業、相手がWay To The Dreamとお聞きしましたけれども、道の駅で事業を委託されているところがまた委託されるというか、この地産地消拡大推進事業を受けて、Way To The Dreamとして戦略とか、仕事柄変えることとか、そういったことは何か把握しているのでしょうか。
    ◎農業政策課長(井野岡幸宏) これにつきましては、道の駅おおたを地産地消の拠点といたしまして、年間を通じて農産物の安定供給、確保、それから農家との生産調整や訪問指導によるネットワークの構築、おいしい野菜、新たな野菜の作付とか、店頭に豊富な種類の野菜の取りそろえを目指す、また、新たな加工品の開発やイベントを通じて販路拡大に取り組むための人材を確保するという事業になっております。 ◆委員(矢部伸幸) そうすると、今までWay To The Dreamは道の駅でそういったことをやっていますよね。それで緊急雇用を使ってまた同じところにお願いするというのはどうも腑に落ちない点があるのですけれども、こうしてほしいとか、太田市として何かお願いとかはされたのでしょうか。 ◎農業政策課長(井野岡幸宏) これにつきましてはプロポーザルで行いました。この委託事業につきましては市からの委託でございますので、当然市のほうからこういうふうにしていただきたいということを申し述べた上で提案をしていただいて、それが採択されたということでございます。 ◆委員(矢部伸幸) 太田市として、せっかく独自でつくった加工品、ネギカレーであったり、今後ブランド化される野菜、それはたくさん売っていただきたいと思いますけれども、部長、最後にそういったところをどうお考えでしょうか。 ◎農政部長(橋本利明) やはり皆さんに多く知ってもらうということが一番重要なのだろうと思います。そういった意味で、私たちもこういう事業をやっていますよというのをPRしていきたいと思います。また、農協等も市場に出かけて直接そういった売り込み等も今後もあると思います。また、ご存じだと思いますけれども、ぐんまちゃん家を利用した中で、そういったことも今後もPRしていきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ◆委員(矢部伸幸) 部長のおっしゃるとおりで、やはり知ってもらうところがすごく大事だと思うのです。ネギカレーだったり、三日とろろなどはとてもおいしいのにまだまだ知られていないのかなという気がしています。農政のところだけでなく、ほかの企業であったり、いろいろなところに農業としてもっともっと食い込んでいって、いろいろなところでアピールしていただきたいと思うのですけれども、最後に副市長、どういったご意見をお持ちでしょうか。 ◎副市長(清水計男) そのとおりだと思います。農政サイドなり、JAなり、努力していただきましてそういった加工品が出てきたということで、みんな評判がいいようであります。ただ、キャパがまだ少ないということでの全国展開なりができないという状況はあろうと思います。今後そういったことも含めて、Way To The DreamというNPO法人を使いながら、もう1度高いステップにするのもいいのかなと思っております。これについては、NPO法人を育てるという意味での事業でもあるということも1つご理解していただいて、そういうNPO法人を真ん中に介しながら、行政ではちょっと足らない部分もあるかもしれません。そういったことを含めて、NPO法人がもう1つ太田の野菜の地位向上に、あるいは普及拡大に役立っていただければいいのかなと思っております。  過日、先週ですか、理事長が私のところに見えまして、まだまだやる気満々であります。議員の皆さんにも、委員会視察だけではなくて、個人的にもぜひ訪れるようにお話しくださいとおっしゃっていました。この機会をかりてお伝え申し上げたいと思います。よろしくお願いいたします。 ◆委員(矢部伸幸) 続きまして、予算書199ページ、有害鳥獣対策等経費でございますが、昨年計上されていた電気柵設置支援助成金が今年度なくなっていますが、その理由を教えてください。 ◎農業政策課長(井野岡幸宏) これにつきましては、猪対策設備設置支援補助金という名前に変わりまして計上しております。 ◆委員(矢部伸幸) では、変わった内容等がありましたら教えてください。 ◎農業政策課長(井野岡幸宏) これにつきましては、電気柵というのは一番下の電線が下草、雑草に触れてしまうと漏電することがありまして、下草の管理が必要になります。そういうことでなかなか申請件数が伸びなかったということで、下半期に要綱を改正しまして、猪設備設置支援補助金という名称に変えたものでございます。これについて、ワイヤーメッシュの柵やトタン板等の柵でも対象になるということでございます。 ◆委員(矢部伸幸) その次に、有害鳥獣駆除委託料がありますけれども、イノシシの駆除数の推移を教えてください。 ◎農業政策課長(井野岡幸宏) 平成23年度が183頭、平成24年度が209頭、今年度、平成25年度2月末現在で266頭でございます。 ◆委員(矢部伸幸) 確かにイノシシに対しては常に問題視しなくてはいけないと思うのですけれども、柵や草を刈ったりして防ぐ守りの政策と、今言ってもらったような、おりとか積極的に捕まえにいく攻めの政策、この両面があると思うのですけれども、僕はより攻め、イノシシをもっともっと駆除していく政策のほうがすごくいいのかなと思っているのですが、部長、そういった点はどうお考えですか。 ◎農政部長(橋本利明) まさにそのとおりだと思います。やはり刈り払いをしたり、そういったことで防御したりすることで、イノシシのすみかをなくすということも重要なことであります。しかしながら、すみかをなくしただけでは違うところに行きますので、やはりとらなければいけないということだろうと思います。また、ことしもおりをふやす予定があるということでありますので、猟友会の皆さんに協力していただいたり、地域の方に協力していただいて、捕獲圧を高めるということも一生懸命やっていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(矢部伸幸) よろしくお願いします。  続きまして、予算書203ページ、太田さくら工業団地法面用地取得助成金ですけれども、所管がわからないですが、今何区画売れ残っているのでしょう。 ◎開発事業部長(長澤正史) 今、太田さくら工業団地につきましては、1区画残っています。ことしについては、2区画売買できました。 ◆委員(矢部伸幸) この法面用地取得助成金なのですけれども、昨年より金額が上がっているのですが、その要因というのはどういうことでしょうか。 ◎産業環境部参事(倉林栄) 平成25年度、今年度ですけれども、1区画ということで1,000万円ですが、来年度、平成26年度につきましては2区画分ということで助成を考えております。 ◆委員(矢部伸幸) まだあと1区画残っているということですので、新しい工業団地をつくるという案もありますけれども、ぜひ売れ残っているところも積極的に売っていただいて、次につなげていただきたいと思います。  続きまして、203ページ、同じページですけれども、産業支援センター管理運営費についてお聞きします。産業支援センターの管理は来年度から群馬県の管理から太田市へ管理主体が変更になったと思います。歳入のところで、施設使用料で約2,400万円が計上されていますけれども、ここでの支出は1,373万円の管理運営費だけですが、支出はそれだけでよろしいのでしょうか。 ◎産業環境部参事(倉林栄) 現在のところ、県のほうから管理の状況を伺った状態で引き継いだ形で今回予算計上させていただきますので、これで結構だということです。 ◆委員(矢部伸幸) まだ僕もその施設に行ったことがないのですけれども、この施設にはどのような部屋があって、今まで利用率というか、どのような現状だったのか教えてください。 ◎産業環境部参事(倉林栄) 県の今現在所有している東毛産業技術センター北棟なのですけれども、一般的にまず入居の部屋と言うのでしょうか、開放研究室と言っているのですが、実際22室ありまして、そこで今現在使っていただいているところが19室、21社ですが、人は100名程度いらっしゃいます。 ◆委員(矢部伸幸) そうなると、ある程度はもう部屋も埋まっていて、2,400万円の収入に対して1,300万円の支出ですから、毎年約1,000万円ぐらいの利益が生めると考えてよろしいでしょうか。 ◎産業環境部参事(倉林栄) 基本的にはそうなのですけれども、現在県の管理でちょっとした補修関係がありますので、それは県で直していただいて市に引き継ぐという形で承っていますけれども、これから何年か後には、またそういった修繕費が生まれてくる想定がありますので、その分の相殺とか、そういった懸念があります。 ◆委員(矢部伸幸) この支援センターですけれども、今後管理とか運営というのは誰がどのように行っていくのでしょうか。 ◎産業環境部参事(倉林栄) 今現在考えている管理体制ですけれども、主に機械設備とか警備は委託ということを予算計上してあるわけですが、軽微な管理ということになりますと、鍵のあけ閉めとか電気の消し忘れとか照明のスイッチ、あとは施錠の確認、そういった関係につきましては、入居者の方々に管理会という形でどうでしょうかということでお願いをしておりまして、入居者の方々の管理会の中で管理をお願いする形を今とっておりまして、あそこに専用職員を置くという考え方は今持っておりません。 ◆委員(矢部伸幸) なるべく事業費等のかからないような運営をしていただければと思いますけれども、ことし移管されて、ちょうど合併10周年という記念の年でございますので、せっかく太田市のものと言ったら変ですけれども、太田市になりましたので、もっともっと太田市のものとしてアピールしていくことが必要なのかなと思いまして、合併記念イベント等にこの施設を使ったりという考えはありますか。 ◎産業環境部参事(倉林栄) 今のところ予定はございません。 ◆委員(矢部伸幸) ぜひ、せっかくの施設ですので、部長、どのようにPRするか教えていただければ。 ◎産業環境部長(浅香重信) この施設につきましては、県の東毛産業技術センターということで、企業の技術開発をする研究施設です。その研究を一緒にする企業が入居して研究を進めるという施設になっていまして、入居する部分を市が今度は移管を受けるという形になります。ですから、現在入室されている企業については、従来の研究を従来どおり進めていくという中で活用してもらうわけですけれども、本市としましては、先ほどお話が出たものづくり研究機構で研究活動する企業もいますので、できればそちらの利用も含めて、今までより厚みのある利用を図っていきたいと考えております。ただ、施設の性格上、イベントをするような利用勝手はなかなか難しいのかなと考えているところですが、積極的なPRには努めていきたいと思っています。 ◆委員(星野一広) よろしくお願いします。  それでは、199ページ、有害鳥獣対策等経費ということで質問をさせていただきます。先ほどイノシシの3カ年の捕獲頭数の答えがありました。年々ふえているということであります。いろいろな角度から聞きたいのですが、それでは箱わな関係の3カ年の設置数を教えてください。 ◎農業政策課長(井野岡幸宏) それでは、平成23年度64基、平成24年度同じく64基、今年度、平成25年度75基でございます。なお、今年度ふえた11基につきましては、市の有害鳥獣対策協議会で平成24年度に5基購入しまして、また、開発事業部花と緑の課で八王子山公園墓地に6基備えました。その関係で11基ふえてございます。また、今年度同じ協議会のほうで5基新たに購入する予定でございます。 ◆委員(星野一広) それでは、防護柵のほうですが、この3カ年の設置地区と施工距離がわかったら教えてください。 ◎農業政策課長(井野岡幸宏) それでは、平成23年度でございます。鶴生田町で1,050メートル、平成24年度、緑町で1,050メートル、また、藪塚町滝之入地区で250メートルの距離を施工いたしました。なお、今年度は平成24年度に設置した緑町の両側に当たります強戸町と東今泉町地区で2,100メートルの防護柵の設置を予定しておりましたが、入札不調ということになりました。 ◆委員(星野一広) 東今泉町のところが不調ということですが、これは基本的にどういうことですか、教えてください。 ◎農業政策課長(井野岡幸宏) この原因といたしまして、今年度、国が定めるメートル当たりの上限単価が8,000円から4,100円に減額されました。また、尾根筋であったために資材の搬入運搬費が設計で計上できなかった。それから、建設会社の人手不足等の要因もございまして不調になったものと考えております。 ◆委員(星野一広) 地元としてもやってもらわなければならないわけですけれども、特に予定であった東今泉町の設置は今後どういうふうに進めますか。 ◎農業政策課長(井野岡幸宏) これにつきましては県単の補助事業で小規模農村整備事業に切りかえて、平成26年度事業で採択いただけるよう概算要求を出しているところでございます。補助率は35%でございますけれども、採択された際には市の分について補正等を考えていきたいと思います。 ◆委員(星野一広) わかりました。どうにか早く努力していただいて進めていただきたいと思います。  それでは、これまで幾つか設置してきたわけですけれども、防護柵のその後の現状の管理というのはどのようにされていますか。 ◎農業政策課長(井野岡幸宏) これにつきましては、防護柵の設置工事に伴う管理協定というのを締結しております。この協定では、防護柵の維持管理、点検、防護柵内部の草刈り等日常の管理、それから破損修理等の費用負担、老朽化に伴う不要となった機材の撤去、処理について防護柵を設置した地区において行うものとしております。 ◆委員(星野一広) 今までの鶴生田町、緑町、藪塚町については、全部そういう協定のもとでやられていますか。 ◎農業政策課長(井野岡幸宏) 設置地区については行っております。 ◆委員(星野一広) わかりました。管理協定、地元と協力というのは絶対条件だと思います。そういった意味では管理協定を結んだ上で管理してもらって、住民の意識も、つけてもらったからということではなくて、それを守っていくということがやはり大切だと思いますので、今後ともよろしくお願いします。くれぐれも東今泉町の件、よろしくお願いしたいと思いますので、この項は終了いたします。  続いて185ページ、労働費ですが、勤労会館管理運営費の中で修繕費が20万6,000円ついています。これはどのようなことだか教えてください。 ◎産業環境部参事(倉林栄) 勤労会館は新田・浜町勤労会館を所管しているわけでございますけれども、これは金額的に内容がどうこうではなくて、一般的に管理している上での応急的な修繕費の概算ということでご理解いただければと思っています。 ◆委員(星野一広) 我々も時々使用させていただいたりしていますが、だんだん老朽化してきているところがあると思います。必要な修繕も出てきているように思いますが、計画的なことで修繕をしてもらいたいと思いますが、そこら辺の検討はされていますか。 ◎産業環境部参事(倉林栄) 特に浜町勤労会館につきましては建ててから結構年数がたっておりまして、昨年の12月には建築課の職員が館内を一通り全部確認をとりまして、まずどこから手をつけたらいいのだろうかということを相談させていただきました。平成26年度予算の中では特に計上はないのですけれども、その次の予算の中で、第8次実施計画の中で金額のほうは今内諾を受けているわけですが、それでも多分足りないとは思うのです。ただ、計画的にここから行こうという話は建築課と協議しております。 ◆委員(星野一広) わかりました。できれば早目に、本当は平成26年度のところで予算を盛ってもらって、早目にしてもらったほうがいいとは思いますが、ぜひ早急な修繕をしてもらって延命していただきたいと思いますので、よろしくお願いします。財政当局にも要望を申し上げて終了します。 ◆委員(石倉稔) 196ページ、6款2項1目、市有林管理経費から梅田の市有林です。私どもの先輩議員が大変強い思い入れがありまして、この市有林の管理委託料の内容について、まずはお聞きいたします。 ◎農業政策課長(井野岡幸宏) これにつきましては、目的としまして、防風林の伸びた枝、強風による倒木、落下する可能性のある木を除伐するものでございます。この中には、梅田市有林の管理委託料、梅田市有林下草刈り業務委託料、金山市有林下草刈り業務委託料、新田防風林伐倒業務委託料、新田防風林管理業務委託料がございます。 ◆委員(石倉稔) この梅田の市有林で実際に使える材木はどのくらいありますか。 ◎農政部長(橋本利明) 非常に難しい質問なのですが、私も昔の先輩にもらった整理したり何かしている資料を持っているのです。その資料を持っているのですが、実は宝泉村史というのがありまして、それで見つけた本数でいきますと、自分が持っていた本数と数字が合わないのです。それはどういうことかといいますと、見てみますと、長くなってしまって申しわけないのですが、宝泉村史によりますと、昭和23年の春から植え始めて、昭和29年、昭和30年と植えまして、合計で12万6,000本の植林を完了したと村史には書いてあるのです。ただ、私どもが前々先輩からいただいた資料等を合わせますと、4万本ぐらい残っているのではないかという数字もあるのです。ですから、実際正しい数字が把握できておりません。それで財産管理は、まことに申しわけないのですが、逃げるわけではないのですが、本数は管財課の管理になるのかと思うのです。うちのほうは伐採とかそういうのをやっていますけれども、ある時期できちんと調べたほうがいいかなと思います。申しわけございません。 ◆委員(石倉稔) 昭和23年から植え始めて12万6,000本とかいう数字があって、私も今、古い資料を調べた中では、材木として使用できるのが1万本ぐらい残っている、これは以前、橋本部長が答弁した議事録から拾ってきているのです。  では、もう1点だけ。雪害で多分被害があったのだろうなと思います。ただ、多分行ってもまだ雪があると思うのです。それで現場が確認できていないのかなと思いますけれども、その状況の連絡というのは管理しているところからありましたか。 ◎農業政策課長(井野岡幸宏) これについては管理している人から連絡がありまして、管理小屋が倒れた木で傷んだということでございます。 ◆委員(石倉稔) ということは、木が被害を受けているということですよね。 ◎農業政策課長(井野岡幸宏) 雪の重みか、私も見に行っていないもので済みませんけれども、傷んでいるという報告は受けております。 ◆委員(石倉稔) やはりしっかりとこの時点で調査をしていただきたいと思っています。この梅田の山は宝泉村から太田市が引き継いだ財産です。後ろに強い先輩がいますので、副市長はわかっていると思うのですが。たしかこれは材木利用計画をつくってあると思うのです。この利用計画をつくってある状況はわかりませんか。お聞きをしたいと思います。 ◎農業政策課長(井野岡幸宏) これにつきましては、平成20年度に管財課が中心となりまして梅田市有林木材利用計画を策定いたしました。その中で、最低限の除伐、間伐を行うことを基本としまして、間伐で発生した使える木のみを搬出して公共施設等の部材として使いたい計画でございました。ただ、当時の計画では、効率的な間伐や、搬出作業によりましてコストがかなりかかりまして、公共施設の部材として使用するという計画では実施に至っておらない状況でございます。 ◆委員(石倉稔) ここでも管財課というお名前が出てきたのですが、管財課長にはお聞きしません。計画をつくったけれども、コストの面、確かに非常に高くなってしまうのかなと思っています。ただ、計画をつくったのですから、やはり使っていただきたいなと思っています。それで、これからですけれども、しっかりと調べていただいて伐採計画をもう1回つくっていただいて、その中で、これもまたコストがと言われるかもしれませんけれども、学校の図工の教材に使っていただくとか、もしくは市民に販売するとかいろいろな方法が考えられますので、あるものについて使っていかないとどんどん山が荒廃してしまうという部分もあります。そういう部分ではしっかりと前向きに検討していただきたいなと思っています。部長、いかがでしょうか。 ◎農政部長(橋本利明) やはり木が大きくなり過ぎても使いづらい木になってしまうのだと思います。そういった意味では、伐採しごろというのは四、五十年生とかがあるのだろうと思います。先ほど出た計画の中では、それだと若干過ぎているので、大径木にしましょうということで、80年生ぐらいまでに持っていきましょうという計画だったのです。そういった計画もありましたので、中身をまた検討しまして協議をさせていただいて、先ほど話に出ました子どもたちに使えるものがあるのだとすれば、そういったものも研究してみたいと思います。よろしくお願いいたします。 ◆委員(石倉稔) 副市長、本当に財産でありますので、毎回お話しするようですけれども、しっかりと調べていただいて、先輩議員は強い思い入れがあります。全庁的に使える方向で検討いただければと思います。よろしくお願いします。 ◎副市長(清水計男) その話については、もちろん関係者だけでなくて、当時の宝泉村の人たちからもそういうお話は聞いております。その象徴は、唯一使ったのが宝泉行政センターの周りの柱であったと思います。あれが象徴になっております。やはり今コストの面が相当数あったと。私も何度か訪れたのですけれども、直近で訪れたのが3年前ぐらいだったですか、途中まで舗装は完了していました。ただ、その上がかなりの急斜面であります。伐採しておろすコストが相当かかるなというのは実感しております。ただ、財産把握でありますので、昔の古いデータが違っているよというのではなくて、農政部と管財課という話が出ましたので、協調しながらもう1度状況把握に努めるということと、今後の利用ができるのかできないのか、そこまでの検討をさせてみたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。 ◆委員(太田けい子) よろしくお願いします。  労働費のほうだと思うのですけれども、実は今週の金曜日に子育て支援就職面接会inおおたというのが商工会議所の3階で行われると思うのですけれども、この内容についてお伺いします。 ◎産業環境部参事(倉林栄) 主にハローワークがお声がけをしていただきまして、子育てを支援する就職先を企業にお願いいたしまして、今回15社集まりました。そこで初めての試みというのは、商工会議所の3階のフロアを使わせていただきまして、15社の就職面接会を開催するということでございます。その際には、面接の間、また保育園の関係ですとか、働いている間のフォローについては、そういう関係の職員もそこの会場に行っていただきまして、そういった相談も1度に受けられる。また、おおたんとか、ぐんまちゃんとか、子どもが遊べるものも用意いたしまして、3月14日午後1時から4時まで開催するという内容でございます。 ◆委員(太田けい子) 今15社と言われましたけれども、どういう内容の会社が多いのでしょうか。 ◎産業環境部参事(倉林栄) 私も行ったのですけれども、ハローワークの所長と私と、また商工会議所の専務とも行ってお願いしたのは、まず大きな会社があったほうがいいということと、自動車産業だけではない会社もあったほうがいいとか、食品もあったほうがいいとか、そういった形の中で、職を求めるほうは来られますから、お仕事を出すほうもそういったものがあるかどうかを確認しなければなりませんので、とりあえず製造業中心とはなっております。一部サービス業も入っているという内容でございます。 ◆委員(太田けい子) わかりました。すると、これは子育てをしながら働きたいというお母さん方と企業、そういった若い人をもらいたいという方のマッチングをするような状況なのかなと思うのですけれども、この費用についてはどういう形になりますか。 ◎産業環境部参事(倉林栄) 費用的なものは、ハローワークのほうが幾らなのか私もわからないのですけれども、そんなに費用がかかるということではございません。ハローワークは、県の労働政策課も入っているかどうかわかりませんけれども、市のほうは費用は出しておりません。 ◆委員(太田けい子) お金がかからずいい政策だと思います。それで、何人ぐらいの参加者を見込んでいるかお伺いいたします。 ◎産業環境部参事(倉林栄) 150名定員を予定したところ、大体150名に近い数字が集まったと伺っております。 ◆委員(太田けい子) ぜひ成功させていただきたいと思います。また、これに関連して、こういった若いお母さん方の就職を支援するような場所がありますでしょうか。 ◎産業環境部参事(倉林栄) 基本的にはハローワークがそういった対応をとりますけれども、あとは私のほうが所管しておりますヤング・アタックおおたということで、就職のご相談をということで承る施設もございます。 ◆委員(太田けい子) ハローワークの中にマザーズおおたというのがあって、そういった部署があっせんしていると思います。また、ヤング・アタックおおたにも若いお母さん方が訪ねていると思うのですけれども、ヤング・アタックおおたは20代、30代でどのぐらいの方が訪ねているでしょうか。 ◎産業環境部参事(倉林栄) 平成25年度ということで、男女別にはなっていないので申しわけございませんけれども、20代で98名、30代が126名、40代も申し上げますと143名、50代以上が125名、大体そういう数字で今資料等があります。 ◆委員(太田けい子) ありがとうございます。この若いお母さん方の支援ということに対しまして、どうかこれからも力を入れて、ぜひぜひ頑張っていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。  次に移ります。189ページ、道の駅管理経費ということでありますけれども、もう2年たちまして、その状況をお伺いします。 ◎農業政策課長(井野岡幸宏) 道の駅につきましては順調に推移しております。売り上げ、レジ通過者とも、ことしの夏ぐらいから前年対比で100を超えるような数字になってきております。 ◆委員(太田けい子) 言い方が悪かったですね。売り上げ、または集客人数等の推移をお伺いします。 ◎農業政策課長(井野岡幸宏) 推移というのは、ここ何カ月かということでよろしいですか。 ◆委員(太田けい子) 2年しかありませんので、去年とことしだと思うのですけれども。 ◎農政部副部長(津久井淳一) まず売り上げでございますけれども、同じ4月から2月まで比べますと、昨年度、平成24年度2月末で2億6,158万3,000円程度でございます。それに対し、今年度、平成25年度でございますけれども、2億4,967万875円でございます。パーセントにしますと95.4%という形になります。そうしますと、昨年はオープン記念ということで相当人数が入ったわけですが、ことしはそれとほとんど同じような売り上げになっているということでございますので、非常に努力しているのが見えているかと思います。 ◆委員(太田けい子) 最近いろいろなイベントをしたり、私も何回か行かせていただきましたけれども、すごく頑張っているなと思っています。その中でどのようなイベントとか工夫をされているのか、お伺いしたいと思います。 ◎農業政策課長(井野岡幸宏) 前年に行ったイベントで人気のあったものについては継続的に行っております。また、そのほかに新たな事業というのを指定管理者なりに企画しまして、それを行っているところでございます。 ◆委員(太田けい子) 具体的に教えていただけますか。 ◎農業政策課長(井野岡幸宏) 例えば6月にとろフェスというのを行っております。そのほかにグルメ選手権というのがかなり好評でありまして、こちらを年2回。今回、3月29日、30日につきましては、2周年というのもありまして、北部運動公園でもグルメ選手権を開催したいということで、今企画しているところでございます。 ◆委員(太田けい子) この間、実は新聞も見ました。道の駅の新聞がありまして、広告の中に入っていたのです。すごく頑張っているのだなと思いました。本当にいろいろな工夫をしていただいて頑張っているのだなと思って、2年たってしっかりと地域に根をおろしながら頑張っている道の駅になってきたなと思っております。  その中で、次の191ページにもありますけれども、地産地消ということで、たくさんの地元の人が、先ほど言いましたようにネギカレーとか三日とろろとか、いろいろなものを発表する場にもなっていると思うのです。たくさんの農家の方が自分でつくったものをあそこに出していると思うのですけれども、何件ぐらいの農家が出しているのでしょうか。 ◎農政部副部長(津久井淳一) 何件出しているかというのははっきりわからないのですけれども、登録者数を申し上げたいと思います。まず、ちょっと古いかもしれないのですが、全体では257人という形になっております。農畜産物部門では132人、物産加工部門では95人、実際今ケータリングはほとんどいないですけれども、当時では30人という形になっているので、よろしくお願いします。 ◆委員(太田けい子) ケータリングには触れないようにと思ったのですけれども、今出てしまったので、現在のケータリングの台数をお伺いします。 ◎農政部副部長(津久井淳一) 常時出ていただいているのは、平日1件かなと思います。休みになるとちょっとふえるかなというところでございます。 ◆委員(太田けい子) 最初は特色としてケータリングでしたけれども、今は本当にさまざまな工夫をされて、いい野菜もふえてまいりました。これからもまたしっかり頑張っていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。  では次に行きます。商工費でプレミアム金券についてお伺いいたします。まず、この目的をお伺いいたします。
    産業環境部参事(倉林栄) 平成26年度、新年度予定していますプレミアム金券ですけれども、目的ですが、今回の討議になっています「太陽光発電推進のまち おおた」ということで、太陽光発電事業を推進しているところでございますが、この事業の収益を広く市民の皆様に還元することと、また、4月からの消費税の引き上げ等を考慮して、プレミアム金券を発行するものでございます。 ◆委員(太田けい子) 申しわけありません。ページを言いませんでした。201ページ、7款1項2目です。よろしくお願いします。それでは、その発行の仕方についてお伺いいたします。 ◎産業環境部参事(倉林栄) まず、発行の概要から申し上げさせてください。発行額につきましては総額2億3,000万円、うちプレミアム部分が3,000万円ということでございます。500円の額面が23枚つづり1セット1万円という形で販売をさせていただくわけでございます。販売方法ですけれども、今回予定していますのは、4月10日号の広報にこのお知らせをさせていただきまして、往復はがきによる申し込みをいただきまして、数が多ければ抽せんさせていただきまして、こちらから返信して、当たりましたよという形をとりたいと思っております。また、今後の販売をする場所ですけれども、当選券を持ってきていただきまして、予定では5月の末ごろという形で予定しているのですが、行政センターはこれから当たるわけですが、そちらで1万円で購入していただくという概要でございます。 ◆委員(太田けい子) 確認なのですけれども、これは子育て支援の金券ということで、小中学生や高校生のいる子育て世代に限定するということですが、それでよろしいでしょうか。 ◎産業環境部参事(倉林栄) 申しわけございませんでした。今回の金券につきましては、条件は太田市内在住で18歳以上の市税等の滞納がない方という限定をさせていただきます。 ◆委員(太田けい子) 新聞に子育て支援で金券というのが発表されましたけれども、その中には子育て支援をする金券だということで、小中学生や高校生のいる子育て世代に限定した15%ほどのプレミアムつき金券の発行を検討していると言われましたけれども、変更になったのですか。 ◎産業環境部参事(倉林栄) 変更になりました。こども課のほうでも、国からの1万円でしたか、そういったものも支出されるというようなことが多分その後から来たと思うのですけれども、当初はそういう目的もあったのですが、できれば今回はちょっと変更させていただきまして、18歳以上に幅広くという形で販売方法をとりたいと思っております。 ◆委員(太田けい子) では、副市長に聞きたいと思います。これは消費税が5%から8%に変わるということで金券を発行するということですけれども、では、来年8%から10%になったとき、この金券をまた発行するのでしょうか。 ◎副市長(清水計男) 目的は、今太田委員がおっしゃったことと、うちの担当課長が今言ったこと、太陽光発電の利益還元という1つ大きい柱がある。では、来年になって10%になったときどうするのだと。そのときは、また市長とよく協議いたしまして議会に諮りたいと考えております。どうぞよろしくお願いします。 ◆委員(太田けい子) 8%から10%になるということは、さらなる負担がふえるということですので、ぜひ市長と検討して前向きにお願いしたいと思います。 ◆委員(山崎正紀) それでは、今、同僚委員から出ましたプレミアム金券について、今、目的については利益還元だということでありましたが、これはめぐりめぐって商業振興につながるものかと思いますが、去年の今ごろは、太田市商工振興連合会が発行のプレミアム金券に対して本市は助成という形で、3月20日にたしか販売したと思うので、それから1年たつわけです。それとまたその前、たしか2009年に1回、同じようにプレミアム金券という形で本市は発行しておりますが、それについて、それらの経済効果、どれほど波及効果があったかという検証はされておりますか、お伺いいたします。 ◎産業環境部参事(倉林栄) 直近で申し上げますと、前回の去年の商工振興連合会のプレミアム金券につきましては、1億2,000万円全部完売したわけでございます。前回の場合は、今回の金券とは違って小売店の方々が非常に使えるということで好評を得て、小売店の方々には、本当にこういう形で市は対応していただけるのだねというお話はたくさん聞きました。経済効果についてあったかどうかといえば、なかったとは言えないと私も思っております。前々回は多分、経済対策だったですから、かなり効果は大きいのかなと私は思っております。 ◆委員(山崎正紀) 去年の商工振興連合会への助成金としては、平成24年度でしたから、決算書を見ますと1,733万2,000円という助成になっていますけれども、今回も3,400万円という形で、これだけの予算を投入するわけですから、事業をやった後のそれなりの検証というのは非常に必要になってくるものだと私は思っています。数値化するのはなかなか難しいかもしれませんけれども、それだけする必要はあると私は思っておりますので、来年度3,400万円支出して、その後の検証を数値的にぜひこれはお願いしたいと思いますが、ご所見はいかがでしょうか。 ◎産業環境部参事(倉林栄) その件で、プレミアム金券に対する効果ではないのですけれども、毎年発行しています太田市金券についてのアンケートを実施させていただきました。これはプレミアム金券ではないのですけれども、このアンケート結果の中身については、いろいろ賛否両論ありますが、この金券について、消費拡大や景気浮揚策になっていると思いますかということの答えで、集計は「はい」と答えた人が408名、全体の58.7%という結果が今あります。これはプレミアム金券とは違いますけれども、それを申し添えておきたいと思っています。よろしくお願いします。 ◆委員(山崎正紀) それは少なからず効果はあると。少なくては困るのですけれども、効果はあるだろうという漠然とした答えでありますが、やはりこれは数値化する、見える化する。先ほど同僚委員の質問にも副市長もお答えになってきましたが、何かあったらそういうふうに対応していくという形をとっていただけるということでありますから、それだけの裏づけが今後これは必要になると思いますので、ぜひ所管として今後はそういうことを考えて、事業を取り組んでいただきたいと思いますが、部長、いかがでしょうか。 ◎産業環境部長(浅香重信) 検証の方法というのがなかなか難しいかなと思いますが、その辺はこれから研究して、しっかり検証ができるような方法を考えていきたいと考えます。 ◆委員(山崎正紀) 最後に、また副市長にお伺いしますが、今の議論を踏まえまして、この事業に限らず、どんな事業でもそうだと思います。やはりどれだけの効果があったかというのを数値化して、みんなにわかりやすくするというのが必要だと思いますが、副市長のご所見をお伺いします。 ◎副市長(清水計男) いずれにいたしましても、プレミアム金券でありますけれども、購入した市民と使われる商業者、ダブルのメリットだということは、今山崎委員おっしゃったとおりであります。市内商業者の育成にも役立つということであります。期限つきでありますから、当然期限内には消化していただけるということであります。それで、発行して検証はというのですけれども、そのとおりであります。検証はしなくてはならない。その検証の仕方もさまざまあろうと思います。大型店で消費したのか、いやいや小売店で消費したのかという、そういったデータというのは全部集まると思いますので、もちろん使われた者へのアンケートも必要であろうし、商店に対するそういった分析も必要であると考えております。実態的に次のときにどうなるかわかりませんけれども、その資料が整うように職場では当然やってくれると思っておりますので、よろしくお願いいたします。      ◎ 休     憩                                       午後4時13分休憩 ○委員長(木村康夫) この際、暫時休憩いたします。      ◎ 再     開                                       午後4時30分再開 ○委員長(木村康夫) 休憩前に引き続き会議を開きます。      ◎ 会議時間の延長 ○委員長(木村康夫) 本日の会議時間は、議事の都合によりあらかじめこれを延長いたします。      ◎ 発 言 の 許 可 ○委員長(木村康夫) 先ほどの山崎正紀委員の質問について、倉林課長から発言の申し出がありますので、これを許可いたします。 ◎産業環境部参事(倉林栄) 先ほど山崎委員からプレミアム金券の検証というお話をいただきまして、私は資料が手元になかったものですから。前回の商工振興連合会のプレミアム金券についてのまとめという形で集計の表が今ございますので、それを参考に申し述べさせていただきますけれども、プレミアム金券のまとめの中で、まず換金率は99.66%ということで、ほとんど100%に近い換金がございました。前回のプレミアム金券につきましては、大型店を除くということが柱だったものですから、取扱店の上位の店舗を見ますと、市内の小規模から中規模の小売店で使用が確認できております。これでもかなりの効果があったのかなと私は思っておりますので、報告させていただきます。よろしくお願いします。 ○委員長(木村康夫) 他にご質疑ありませんか。 ◆委員(岩崎喜久雄) では、187ページ、6款1項2目13節の各種業務委託料について、この内容についてお伺いいたします。 ◎農業政策課長(井野岡幸宏) こちらの各種業務委託料でございますけれども、水路等掘削業務委託料、農業青年後継者応援事業業務委託料、それと農地図作成委託料でございます。 ◆委員(岩崎喜久雄) では、農業青年後継者応援事業業務委託料について、内容をお伺いいたします。 ◎農業政策課長(井野岡幸宏) 農業後継者の婚活応援事業としての業務委託でございます。 ◆委員(岩崎喜久雄) では、その事業について、内容をお知らせいただけますか。 ◎農業政策課長(井野岡幸宏) 委託先は東部農村生活アドバイザーの会ということでございます。今年度につきましては、市のバスを借り切りまして、日帰りで沼田へリンゴ狩りとバーベキューということでイベントを企画いたしまして、楽しいひとときを過ごさせていただきました。その中で、1組めでたく結婚ということに至りました。 ◆委員(岩崎喜久雄) 結ばれたということをうれしく思っています。成果が上がったということでございますね。今回の委託事業の中で何組ぐらいの方の参加、また男女の構成等がわかりましたらお願いします。 ◎農業政策課長(井野岡幸宏) 募集人員は男女20名ずつでございました。実際に参加されたのは、男性19名、女性16名でありました。 ◆委員(岩崎喜久雄) 今後もリアルタイムな形でこの事業を続けていっていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎農業政策課長(井野岡幸宏) 今後も続けてまいりたいと考えております。農業後継者の婚活につきましても大きな課題でございます。少しでも行政として応援、支援してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(岩崎喜久雄) では、今後ともよろしくお願いします。この点について部長のコメントをお願いします。 ◎農政部長(橋本利明) 意外と農家の後継者の男性の方は引っ込み思案なのですね。違う場でこういう婚活のイベントをやったのですが、なかなか前に出てこないということがあります。そういった意味では奮って男性に参加していただいて、自分の将来の伴侶を射とめるということで、そういう気持ちを持って参加していただくように、これからもいろいろな意味で働きかけをしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(岩崎喜久雄) 実のところ、リアルな気持ちでやってもらえれば、本当にもっともっといい事業かなと思います。  2問目に行きます。189ページ、6款1項3目19節の農業機械購入助成事業費補助金500万円についての内容を説明していただきたいと思います。 ◎農業政策課長(井野岡幸宏) 農業機械購入助成事業費補助金につきましては、認定農業者が農地の流動化による市が認めた耕作放棄地を借り受けまして規模拡大を図るなど、経営改善を行うために必要な農業機械や施設等を購入する経費に対し、5分の1以内、200万円を限度で補助する制度でございます。 ◆委員(岩崎喜久雄) 認定農業者以外はだめでしょうか。 ◎農業政策課長(井野岡幸宏) これは認定農業者というのが要件となっております。 ◆委員(岩崎喜久雄) では、認定農業者は、太田市で何名ぐらいそういった形で認定されていますか。また、近年3カ年の実績がありましたらお知らせください。 ◎農業政策課長(井野岡幸宏) 認定農業者の数でございます。平成23年度末409人、平成24年度末401人、今年度はまだ数字が出ておりませんので、平成22年度末を申し上げます。488人です。 ◆委員(岩崎喜久雄) では、先ほども申し上げました3カ年の実績等がわかりますればお願いします。 ◎農業政策課長(井野岡幸宏) それでは、補助金の実績のほうを申し上げます。平成23年度4件、3名プラス1法人ということで、事業費2,618万7,432円、補助金498万7,000円、平成24年度11件、11名、事業費2,676万7,000円、補助金500万円、平成25年度の現在までの実績でございますけれども、14件、事業費5,159万8,450円、補助金928万円となっております。 ◆委員(岩崎喜久雄) ありがとうございます。この事業の実質的な効果をお知らせください。 ◎農業政策課長(井野岡幸宏) この補助金に対します効果といたしましては、担い手の育成、農業振興の発展、耕作放棄地の解消ということが挙げられます。ちなみに、耕作放棄地の解消面積でございますけれども、平成23年度が7,116平方メートル、平成24年度1万9,400平方メートル、平成25年度3万2,742平方メートルでございます。 ◆委員(岩崎喜久雄) 農業者も高齢化とともに、今回の雪害による被害、農業機械も古くなったりという形で、まさにトリプルパンチのさなかでもあると思います。よく聞いてみますと、農業機械も20年前後使用している農家が非常に多いと聞きます。補助金が500万円で、すこぶる少額ではないかと私は思いますが、この制度をもう少しほかに還元していただきまして、もっと金額を増額していただければと思いますが、部長のお考えをお聞きいたします。 ◎農政部長(橋本利明) この事業は認定農業者の方に本当に人気がありまして、先ほど課長からお話がありましたように、ことしについては900万円ということで、特別に補正をいただきました。ただ、この補正につきましても、いつもそのようなことでできるということではなくて、事業内容等を検討した中で、今後ともそういった方向づけができればありがたいと考えていますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(岩崎喜久雄) では、次に行きます。205ページ、7款1項5目、観光施設管理費ということでお伺いいたします。この観光施設管理費というのはどのような適用項目になるのでしょうか、お願いします。 ◎産業観光課主幹(村岡伴司) 観光施設管理費ということでございますが、各項目の中で大きなものといたしまして、イベント開催事業、観光振興団体事業ということで、各委員会等の負担金がウエートを占めております。観光施設管理費でございますが、1,777万8,000円のうち、報償費、消耗品費ということで、205ページのとおりでございますが、大きなものといたしましては、観光施設の光熱水費、施設の維持管理費、トイレ等の委託が主な支出でございます。清掃施設に関しまして、具体的には、金龍寺とか玉巌寺、永福寺という七福神にかかわるお寺、それから生品神社、反町館跡、太田駅観光トイレということで、観光施設のトイレ等の清掃委託も含まれております。 ◆委員(岩崎喜久雄) ということは、観光施設という意味合いにおいて、太田市の観光施設に投網をかけたエリアでよろしいのですか。 ◎産業観光課主幹(村岡伴司) 投網という意味合いがちょっとあれですけれども、観光で掌握しています施設の維持管理ということでございます。 ◆委員(岩崎喜久雄) では、2つお聞きいたします。摘要欄に土地建物等賃借料とあります。これはどのような対象物でありますか。それと、下の公用車購入費113万6,000円、この2点をお知らせください。 ◎産業観光課主幹(村岡伴司) 土地建物等賃借料でございますが、大光院の裏側にございます観光駐車場の賃借料、太平記の里の観光案内板等の賃借料、それから大光院裏に国有財産の土地があるのですけれども、そちらの土地の賃借料、反町館跡の土地賃借料、生品神社、なつめの里、つつじ山公園等の賃借料が主なものでございます。  それから、公用車の購入につきましては、平成8年度登録しております車が大分傷んだといいますか、乗りづらいといいますか、そういう関係で今度更新をしていただけるということでございます。 ◆委員(岩崎喜久雄) 最後に、55万円という摘要欄があるのですけれども、金山揚水電気料負担金、これはどこなのでしょうか、説明をお願いいたします。 ◎産業観光課主幹(村岡伴司) これは金山山頂に東金井の道路から金山を通しまして水道局から水をいただいております。これの新田神社の中にございます施設の電気代の負担金でございます。 ◆委員(岩崎喜久雄) 丁寧にありがとうございました。  では、ページを変えてください。201ページになります。7款1項2目19節であります。中心市街地空き店舗対策事業補助金は30万円、また、商店街商圏拡大事業補助金20万円ということでございます。この金額に対してどう思われますか。 ◎産業環境部参事(倉林栄) 空き店舗対策の30万円ですけれども、中心商店街、本町通り、南一番街の関係で、毎年2回、私どものほうで商店街の空き店舗の目視調査をやっているわけでございますが、その空き店舗に新たに進出したいという方に対しての家賃の補助をしているということでございます。 ◆委員(岩崎喜久雄) 同じページに太田市場に300万円という形で還元されている補助金の金額があるのですけれども、これは従前と変わらず、毎年300万円という形になっていますが、それでよろしいでしょうか。 ◎産業環境部参事(倉林栄) これは10年間ずっと同じ金額で債務負担行為も起きております。 ◆委員(岩崎喜久雄) 太田の卸売市場といいますと、坪数から考えまして、現在は第三者の葬儀社に貸してあるという形もあると思うのです。そちらからの家賃等は年間どのくらいの金額になるのでしょうか。 ◎産業環境部参事(倉林栄) 手元に資料がなくて申しわけないのですけれども、いずれにしても、太田総合卸売市場の魚菜市場のほうの収入になっておりますので、その収入の中で運営をしているということで、今、額はございません。 ◆委員(岩崎喜久雄) そうしますと、貸借勘定はまるっきり合わないという話であると思うのです。なぜかといいますと、当時、私が同じ300万円のことを質問したときも、守衛さんなどがいるスペースもありまして、職員も数名いらっしゃいました。たしか今は職員が1名か2名という形で運営していると思うのですが、太田市場に関して、その辺に関していかがですか。 ◎産業環境部参事(倉林栄) 専属の事務局員の方は1名ということで、市場の運営をやっていただいていることは事実です。 ◆委員(岩崎喜久雄) それで毎年300万円の補助ということが私は不思議に思えたので質問してみました。何かコメントはいかがですか。部長、お願いします。 ◎産業環境部長(浅香重信) 太田総合卸売市場につきましては、もともと市が出資していた第三セクターでございました。その市の出資を引き揚げまして、完全に民営化をしたということであります。そのときに市場のほうには長期の負債が残っておりまして、長期的な財政計画といいますか、財務計画を立てる中で、どうしても支払い能力が不足しているということがございましたので、約3,000万円ほど残っていたわけですけれども、それについて市が年々補助をしますということで議会にお願いして、債務負担行為の議決をいただいて補助しているものでございます。 ◆委員(岩崎喜久雄) 空き地とか空き店舗、中心商店街の説明ということで、私どもの会派で東京のぐんまちゃん家のほうに視察に行ってきました。そのときに、太田市の観光物産、また定期的なものの考え方ということで所長にも聞いたのですけれども、歌舞伎座の前で本当にいい場所であります。当日行ったときには、できれば太田市のものが1つでも欲しかったのですけれども、一切なかったのですが、ぐんまちゃん家に対しての姿勢というか、太田市の観光物産、観光協会としての立場からはどう考えますか。 ◎産業観光課主幹(村岡伴司) ぐんまちゃん家における物産の販売でございますが、出展の条件等は多少ございますが、本年度、平成25年度までは、群馬県内で4業者といいますか、4団体で、1業者が3品目までチャレンジコーナーに置きますけれども、約1カ月間そちらでチャレンジができるということでございます。その後、管理をしております群馬県観光物産国際協会で販売の実績だとか、そういうものを審査の結果、長期的に置けるということになりますが、県内では出展希望者が多いということで、平成26年4月1日より先ほどの4業者から7業者になりまして、1業者が2品の出品ということで、拡大といいますか、幅を広げていただいたということでございます。 ◆委員(岩崎喜久雄) 今、全国的にゆるキャラが非常にブームですけれども、一番最初にゆるキャラを出したのは群馬で、昔はゆうまちゃんといって、あかぎ国体か何かのときでありました。そんな観点からして、太田市ももう少しぐんまちゃんを利活用できれば、もっとネームバリューとして太田市の存在的なものがPRできるのかなと思います。  また、台東区役所へ寄ったのですけれども、台東区役所はにぎわい計画課と文化振興課、産業振興課、観光課と4つ課がありまして、日本で観光客が一番多いのは、皆さん知っていますが、京都です。第2位が台東区ということで、それにちなんで太田市も何か観光客と絡んだ空き店舗対策を考えて、いろいろな形のシミュレーションの中で、お互いに話のキャッチボールをしてきたわけです。そんな中で、台東区の話ですが、空き店舗の中のものづくり工房の1つといたしまして、台東デザイナーズビレッジという形で、インキュベーションマネジャーを核として、コーディネートによって金融からマーケティングまでの支援をしているということでございます。そういった形で、この太田市でも、どんな形でもいいから、1つそういうものを取り入れたいと思って帰ってきました。その点に関して、部長、コメントをお願いします。 ◎産業環境部長(浅香重信) 今、ローマ字がいっぱい出てきまして、私もよくわからないのですが、いずれにしましても、空き店舗は、台東区はスカイツリーができまして、多分そのお客さんがいっぱい来ているという中でのマーケティングの戦略をどうとっているか、あるいは職種をどうしているかという戦略が立つところだと思うのです。もちろんそういうことは大事なことですが、今、太田では、その辺は同じ視点ではできないのではないかと思います。いずれにしても、そういうことも1つ取り入れながら振興に努めていきたいと思いますし、それについては、特に商工会議所とも連携をとりながらやっていきたいと思います。 ◆委員(岩崎喜久雄) この項を終わります。 ◆委員(白石さと子) 203ページ、7款1項2目の一番上の通信運搬費113万7,000円、これは何でしょうか。 ◎産業環境部参事(倉林栄) これはプレミアム金券を発行するために個店に案内をするはがきとか、そういった通信費として予算計上させてもらったものでございます。 ◆委員(白石さと子) 確認で何点か伺います。これは1人2口までということでしたよね。それで重複申し込みができないということは、1枚のはがきに2口というふうに申し込むのですか。 ◎産業環境部参事(倉林栄) 1枚のはがきで2口まで買えますよというふうになります。 ◆委員(白石さと子) これは名称が変わったかどうかわかりませんけれども、おひさまハッピー金券ということで、とても明るい、いい名称の金券ですよね。市民にももっと優しく、そして往復はがきということがありましたけれども、もう1度考えていただくといいかなと思うのです。申し込む人に負担がないような感じの簡素化したような形でできたらと考えているのですが、いかがですか。 ◎産業環境部参事(倉林栄) 新たなご提案ありがとうございます。今、私どもとすると、前々回のプレミアム金券も同じような額で発行したことと、数も多いということと、かなり申し込みがふえた場合については、相手方に当選のお知らせをしなければいけないということを考えますと、事務的なことをどうしても考慮しなければならない。あと、短時間でこれから事務作業が進むものですから、今回どうしてもこれでという形で、4月の早々には消費税が上がることを一応市民の方々にお知らせしたいというのが最大の狙いということで、ご理解いただければありがたいのです。 ◆委員(白石さと子) 私はこのことで余り長く言いたくないのですけれども、消費税が上がるのは皆さん同じですから、個人が負担するのか、行政が負担するのかということになると思うので、広報でお知らせするときに、そこに市長への手紙みたいな形をとって、市民の方がそれを見て応募できるようなシステムでもいいのかなと思っているのですが、これは私なりの提案ですので。それで行政センターにそれを入れていただくということで、行政センターになかなか足を運ばなくても、そういったこともあればそちらに入れていただいてということもいいのかなと思ったので、提案するのですけれども、これはそちらの事情があるでしょうから。顔を見てわかりますので。ただ、前回の商振連のときには往復はがきではなかったから、何でもかんでも行政がやることは往復はがきではなくて、優しくやってあげるのもいいのかなと思ったものですから、市長への手紙もそういった形でやられているのではないのですかということで提案させていただきました。あとは皆さんが知恵を絞って、この名前にふさわしいような販売方法をやっていただけたらと思います。以上です。終わります。 ◆委員(水野正己) それでは、6款、7款、両方の款にかかわる問題として、今回の大雪の被害の状況の最新のまとめと、一番新しいところで出されている支援策を伺います。 ◎農業政策課長(井野岡幸宏) それでは、まず被害の状況について報告をいたします。3月3日現在ということでご報告させていただきます。農業用ハウス等施設の被害状況でございます。合計で申します。パイプハウス、大型ハウス合わせまして634戸、棟数にいたしまして4,202棟、被害面積102万5,100平方メートル、被害額10億4,238万1,462円でございます。なお、この被害額につきましては、施設内の農作物の被害額は調査中のため含まれておりません。また、露地野菜の被害状況についても現在調査中でございます。そのほか畜産の被害の状況でございます。施設関係、畜舎、堆肥舎等でございます。こちらのほうは牛、豚、鶏、馬、合わせまして56戸、棟数にいたしまして124棟、被害額は8,419万2,828円でございます。また、家畜関係でございますが、肉用牛等78頭、採卵鶏等1万7,350羽、合計で被害額は3,448万9,450円。そのほかに牛乳廃棄関係でございまして、被害額は18万3,647円でございます。  支援策につきましては、農業用ハウス等の復旧再建費補助金、こちらにつきましては国が50%、県と市合わせて40%でございます。また、農業用ハウス等の撤去費用の補助金、こちらのほうは県と市で50%の負担を前提に国も50%ということでございます。また、県と市で農漁業災害対策特別措置条例に基づく補助金を交付いたします。主なものといたしましては、樹草勢回復のための肥料等の購入費の助成や、次期、また代替作物の作付のための種苗等の購入費の助成でございます。そのほか被害農家の借入金につきましては、JAグループが行っています豪雪災害緊急対策資金の保証料0.35%を市とJAで2分の1ずつ負担いたします。また、崩壊した農業用施設の廃材及び廃棄農作物の無料受け付けを実施しております。また、被害農家のうち補助事業を利用しない農家への見舞金ということで10万円を予定しております。また、国の補助事業に該当しない農家で、ゴボウとホウレンソウのトンネルハウスの支柱の新規購入に対して2分の1以内で補助するということを予定しております。 ◎産業環境部参事(倉林栄) 商工分野ですけれども、3月の総括質疑の中でも答弁があったと思うのですが、その後、商工会議所、商工会にも確認をとらせていただきました。被害の件数というよりも大きな被害的なものは、そのときの報告では、工場の屋根が全壊したのが太田商工会議所の管轄では1件、あとはほとんどが店頭シートの保管庫の破損、一部屋根の破損とか、そういうことで報告させていただいたわけですけれども、その後も大きな被害はなく、ほとんどが店頭シートの関係で報告を受けておりました。会議所のほうも、現在、雪害に対する相談窓口を開設しておりますけれども、そこに相談に来られた方はまだおられないということも承っております。また、市内の金融機関の方も商工会議所の調査を確認し、相談にという話も聞いております。商工においては、大きな被害の内容は一部あったものの、恐らく保険等の対応で十分できたのかなと。それでもし不足が生じた場合については、市の金融機関ですとか、また県の中小企業の商業設備近代化資金、それとサポート資金等の利用があるかと思いますけれども、当面、商工においては、そういった相談窓口的なもので大きな相談はなかったということでご報告させていただきます。
    ◆委員(水野正己) 6款、7款はこれで終わります。 ◆委員(市川隆康) 191ページ、6款農林水産業費、産地育成対策事業で太田市野菜ブランド推奨事業費補助金は同僚委員からも質疑がありました。新規事業のおおたんマークを安心、おいしいマークとして買っていただける環境をつくる応援事業だと思いますけれども、太田ブランドを拡充するためにも、品質の保証など統一した基準づくりが大切と思いますが、部長、構想を伺います。 ◎農政部長(橋本利明) このことにつきましては、先ほど課長が答弁いたしまして、6品目、葉物と果菜類ということであります。これにつきましてJAと協議をさせていただいておりまして、まず規格につきましては、市場出荷規格に基づきまして出荷する袋を対応する。市場出荷につきましては、まず安心安全であります農薬の関係につきましては全てチェックされておりますので、そういった意味では、この袋を使って、おおたんマークを入れて市場に出荷されることによって、太田市の野菜は安全で新鮮だということで使っていただくという考え方を持っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ◆委員(市川隆康) 農家側にとっては大変ありがたいと思います。しかし、この事業の進捗によっては追加予算や継続も必要と思いますが、その点はどうお考えでしょうか。 ◎農政部長(橋本利明) やはり単年度単発で終わるのではなくて、何年か継続することによって、継続は力なりという言葉もありますので、ぜひそのような形の中で対応できるように頑張っていきたいと思います。よろしくお願いします。 ◆委員(市川隆康) 有害鳥獣駆除委託料ですけれども、3カ年間の委託料を伺います。 ◎農業政策課長(井野岡幸宏) それでは、決算額で申し上げます。平成22年度が589万7,500円、平成23年度が580万6,150円、平成24年度が629万3,700円です。なお、本年度の当初予算額は727万円でございます。 ◆委員(市川隆康) イノシシの頭数が倍増しているのに金額が余り変わらないということで、猟友会からの不満の声はありませんか。 ◎農業政策課長(井野岡幸宏) 捕獲頭数が倍増している中で委託料が余り上がらないこと、また、捕獲の処理や出没に対する出動件数がふえているということで、確かに不満の声は上がっております。ただし、今年度、捕獲奨励金が1頭当たり8,000円になりました。昨年度までが2,000円でございました。捕獲奨励金の増額ということで、この不満のほうもご理解をいただいているという現状でございます。 ◆委員(市川隆康) 次に、猪対策設備設置支援補助金について伺います。昨年説明会があって、行った人の話ですけれども、農家でないと受けられないと聞いたのですが、平成26年度はどうでしょうか。 ◎農業政策課長(井野岡幸宏) この件につきましては、農家を優先している理由といたしまして、イノシシの被害により農家が耕作意欲をなくしてしまって、耕作放棄地がふえてしまうおそれがございます。限られた予算の中で、この補助金は耕作放棄地対策の一環であるということをご理解いただきたいと思います。平成26年度も基本的にこの考え方で考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(市川隆康) 農政部ではイノシシに農家以外の畑に行ってはいけないと言っているのでしょうか。 ◎農業政策課長(井野岡幸宏) イノシシにとっては、田畑というのは単なる餌場にすぎないと考えております。これが農家のものであり、農家以外のものであるということは、イノシシにとっては全く関係がなく、同じ餌場だということで考えております。農業政策としましても予算に限りがございます。地域農業を守るため、また耕作放棄地の対策の一環としまして、設備設置支援補助金は優先して農家のほうとなりますけれども、今後はいろいろなことを検討してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(市川隆康) 特に農政部の方も、先ほどの私の見た夢ではないですけれども、同じような夢を見ていると思うのです。被害があったところにちょくちょく行ってもらって、本当にありがたく思っているのですけれども、特に今、東金井町2区地区は、農家に限らず住宅を越えて、道路を越えて、田んぼの中をトラクターで耕した以上に耕しております。イノシシ被害を防ぐには地域一丸となって取り組まなければならないと思うのですけれども、部長、農家とか農家でないとかではなくて、やはり協力してくれる人には猪対策設備設置支援補助金も検討してまいりたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎農政部長(橋本利明) この件につきましては内部で検討させていただきます。というのも、今お話がありましたように、農家は、結局、自分が農産物等を出荷するためにやっておりまして、例えば家庭菜園的なものにつきましては、気持ち的には同じなのですね。そういった中で、例えば、個人的な申請ではなくてグループでやるときに、そこに家庭菜園があったから、家庭菜園は除きますよということではなくて、その家庭菜園を大きく包含して、そういった設置をしていけるような形で今後考えられればということで、内部で検討させていただきますので、よろしくお願いしたいと思います。 ◆委員(市川隆康) ありがとうございます。よろしくお願いします。  そして、森林獣害対策委託料ですけれども、いわゆる下草刈りは、平成26年度の予定地区はどうですか。 ◎農業政策課長(井野岡幸宏) 平成26年度、県単で初めて大規模刈り払いを実施する予定の地区でございますけれども、吉沢町2区の一部と菅塩町、合計で24.1ヘクタールを予定しております。また、市単でその後2年間継続して刈り払いを実施する地区でございますけれども、西長岡町と吉沢町2区の一部、合計で17.78ヘクタールを予定しております。このほか市単で竹林の伐採ということで、西長岡町4,812平方メートルを予定しております。 ◆委員(市川隆康) 3カ年継続で実施していただいた原宿、吉沢町1区、北金井地区は、平成26年度はどう指導していくのか、部長に伺いたいと思います。 ◎農政部長(橋本利明) 今まできれいにしたところを自分たちで管理していただくというのが大前提になると思いますので、今後も地元の人たちと話し合いをした中で、我々はどういった形で応援ができるのか、また、1%まちづくりとか、活用できる事業等も考えていただきながら応援をしていきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ◆委員(市川隆康) 実は、私が部長の顔を見るより、部長が被害の地域を見たほうの数が多いと思うのですけれども、本当にお世話になっています。そうはいっても、実際に今言った原宿、吉沢、北金井だけでも52ヘクタール、原宿はご指導いただいてスタートできたのですが、他の地区も平成26年度は予定したいということを伺っております。本当にご指導ありがとうございます。しかし、全部の土地をやるというのは原宿を1年やってみて無理なので、何とか継続してほしいと担当している区長さんからも要望というか、相談を受けているものですから、この点、要望になるのですけれども、じっくり検討していただきたいと思います。要望で終わりたいと思いますけれども、いろいろお世話になります。終わります。 ○委員長(木村康夫) 他にご質疑ありませんか。      (「なし」の声あり) ○委員長(木村康夫) 他にご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。      ◎ 休     憩                                       午後5時15分休憩 ○委員長(木村康夫) 執行者入れかえのため、暫時休憩いたします。      ◎ 再     開                                       午後5時19分再開 ○委員長(木村康夫) 休憩前に引き続き会議を開きます。  審査に当たり円滑な進行を図るため、執行者の皆さんにお願いがございます。  発言に当たっては、必ず挙手し、「委員長」と呼んでいただき、私が指名した後に着席のまま、簡潔明瞭にお願いいたします。  また、マイクのスイッチは発言の直前に入れ、終わったらすぐに切っていただくようお願いいたします。      ◎ 8款土木費・11款災害復旧費・住宅新築資金等貸付特別会計・八王子山墓園特別会計に対する質疑 ○委員長(木村康夫) 次に、8款土木費、11款災害復旧費、住宅新築資金等貸付特別会計及び八王子山墓園特別会計について審査を行います。  ご質疑ありませんか。 ◆委員(正田恭子) 213ページ、8款2項2目道路維持費のうちで補修工事費1億500万円及び原材料費1,800万円についての内容をお伺いいたします。 ◎地域整備課長(齋藤豊) 補修工事費1億500万円につきましては、市内一円の甲ぶた等の道路施設、また舗装道、砂利道の維持補修を業者発注しているものでございます。また、原材料費1,800万円につきましては、直営作業班の施工で必要な舗装材料とか路盤材料の購入費でございます。 ◆委員(正田恭子) 太田市の道路の老朽化や、道路通過車両の増大によって舗装道が大変悪くなっております。砂利道なども穴があいたりしておりますが、このまま放置すると大変になると思います。交通事故の原因となると思いますので、その取り組みや対応をどうされておりますか。 ◎地域整備課長(齋藤豊) ご指摘のとおり、道路通行の安全を図ることは最大の目的でございまして、穴埋め等の補修につきましては即時対応が不可欠だと考えております。日常的に職員がパトロールを行いまして、応急的に対応しているものでございます。 ◆委員(正田恭子) 道路でわだちとか、穴があいたりとか、補修していただきたいところが随分とありますけれども、そちらのほうではどのように捉えていらっしゃいますか。 ◎地域整備課長(齋藤豊) 太田警察署からの要望、あと各地域の区長さんからも要望いただいておりまして、直営作業班によりまして迅速な対応、また市内一円、工事等で分割発注をいたしまして、各地域にきめ細やかに対応を図るということを行っております。 ◆委員(正田恭子) 昨日も要望の処理件数をお伺いいたしましたけれども、また今回もお伺いいたします。 ◎地域整備課長(齋藤豊) 現時点で申し上げますけれども、道路維持補修等につきましては全体で2,800件でございまして、地域要望等につきまして600件、自主的にパトロールを行って補修した件数が2,200件でございます。 ◆委員(正田恭子) このような地域要望は、1年間で全て対応していますか。 ◎地域整備課長(齋藤豊) 1年を通じまして、要望いただいたものにつきましては全て終了させてもらいまして、どうしても工事等で対応しなくてはならない部分は、年度を超して必ず処理するようにしています。これはあくまで、できるものは繰り越しても引き続き要望に応えるように努力しておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(正田恭子) それでは、引き続き迅速な対応をお願いいたします。  次の質問に入ります。215ページの幹線道路整備事業の調査委託料に関連してお聞きします。平成26年度から道路ストック総点検事業を実施するとありますが、事業の内容をお願いいたします。 ◎都市政策部参事(島田芳人) 事業内容でございますが、市道の1級、2級路線について、舗装のひび割れ等の路面調査、街路灯、案内標識の鋼材部の腐食や部品の取りつけぐあいを点検調査するものでございます。 ◆委員(正田恭子) 調査路線の延長や街路灯などの検査箇所数はどのくらいありますか。 ◎都市政策部参事(島田芳人) 市道1級、2級の調査路線の延長でございますが、280キロメートルを予定しております。それから、街路灯が231基、案内標識が59基を調査する予定でございます。 ◆委員(正田恭子) この予算の中で調査を行った結果は、今後どのように活用していきますか。 ◎都市政策部参事(島田芳人) 調査結果をもとに道路の舗装の補修計画を立案しまして、順次舗装していこうと考えております。また、街路灯や案内標識に関しては、鋼材の腐食の度合い等にもよりますけれども、塗りかえや立てかえ等を順次行っていきたいと考えております。調査結果をもとに、補助事業の採択基準に照らし合わせまして、採択されるようであれば積極的に補助事業を活用していきたいと考えております。 ◆委員(正田恭子) 市民が安全に安心して通行できるよう、しっかりと補修をしていただきたいと思いますが、最後に部長、この件に関してご所見をお願いいたします。 ◎都市政策部長(石川泰一) 今年度、いち早く太田の中ではわだち対策ということで、太田土木事務所のほうとも連携をして、補正予算もいただいて、わだちの補修を今やっているところです。それにおくれて国のほうが道路ストック総点検事業で全線を見直していこうという方向になりましたので、太田も今課長がお話ししましたように、調査をして補助採択を得ながら順次整備をしていくということでやっていきたいと思っています。 ◆委員(正田恭子) 次の質問をいたします。先ほど下水道について質問いたしましたけれども、またこの件に関してお伺いいたします。合併協定書において、「合併から10年後を目途に市街化区域と市街化調整区域の区域区分(線引き)の見直しを図る」と書かれておりましたが、今までの経過と、藪塚について今後どのようにお考えなのか、お伺いいたします。 ◎都市政策部参事(薊貞春) 藪塚の線引きの見直しについてですけれども、合併後、住環境に悪影響を及ぼすおそれのある工場や風俗施設の新設を制限する特定用途制限地域の指定を平成20年4月に行い、一定の効果があるものと考えております。現在、国勢調査や基礎調査の結果を踏まえ、技術的な検討を行っております。また、地元有志団体との勉強会や視察を行い、都市計画についての理解や合意形成に向けて取り組んでおります。しかしながら、まだ不十分な状況であり、これからも地域住民等への親切丁寧な説明、対話に心がけたいと思っています。また、今後の進め方については、都市計画税や都市施設整備の公平性を保つために、次回予定している定期線引きを踏まえ、特定用途制限の緩和や用途地域の指定などを検討したいと考えておりますので、よろしくお願いします。 ◆委員(正田恭子) 副市長、先ほどもお伺いしたのですけれども、またこの件に関してお願いいたします。 ◎副市長(清水計男) 今の状況については、担当課長が今お話ししたとおりであります。合併協議のときに10年を目途にということでありましたが、これは行政の都市計画の方針もありますけれども、やはり地元の地区の住民の皆さんと十分協議をしながら、ある程度のところでお互いの意見が合うということが最優先だろうと思っています。地元の意思を無視して強引にやっていくという状況ではないということであります。そのために、前段として今言ったような特定地域を設定し、当面はそれを見直していきたいということでありますので、ご理解をしてください。 ◆委員(正田恭子) 終わります。 ◆委員(矢部伸幸) 予算書209ページに当たるのかどうか、僕もよくわからないのですけれども、地域整備総務費に関連してお伺いします。地域整備ということで、さまざまな要望や整備のために活動されていると思うのですけれども、太田市に整備のためにいろいろな車両があると思うのですが、どのような車両がありますか。 ◎地域整備課長(齋藤豊) 地域整備課につきましては全体で40台ございまして、内訳を申しますと、緊急自動車、道路パトロールカーが3台ございます。それと、道路維持作業用の自動車といたしまして19台、これはダンプ、路面の清掃車、軽トラック等3台がございます。それと、ごみ収集車、これはパッカー車ですけれども、2台ございます。それから、建設重機が8台、普通の乗用車が8台でございます。 ◆委員(矢部伸幸) そういった車両は、土日はどのように管理されていますか。 ◎地域整備課長(齋藤豊) 地域整備課につきましては、休日、夜間等の緊急対応ということで連絡網と緊急体制をつくっておりまして、緊急時に対応するために事務所の敷地内に車両は全て待機ということで管理させてもらっております。 ◆委員(矢部伸幸) 先ほどいろいろな車両があって、軽トラックもあるとお聞きしたのですけれども、今、地域の中で、土日を使って廃品回収とか、古紙の回収とか、いろいろな地域の活動をやられているのですが、地域によっては、農家の方がいないとか、トラック的なものがない地域が最近多くなってきているようですね。そういったときに、こういった地域整備課にある車両、トラックであったり、ほかの課でも構わないのですけれども、そういったトラックを土日、区長さんに対してとか、各団体の長の人にお貸しすると、回収とか、地域のつながりというか、地域の活動に市としても何らかの協力ができるのではないかと考えているのです。それにはすごくきっちりとしたルールとかを決めて、何とかそういったところにお貸しできないかなと思うのですけれども、部長、そういった感じはどうですか。 ◎都市政策部長(石川泰一) 非常にいい提案だと思いますけれども、先ほど課長が言ったように、地域整備課については緊急対応がありますので、まずそれに備えなくてはならないというのが1つあります。あと1つは、保険が公務限定ということで、お貸しをして、もしものことがあったときに保険適用にならないという制限がありますけれども、いろいろなルールをクリアすることによって、地域整備に限らず、公用車の有効利用というのも1つ検討する余地はあるかなと思います。よろしくお願いしたいと思います。 ◆委員(矢部伸幸) 地域整備だけではなく、いろいろな課があって、いろいろな車両があると思いますので、市に何台か、そういった貸し出しも可能なトラックみたいなのを副市長はどう思われますか。 ◎副市長(清水計男) 実態として、そういう要望が地域にあるかどうかというのも私は確信がありません。今、初めて矢部委員からそういうお話があったということであります。地域のごみの回収については、地域で一生懸命汗を流しておりますね。その辺について、清掃担当にまず状況を聞いてもらって、地域からそういう要望があるかどうかというのがまず大前提であると思っております。それから検討をさせていただきたいと思います。 ◆委員(矢部伸幸) よろしくお願いします。  続きまして、予算書225ページ、北部運動公園管理費についてでございますが、本年度まで緊急雇用創出基金を利用していましたけれども、緊急雇用がなくなったということで、緊急雇用を使っていた部分を来年度はどうされるのか教えてください。 ◎産業観光課主幹(村岡伴司) 北部運動公園の緊急雇用でございますが、緊急雇用は平成24年度からの継続事業ということで、本年度は人数で6人おったのですけれども、6人の方が1年間ということではなくて、6人で20カ月ございました。ですから、約2人分に匹敵するかと思います。来年度からその人数が減るということですので、今現在の職員、あるいは嘱託職員、それからシルバー人材の方々にお手伝いをいただいて、できる限り2人分をきちんと整備していくように努力をしていきたいと思っております。 ◆委員(矢部伸幸) 昨年、予算のときに聞いて、夜間の照明とか防犯カメラを設置されたと思うのですけれども、何か効果はあったでしょうか。 ◎産業観光課主幹(村岡伴司) 北部運動公園のイベントが春の芝桜から始まりまして、夏のイベント、それからイルミネーション。イルミネーションは9月から準備を始めますので、工事が着工できないということで、設計だけしておきまして、12月に発注をして、イルミネーションが終わったのと同時に、今現在施工中でございます。内容的には、公園の防犯灯を兼ねましたものが14台、防犯カメラが15台ということで、中央広場を中心としておりますけれども、間もなく完成ということで、成果については、予定では夜の10時ごろまで点灯させようと思っていますので、誘客といいますか、運動等で利活用いただけるのではないかと思っております。 ◆委員(矢部伸幸) では、今着工しているということなので、効果は期待しておりますけれども、質問を変えさせてもらいます。ことしの芝桜に関して、植えつけの計画とか、あとは合併10周年ということですので、ことしならではみたいな取り組みはありますか。 ◎産業観光課主幹(村岡伴司) 補植ということで芝桜を毎年植えておるのですけれども、ことしにつきましても、西のエリア1,810平米に3万4,330株、東エリア1,470平米に3万7,020株ということで、合計3,280平米に7万1,350株の補植を予定しております。なお、合併10周年のこいのぼりまつりということで、他市町村の物まねではなくて、市内の保育園、幼稚園、児童館の子どもたちに1メートル50センチの無地のこいのぼりにおのおのの思いを描いていただきまして、それを掲揚したい。それから、市民の皆様にご提供、寄附をいただきましたこいのぼりも掲揚して、芝桜こいのぼりまつりということで10周年記念の芝桜としていきたいと思っております。 ◆委員(矢部伸幸) こいのぼりは見た目もすごくきれいかなと思うのですけれども、北部運動公園のロケーションのよさ、特に芝桜が咲いているころというのは、高速道路から見ても、下から見ても、すごくきれいなのですよね。太田市をすごくPRするところで、ロケーション的にすごくきれいですので、ぜひことし、芝桜で合併10周年の「10」を描くとか、「太田市」と描くとか、芝桜で目でわかるようなPRをしていただきたいと思うのですが、最後に部長、どのようにお考えでしょうか。 ◎産業環境部長(浅香重信) 芝桜のご提案でございます。これから補植を始めるわけですけれども、ことしは例年ネモフィラを植えている場所を直しまして、東側のエリアを順次芝桜を植えられるような形に直していきたいと考えております。何年か後には全体が芝桜になるということを目指しまして取り組んでいきたいと思っていますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(水野正己) それでは、225ページ、8款4項5目公園管理費ですが、公園補修の要望は数多くあっても、予算の問題もありますけれども、職員が現地を確認するのがなかなか追いつかない現状があります。これは職員削減を見直すことが必要かと私は思いますけれども、その点、体制はどうでしょう。 ◎開発事業部参事(小林稔) 私どもで各施設の公園の修理だとかをやっております。それは地元からの連絡だとか、そのほかに私どもで定期的に現場へ行った帰りに公園へ寄って点検してきております。簡単な修理などについては、私どもの職員は技術を持っていますので、すぐに対応できますし、大がかりな修理になりますと若干時間がかかるような状況でございます。 ◆委員(水野正己) 人員体制をじっくり考えてもらいたいという要望をして、210ページ、8款1項2目土木建築指導費にかかわって伺います。昨年、民間のディベロッパーが開発申請書と違う内容で開発工事を進めていたことが発覚して、これは建築指導課に即対応してもらって、それで是正を求めたという経緯もありますけれども、こういう虚偽申請を摘発して、よりふさわしい形での民間開発を進めていくという点で、人員体制の問題ももちろんあると思います。その点、体制強化が必要かと思いますけれども、いかがでしょうか。 ◎建築指導課長(太田和之) 今ご質問の開発許可申請の虚偽申請ということをおっしゃいましたけれども、虚偽ということではないかなと感じておりまして、開発の技術基準等につきましては合致している許可内容かなと感じております。人員体制の整備につきましては、やはり技術的なチェックができる技術者の配置は望ましいかなと感じております。 ○副委員長(宮沢まりこ) 218ページ、8款4項に関連しまして、先ほどから藪塚の地区に関して質疑が交わされていると思うのですけれども、先ほど最後に副市長がおっしゃいました地元の意見を聞きながらというところで、ちょっと疑問に思ったのですが、今現在、藪塚に住む人にとって、都市計画税の部分で取られていないのかと思うのです。そういったところで、藪塚地区が安い。その安さを求めて藪塚に住んでいる方もいる。その状況の中で、地元の意見を聞かれていましたら、こういう藪塚がいいから、いいのではないかという意見で、これはなかなか進まないのではないのかなと思いました。そうすると、どうしても計画が進まない。そうしますと、その先のまちづくりにも影響があるのではないのかと思うのですけれども、副市長、そこら辺の見解をお願いいたします。 ◎副市長(清水計男) 意見を聞くというのは、10年間、常にずっとやってきた話であります。要は地元の総意というのですか、地元の人たちが、まあいいよねというレベルにまで熟度が上がっているかどうかという問題が1つあると思います。もう1つは、今言った土地の評価の問題でありますけれども、都市計画決定をする前段として、今、特定地域の指定をしているということであります。何でもかんでもいいよということではないのでありまして、それをまず前提にして、段階的に最終的には都市計画決定まで行きたいというのが行政サイドの狙いでありますので、ぜひその辺も理解していただければと思います。 ○副委員長(宮沢まりこ) この件に関してもう一言言わせていただきたいと思っているのですけれども、合併して10年経過しようとしている中で、その都度の対応はいろいろとられてきているのかと思います。また、ここで意見を聞きながら、前向きには検討されているということですけれども、今やるか、いつやるかと言ったら、ここでやっていただくしかないのかなと思います。前向きな検討をぜひお願いしたいと思いますが、最後に伺います。 ◎副市長(清水計男) 前向きに検討しているということは事実であります。ですから、10年を目途というスパンをそのときに設定したというのは、それだけ難しさがあるということでありました。ただ、このまま放っておいていいのかという問題は別でありまして、そのために、今、段階を踏んで準備をしているということでご理解をしていただければありがたいと思います。 ○副委員長(宮沢まりこ) 副市長のお気持ちに期待しまして、次の質問に移らせていただきたいと思います。  225ページ、平地林について伺いたいと思います。来年度の計画をお聞かせください。 ◎開発事業部参事(小林稔) 平成26年度の計画ですが、平成24年度に用地買収をさせていただきました。平成25年度につきましては、実施計画書を今策定中でございます。今月にはほぼでき上がってきます。でき上がってきましたら、また議員の皆様にご報告させていただきまして、その後、地元のほうに説明会を開催していきたいと思っております。それが終われば、一部造成工事に入っていきたいと考えております。 ○副委員長(宮沢まりこ) 植林の計画をお聞かせください。 ◎開発事業部参事(小林稔) 平地林ですから、当然樹木などが中心になるかなと私も思います。樹木につきましては、現在の計画は大体2ヘクタール弱の面積がございます。その中で、平地林ということで、大半が樹木の林になるかなと思っております。また、その樹木につきましても、新里にぐんま昆虫の森というところがございまして、そこで昆虫などを飼育している職員の意見なども聞きながら樹木選定もやっております。また、まだ非公式ですが、樹木の寄附も来ておりますので、その辺は十分協議して考えていきたいと思っております。 ○副委員長(宮沢まりこ) 太田市で初の平地林造成事業になると思うのですけれども、そのコンセプトと目的をお聞かせください。 ◎開発事業部参事(小林稔) 平地林のコンセプト、目的ですが、第1点として、市街地では林の中で遊べるような施設がないということもあると思います。また、平地林をつくることによって、いろいろな虫だとか鳥の生息地というのですか、そういう自然な形の林ができればいいかなと思っております。 ○副委員長(宮沢まりこ) わかりました。いろいろな思い、地元の方の意見も反映されて、いい平地林ができるのかなという期待はあります。頑張っていただきたいと思います。  次に、八王子丘陵についてですけれども、平成26年度の事業計画についてお聞かせください。
    ◎開発事業部参事(小林稔) 八王子丘陵は、私どものほうで北部運動公園から藪塚の東毛青少年自然の家までの林道の整備とあわせて、その周辺の林床の整備ということでやってまいりました。この事業につきましては、平成26年度が最終年度となります。事業内容につきましては、残り2キロメートルの林道等の整備でございます。済みません、2キロメートルと言いましたけれども、1キロメートルに訂正願いたいと思います。 ○副委員長(宮沢まりこ) そうしましたら、もともとの計画は2キロメートルあったのが1キロメートルだったのですか、それとも、もともとが1キロメートルなのですか。 ◎開発事業部参事(小林稔) 来年度の整備が1キロメートルということでお願いしたいと思います。 ○副委員長(宮沢まりこ) そうしましたら、来年度また1キロメートルで、2キロメートルということでよろしいのでしょうか。 ◎開発事業部参事(小林稔) 平成26年度が最終年度となりますので、1キロメートル整備しますと、北部運動公園から全線完了するということでございます。 ○副委員長(宮沢まりこ) わかりました。八王子丘陵について、利用者の方から、籾山峠の八王子丘陵から県道332号線に出るところで、トラックやダンプカーなど大型車両の通行が多いため、ハイカーが危険な目に遭っているというお話をいただきました。ハイカーの安全を守る必要があると考えますが、その対応をお聞かせください。 ◎開発事業部参事(小林稔) 私どもが行っている八王子丘陵林道整備ですが、籾山峠は西長岡町から桐生の広沢へ抜ける県道でございます。また、桐生市広沢町に砕石場がありますので、頻繁に大型トラックなどが通っているような状況でございます。また、林道もその県道に接続してございます。利用者については、県道におりる手前ですが、そういう人たちに通行量が激しいので注意してくださいという注意看板等も設置してございます。あとは通行量が激しいということで、横断歩道だとか、そういう関係なども太田警察署にはお願いしてございますので、順次対応できればしていきたいと思います。 ○副委員長(宮沢まりこ) 警察に申請をされているということですけれども、八王子丘陵の事業は平成26年度で完了するわけですが、今後ますます利用者がふえることが考えられます。平成26年度中に警察に設置していただけそうなのでしょうか。 ◎開発事業部参事(小林稔) 太田警察署には横断歩道だとか、そういうものをお願いしてありますけれども、設置については未定というか、私どものほうに話がまだ来ていませんので、再度またお願いしていきたいと思っております。 ○副委員長(宮沢まりこ) 実は私も現地を確認してきました。そこに行って10分くらいの間に数十台の車が通過しまして、そのほとんどがダンプカーの大型車両でした。冷や冷やしながら横断したのですけれども、利用者の安全確保のため、ぜひ横断歩道の早期設置を働きかけていただきたいです。担当の課の方は努力をされているそうですけれども、担当課では限界があると考えました。副市長、見解をお願いいたします。 ◎副市長(清水計男) 現地へ行ったようでありますけれども、ダンプカーの数は見たのでしょうが、歩行者の数は見ましたか。警察のほうも多分そういった状況までも把握する必要があるのだろうと思います。いずれにしても、危険回避は大事でありますので、注意喚起も怠りなくやると担当も言っておりますし、横断歩道の設置要望もしてありますので、ぜひその辺も期待して待っていてもらえればありがたいと思います。 ○副委員長(宮沢まりこ) そうですね。ぜひ動向を見させていただきまして、またその都度、副市長にもお願いできたらと思っております。  次の質問に移らせていただきます。227ページ、8款4項6目の北部運動公園整備事業についてお伺いします。工事請負費の7,500万円の内容をお聞かせください。 ◎産業観光課主幹(村岡伴司) それでは、工事請負費の7,500万円の内訳についてご説明いたします。北部運動公園野外ステージ設置工事に5,000万円でございます。この野外ステージにつきましては、現在設計中でございまして、あと1週間ぐらいかと思われますが、ステージの面積がおおむね160平米ぐらい、有効幅が14メートル、奥行き8メートル、屋根の高さが8メートルぐらいで、照明がつきますと4メートルぐらいの有効高になります。屋根の形につきましては、紙飛行機を折ってちょっと広げたような屋根になる予定でございます。次に、北部運動公園植栽改良工事ということで2,200万円予定しております。こちらは公園植栽の改良工事ということで、特に東のエリア、ネモフィラの部分を、開園当時の100万本の芝桜を目指しまして、随時、数年度で改良していきたいと思っております。次に、地域周辺対策工事費ということで300万円。こちらにつきましては、主に雨水対策工事でございます。 ○副委員長(宮沢まりこ) ステージを設置する目的は何でしょうか。また、北部運動公園の今後の利活用をお聞かせください。 ◎産業観光課主幹(村岡伴司) オープン当初、3つのゾーンがございまして、健康・スポーツゾーン、花とみどりのやすらぎゾーン、遊び場ゾーンということで、これらのテーマの中で、今までイベントを開催するに当たりまして、仮設ステージでイベントを開催したわけでございますが、仮設ステージには強度あるいは広さに限界がございますので、利用者が毎年ふえるに当たりましてステージをつくってほしいという要望がございました。国と県と協議を重ねました結果、北側斜面を利用したステージが設置可能となりましたので、ステージの設置を考えました。ステージの利用により、さまざまなイベントの数、あるいはイベントの企画の幅が広がりまして、市民の皆様のご来場、あるいはご利用になりまして、憩いの公園としまして親しまれ、愛されるような公園にしていきたいと思っております。 ○副委員長(宮沢まりこ) ステージの最初のイベント、こけら落としですが、どんな計画をされているのでしょうか。 ◎産業観光課主幹(村岡伴司) 早期発注といいますか、4月に発注をいたしまして、8月いっぱいぐらいに完成を目指したいと思っております。したがいまして、先ほど言いましたようにイルミネーションの準備も始まってきますので、本年度行いました音楽祭が一番になるのかなとは思っておりますが、まだ未定でございます。 ○副委員長(宮沢まりこ) 名称について伺います。今までも同僚委員が質問してきましたが、運動公園という名称からイメージする公園の形とは違ってきていると思います。名称変更についてはどのようにお考えでしょうか。 ◎産業観光課主幹(村岡伴司) 北部運動公園は都市公園の中で種別といたしまして運動公園ということになっております。主に運動を目的とした公園でございまして、比較的大きな公園と位置づけされております。建設に当たりまして国の補助金をいただいて活用しておりますので、前にもお話ししましたように名称の変更はできませんが、芝桜等を含めた愛称等の公募といいますか、そういうものの名前を使っていければと思っています。今後の検討課題でございます。 ○副委員長(宮沢まりこ) これからますます北部運動公園が観光名所という目玉にもなってくるのかと思います。スマートインターチェンジもこれからできるということですので、北関東に誇れるよう一層努力していただけたらと思いますが、最後に副市長の見解をお聞かせください。 ◎副市長(清水計男) ありがとうございます。そういった方向で職員一同努力してまいりたいと考えております。      ◎ 休     憩                                        午後6時4分休憩 ○委員長(木村康夫) この際、暫時休憩いたします。      ◎ 再     開                                       午後6時20分再開 ○委員長(木村康夫) 休憩前に引き続き会議を開きます。  他にご質疑ありませんか。 ◆委員(深澤直久) 392ページ、八王子山墓園特別会計で墓園建設費3,200万円についてお知らせください。 ◎開発事業部参事(小林稔) 3,200万円につきましては、今、墓地がございます。その墓地の空きスペースがございますので、その空きスペースに新たに墓地を設置する工事費でございます。 ◆委員(深澤直久) 空きスペースというと、あの場所で一番高いところのことですか。 ◎開発事業部参事(小林稔) 一番高いところも一応予定には入っております。そのほかに小さいところが幾つかございます。 ◆委員(深澤直久) それでは、平成23年度ごろから毎年どのくらい要望があるか、お知らせしてください。 ◎開発事業部参事(小林稔) 要望ですけれども、お骨を持っている人から大体年間80件ぐらい申し込みがあります。 ◆委員(深澤直久) 平成23年度がどのぐらいとか、そういう統計はとってありませんか。 ◎開発事業部参事(小林稔) 今、手元に資料がないのですけれども、1年間、大体80件前後で推移しております。 ◆委員(深澤直久) 私も80件から100件ぐらいなのかなと思っておるのですけれども、これからつくられます。1年間に80件ないし100件という計算で、あとどのくらい賄えるか、お聞きいたします。 ◎開発事業部参事(小林稔) 今、空きスペースにつくるものを含めますと、墓地の数が550ぐらいになります。1年に100件とすれば、5年でいっぱいという形になるかなと思います。 ◆委員(深澤直久) 5年という歳月は長いようで短い年限かなと思いますけれども、その先、もうここはつくれるスペースがないように思うのですが、そこら辺はどうでしょう。 ◎開発事業部参事(小林稔) 今つくっているスペースのほかに、あと増設するスペースはほぼいっぱいでございます。増設という考え方もあるかなと思いますが、どこに増設するのか、また、どういう形でやっていくのかというのが今後の検討課題だと思います。 ◆委員(深澤直久) これはこの前も申し上げているのですけれども、集合墓地案を入れていったらいいのではないかと思うのですが、この集合墓地という形に対してどう認識をされているか、お聞きいたします。 ◎開発事業部参事(小林稔) 一般墓地の増設計画はほぼ目安が立ちましたので、今年度から集合墓地だとか樹木葬というのですか、そういうものなども、場所の選定だとか、そういう形で今後検討していきたいと思っております。 ◆委員(深澤直久) 部長にお聞きをいたします。ある程度まだ残地があるうちが、購入せずに、また無理な造成をしなくても済むと考えております。どんな集合の形にするかわかりませんけれども、1基1基ごとよりもメーンを置いて、たくさんの方たちがそれを気に入っていただいて利用していただくという公共の精神にのっとったようなものが集合だと思うのですが、この集合に関して部長のご意見をお聞きします。 ◎開発事業部長(長澤正史) 今、課長が言ったように、集合墓地は横浜等にも見学に行きまして、どのようにするかというのは必要に迫られている。うちのほうも、今、委員が言ったように、どのように集合墓地をつくるかというのを検討中ですので、1年、2年の間には多分結論が出るかと思います。よろしくお願いいたします。 ◆委員(深澤直久) 了解いたしました。ぜひ集合墓地策を検討していただいて、長く愛される公園墓地にしてほしいと思います。  戻りますけれども、219ページ、8款4項1目、これもことしのメーンでありますスマートインターチェンジ整備事業についてお聞きをいたします。大変大きい約5,600万円の予算がありますけれども、ことしどんな形で、これがどういうふうになっていくのか、まずお聞きをいたします。 ◎都市政策部参事(薊貞春) この5,641万8,000円ですけれども、平成26年度は基本設計や詳細設計、あと用地測量をやります。それで、NEXCOから2,160万円の負担金が来ます。残りが市の事業費ということで平成26年度はやっていきたいと思っています。 ◆委員(深澤直久) 紙が来てしまいましたので、ちょっと飛びます。あそこに500ヘクタールの遊水地ができます。県の仕事ですけれども、これはもう既に決定なのでしょうか、お聞きをいたします。 ◎都市政策部参事(薊貞春) 県事業なものですから、詳細はわからないのですけれども、平成28年度までに整備するということで決定されております。 ◆委員(深澤直久) それができますと、1日で1,600台を超える利用の車が2つのそんなに広くない道を走ります。真ん中辺ぐらいにぼんと道をつくっていくほうが地域が分断されず、いいと思うのですけれども、これも県の事業ですから、これというものはないと思います。担当者の方、そこら辺は現地を見て、将来あそこに人が住むわけですから、野原ではありませんので、どう思われるか、お聞きをしたいと思います。 ◎都市政策部参事(薊貞春) 県の事業というのは、最近うちのほうも聞いたものですから、わからないのですけれども、スマートインターチェンジが東にできます。その間に農地とかがありますので、そこについては周辺整備の中である程度整備していきながら、真ん中の道路も11メートルぐらい広がりますので、生活道路を維持しながらも安全対策でカバーしていきたいと思っています。よろしくお願いします。 ◆委員(深澤直久) 最後に部長に同じ質問ですけれども、生活をする人たちがおります。手前のほうが相当開けてくるというのは承知なのですけれども、生活と利便性が重なってきます。ぜひ太田市としても、そこら辺は柔軟な策をしていただきたいと思うのですけれども、見解をお知らせください。 ◎都市政策部長(石川泰一) これは地元とも、いろいろな意味の中で、計画が決定する前から市の方針も打ち出して、地元の意見も踏まえて、地域のほうも、奥に住居もいっぱいありますけれども、そこの生活道とここに障害が起きないこと、あとは現在、農業もしていらっしゃいますので、農耕車が安全に行けるようなこと、こういった要望も出ています。今、県のほうにも、お話ししましたように、農耕車両についても安全に作業ができるような環境について、お互いに協議をしていきましょうという方向になっていますので、地元の意向については十分尊重しながら計画も立っているという状況であります。よろしくお願いしたいと思います。 ◆委員(石倉稔) 213ページ、8款2項2目、道路維持経費の補修工事費に関連して何点かお聞きをしたいと思います。先ほど同僚委員からも質問がありましたけれども、重複しないように行いたいと思います。また、私もじかに電話をしていろいろな工事を頼んでいます。速やかな対応で、地域の方も非常に喜んでいますので、引き続きよろしくお願いいたします。  それでは、まず初めに、歩道と路側帯の凹凸の改修、さらにはバリアフリー等の整備件数について、平成25年度実績で結構ですから教えていただければと思います。 ◎地域整備課長(齋藤豊) 歩道等の凹凸補修につきましては要望等で処理しておりまして、今年度の現時点で22件補修しております。また、バリアフリーの整備件数ですけれども、こちらは地域整備課では実績はございません。そのほか新設道路の歩道等に関しましては、道路建設課で段差のないフラット型で整備をしている状況でございます。 ◆委員(石倉稔) ありがとうございます。  次に、側溝のふたが段差となっているところが多く見られます。その段差の改修についても実績をお聞きいたします。 ◎地域整備課長(齋藤豊) 側溝の段差につきましても、各地域の区長さんを初め皆様から要望いただいておりまして、要望処理件数で申し上げますと、約200件の処理をしております。 ◆委員(石倉稔) では、次は部長に。道交法の改正で自転車が歩道は通行できません。車道しか走れない。しかし、まだまだ歩道を走っている自転車が多い。歩行者との接触事故等も多分まだ多いのだろうと思っています。そういう部分では、将来的に自転車の走行レーンというのも検討していかなければいけないのかなと。きょうも黙祷がありましたけれども、震災以降、特に自転車での通勤をされている方が多分ふえているのだろうと思っています。そういう部分では、今すぐの話ではないです。今後のまちづくり、都市計画、道路のあり方も踏まえて、こういうのを検討していくべきかなと思っていますけれども、部長の考えをお聞きします。 ◎都市政策部長(石川泰一) まさしく改正になりまして、通常歩道を走っていたわけですけれども、車道の左側通行ということで、この改正に伴って群馬県、あるいは警察、国土交通省、それと関係市の中で、そういった自転車通行に対する検討の場を設けまして、現在検討しているわけであります。今年度におきましては、太田市の中で、県道から木崎中学校へ入っていく余り広くない道ですけれども、そこへ左側通行、自転車のマークということで、路面標示を試験的にやらせてもらいました。来年度以降も、今度は高校を中心に、自転車を活用するような場所で、ある程度道の狭いところで、どのような方向が一番安全なのかということを試験的にやって、群馬県のほうで最終的にまとめて群馬県の方針を打ち出してくるという方向で動き出しておりますので、どういう方向がいいかというのも、また委員からもお話をいただいたり、木崎の道路についてちょっと見ていただければと。今は安全の啓蒙という段階ですけれども、検討していきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 ◆委員(石倉稔) 道交法の改正を受けて、多分いろいろな動きが出てきているのかなと。木崎中学校にぜひとも早急に行って見てきたいと思っています。多分学校周辺から入っていくのが私も一番早いのかなと思っていました。しっかりと見させていただきたいと思っています。  もう1つ、今度は副市長にお聞きをしたいのですが、10年後、団塊の世代が75歳以上に入ってくる。間違いなく高齢者がふえていく。その中で、最近よく見かけるシニアカー、電動のバッテリーカーですか、3輪もしくは4輪です。これについては免許が要らないのです。だから、車の運転の経験がない方でも安易に扱える。そういう部分では高齢者の方から非常に人気がある。しかし、歩道しか走れない。もしくは路側帯の中しか走れない。今、見ると、歩道がないところでは、狭いですから路側帯をはみ出て走っている。非常に危ないなと。そういう部分では、副市長も昨日、私も年寄りだという発言がありました。私は、そのようには見ておりません。まだまだ現役なのだろうと。ただ、10年後、15年後を見据えた中では、太田市として、必ずふえてきますので、まちづくり、都市計画、道路の計画も含めて、私は今から計画していくべきだと思っています。そのときになって何もやっていなかったということがないように、ぜひとも新しい計画をつくっていただきたいと思っています。副市長の見解をお聞きします。 ◎副市長(清水計男) 確かに自転車と歩行者と車の混在する状況が危険というのは承知しております。今、担当部長から申し上げたとおり、1つの啓発として学校周辺から手をつけていこうというのはあります。ただ、それは道路構造を変える問題ではないわけでありまして、今後の道路行政については、例えば歩道の広いところは歩道を狭くして自転車道をつくるだとか、そういった試案というのも出てくるのだろうと思います。  過日、私が国道407号をずっと南に行きましたら、熊谷のデパートがありますね。あそこにテスト的に、多分国か県かの補助金が出ているのだと思うのですけれども、歩道と自転車道がきれいにセッティングされていました。だから、ああいうものも参考にしながら、どのようにあれをつくったのか、また所管にも調べていただきまして、太田市で導入できるところがあれば段階的に導入していくということも可能性としてはあると思っております。今すぐ道路構造を変えるというのは非常に難しい問題でありますけれども、そういう点も視野に入れながら今後の道路計画をつくっていかなくてはならないというのは実感としてあります。どうぞよろしくお願いいたします。 ◆委員(岩崎喜久雄) 予算書の217ページ、8款3項2目、河川新設改良事業で排水路新設改良工事費、特に老朽化している地域ですが、太田西部工業団地周辺地区の排水対策についてお聞きいたします。 ◎都市政策部参事(島田芳人) 太田西部工業団地周辺地区の排水対策でございますが、今現在、国道354バイパスから北関東自動車道についてはほぼ整備済みでございます。南側の東田島地区、米沢地区に関しては若干整備がおくれているという状況でございます。 ◆委員(岩崎喜久雄) 太田西部工業団地として造成された区域の排水路の整備率は今現在どのくらいでありますか。 ◎都市政策部参事(島田芳人) これはおおむねでございますが、約60%だと思います。 ◆委員(岩崎喜久雄) この地区の未整備箇所は非常に多いのでございます。時間がないのでまとめて質問させてもらいますが、全てを整備するにはどのくらいの費用が必要か、また、今後排水路整備をどう進めていくのかを課長、最後に部長に触れていただきたいと思うのですが、よろしくお願いします。 ◎都市政策部参事(島田芳人) 今現在の未整備箇所を全て整備するにはどのくらいのお金が必要かということでございますが、これは本当に概算でございますが、3億2,000万円ほどを見込んでおります。  それから、今後の対策ということでございますが、西部工業団地周辺地区だけではなく、東部工業団地も含めました排水対策事業を、今回、第8次実施計画で立ち上げましたので、それに準じて整備をしていきたいと考えております。 ◎都市政策部長(石川泰一) 今、課長が話をしましたように、いろいろな開発のほうが先手、先手で行きますので、西部、東部というのは工業団地の周辺のところで、みんな素掘りだったわけです。今回初めて全体的な第8次実施計画の中で計画的に整備をしていくということに取り組みましたので、ぜひご理解いただきたいと思います。 ◆委員(白石さと子) 227ページ、229ページ、8款4項8目の東矢島土地区画整理事業並びに宝泉南部土地区画整理事業の施工期間並びにそれぞれの事業の進捗状況についてお伺いいたします。 ◎都市政策部参事(茂木満) 東矢島土地区画整理事業及び宝泉南部土地区画整理事業の進捗状況でございます。施工期間につきましては、東矢島土地区画整理事業につきましては平成2年度から平成26年度ということでございますが、平成31年度まで延伸をする予定になっております。それから進捗率ですが、平成24年度末現在ですが、事業費ベースで93.1%でございます。  続きまして、宝泉南部土地区画整理事業ですが、施工期間につきましては平成3年度から平成30年度で、現在施工中でございます。平成24年度末の進捗率でございますが、30.6%でございます。 ◆委員(白石さと子) 東矢島ですけれども、93.1%で、もう少しというところですのに、5年も延長しなくてはならないような何かがあるのですか。この地区で聞かれたときに、この時期にできますよと皆さんから答弁いただいたことをそっくり返したことがあるものですから。期待している方がいるわけですよ。そういったときに、またうそつきになってしまうと困るので、その辺をしっかりとお願いします。 ◎都市政策部参事(茂木満) 今現在、工事と移転補償がまだ若干残っております。それが終わりましたら、次の段階として確定測量と換地処分の手続がございます。それに3年なり、そういう期間が必要になってきますので、どうしても来年度末ということでは完成を見られない。全て完成するには、やはりそれなりの期間が必要になるということで延伸をさせていただいたところでございます。 ◆委員(白石さと子) では、目測を見誤ったということですか。私は今度こちらの方に返すときに、何とお返ししたらいいのかなと。今難しいことを言われましたけれども、そういった言葉を並べて返すわけにいかないものですから、どのように返したらいいかなと思います。もしここで答えてもらっても私がわからなければ困りますので、きちんと理解できるようにお答えいただければと思います。 ◎都市政策部参事(茂木満) 今現在、先ほども申したとおり、工事も移転の物件もまだ残っております。それが終わった後に地区の全体を測量して、その後、換地処分、全て調査を。 ◆委員(白石さと子) 要は建物を移転するとそれで終わりではなくて、その後またあるということで、来年度5,000万円の予算を見込んでいるわけですよね。それはその部分しかできませんよということで、5年間、毎年毎年の予算が計上されるということでよろしいのですか。 ◎都市政策部参事(茂木満) 来年度につきましては2件、移転補償を考えております。それから、都市計画道路の工事と区画道路の工事ということで進める予定になっております。今現在、まだ反対の方、同意をしていただいていない方がおりますので、その方について日々交渉をしているところですが、今のところ、まだ反対のまま同意をいただけていない状況が続いているところです。 ◆委員(白石さと子) 条件が難しいのでしょうか。 ◎都市政策部参事(茂木満) 今現在、移転について交渉させていただいているのですが、区画整理について反対をしていらっしゃるという状況でございます。 ◆委員(白石さと子) そういうことであれば、5年たったってまだわからないではないですか。きょう、あした返事をしてくれるのであれば、そういったことでも納得できますけれども、それだとまだわからないですね。 ◎都市政策部参事(茂木満) 今現在も継続的に粘り強く交渉をさせていただいている状況です。そういう状況の中で、賛同いただけるようにこれからも鋭意努力してまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いします。 ◆委員(白石さと子) ぜひ、期待しておりますので、よろしくお願いいたします。  それから、宝泉南部のほうですけれども、今年度に比較しますと2.6倍ほどの予算が計上されていますね。でも、進捗率が何と30.6%ということで、これは平成30年度、気が遠くなるような長い期間ですよね。これは平成35年度に変更して、これもそこまでで大丈夫ですか。 ◎都市政策部参事(茂木満) これにつきましては、課員一丸となって早期完了に向けて鋭意努めてまいりたいということで、来年度についても、仮換地の未指定の部分について積極的に仮換地指定をかけていきたいということで考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ◆委員(白石さと子) できないからといって毎年毎年先送りということになっても困りますので、この年度と決めたらば、ぜひその目標年度に向かって頑張っていただきたいと思います。私もこの近くに該当する人がいるものですから、よろしくお願いいたします。  それと、戻ってしまって申しわけないのですが、都市計画道路整備事業のところで、都市計画道路決定がされましたけれども、決定されて実施する道路と、それから見直しがあるということを伺ったのですが、その辺についてお願いします。 ◎都市政策部参事(薊貞春) 今、うちで都市計画道路の見直しを行っています。現在、太田市内は96路線あります。そのうち幹線道路69路線の整備率は54.5%でありますので、その69路線について、現在、見直しのガイドラインをもとに検討委員会を開催いたしまして、引き続き改良済み以外の49路線の個別調書を作成します。それで、平成26年度の後半になると思うのですけれども、見直し路線、方針の原案を検討委員会に提案したいと考えております。また、今後も検討委員会は群馬県並びに住民アンケート調査や説明会を実施しながら、早期見直しに取り組みたいと思っていますので、よろしくお願いします。 ◆委員(白石さと子) この見直しというのはどのようなものがあるのか。 ◎都市政策部参事(薊貞春) 今言いましたけれども、改良済み以外の49路線の個別調書を作成しまして、現計画を生かすもの、また幅員を変えたり、廃止したりという形を含めての検討をしていきたいと思っています。 ◆委員(白石さと子) これは都市計画決定をしますよね。そうしますと、何年かしたらそういった見直しをするというルールみたいのがあるのですか。
    都市政策部参事(薊貞春) いつ見直しするというのは、基本的にはないと思うのですけれども、平成18年に群馬県で見直しのガイドラインが出ました。それを契機に群馬県内で、前橋、高崎、伊勢崎はまだ全然見直ししていませんけれども、太田は先行して、平成23年度、平成24年度の調査をもとにガイドラインをつくってやっております。 ◆委員(白石さと子) 私もちょっと心配なところがあるのですけれども、ここで聞かずに直接聞かせていただきたいと思います。  次に行きます。先ほどの392ページ、同僚委員からの質問がありました八王子山墓園のことです。一般分譲が直近であったのはいつでしたか。 ◎開発事業部参事(小林稔) 一般分譲につきましては、平成21年度に実施しております。 ◆委員(白石さと子) 平成26年度は、その予定はございますか。 ◎開発事業部参事(小林稔) 先ほど墓地の増設も含めまして約500ふえるということでございます。ここへ来て一般分譲の問い合わせが非常に多く来ております。件数にしておよそ70件から80件ぐらいの問い合わせは来ております。平成26年度につきましては、一般分譲についても検討していきたいと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ◆委員(白石さと子) やるかやらないのか、はっきりお答え願います。 ◎開発事業部参事(小林稔) 一般分譲につきましては、平成26年度に実施していきたいと思っております。 ◆委員(白石さと子) 私は以前にもそんな話で伺ったことがあるのですが、お知らせはどのようにしていただけますか。 ◎開発事業部参事(小林稔) いろいろなお知らせの仕方はあると思うのですが、広報おおただとかホームページ、そういう今あるものを活用していければいいかなと思っています。 ◆委員(白石さと子) わかりました。副市長、ただいまの件でよろしくお願いします。 ◎副市長(清水計男) 墓地の議論でありますけれども、現状の墓地については、面積的にも限度があるということが先ほど明らかになりました。そして、新しい墓地も現状の中で何とか増設したいということ、それと将来的には集合墓地も考えてみたいという答弁もありました。キャパの問題がありますから、今まではお骨を持っていた人に限定して、そういう分譲の仕方をしていたわけでありますけれども、白石委員だけではなくて、市長のところにも相当数そういった話が来ております。市長も非常に苦慮しておりまして、できれば分譲もしたいという意向もありますが、まだ最終決定ではございませんので、もう1度市長とも議論を重ねまして、最終的な決定をさせていただきたいと考えております。よろしくお願いしたいと思います。 ◆委員(白石さと子) 私は副市長からやりますという答えがいただけると思って、ここで副市長に確認の意味でご所見を伺ったわけでございます。検討というと必ずだめなほうの検討になってしまうので、ぜひ分譲ができるようにお願いしたいと思います。 ◎副市長(清水計男) そういう方向性があることは事実であります。ただ、所管との調整がまだ済んでいませんので、そういった方向性で調整を図る。検討ではないということであります。最終的な庁内合意をしてからの発表にしたいと思っております。よろしくお願いします。 ◆委員(星野一広) それでは、231ページ、市営住宅維持管理工事費で、今回、社会資本整備総合交付金が入って、ちょっと増額されていると思います。主な修繕というか、手すりをつけるというのがメーンテーマなのですけれども、今回多くつけていただけるような感じの数字を見たのですが、今回の計画と、残りはどのくらいか教えてください。 ◎都市政策部参事(藤生嘉一) 来年度、修繕関係は若干増額になってございます。特に、長寿命化計画に基づきまして外壁改修等をやっていくわけですけれども、その中で今ご質問の手すりについても積極的に設置をしていきたいと考えています。平成26年度につきましては、韮川、韮川改良、新牛沢等を考えているところであります。その後についても計画を前向きに進めていきたいと考えてございますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(星野一広) 手すりがないところはどこが残りますか。 ◎都市政策部参事(藤生嘉一) 資料がございませんので、後ほど回答させていただきます。 ◆委員(星野一広) わかりました。いずれにしても、市営住宅の高齢化は激しいものがあると思います。どうしても下の階に移りたいとか、そういう相談もいっぱいあるとは思いますが、まず手すりをつけていただいて、安全対策にもなると思いますので、よろしくお願いしたいと思います。データは後で報告をください。  続いて、221ページに移ります。先ほど同僚の委員から都市計画道路の見直しの件がありました。前もこの話をさせていただいたことがあったのですが、一番古い、そして手をつけていない都市計画道路というのは、かなり古いのがあると記憶していましたが、どうなっていますか。 ◎都市政策部参事(薊貞春) 当初計画で昭和35年、太田足利線です。 ◆委員(星野一広) 恐らくそのほかにも何本かの当時の路線が残っていると思いますが、ということはどういうことかというと、都市計画になっている道路については何もいじれないというのが現実だと思ったのですが、その状況はどうですか。 ◎都市政策部参事(薊貞春) 第53条の建築規制はかかっております。 ◆委員(星野一広) これは何年か前から話をしています。ことしの後半には1つの形が見えるということですので、ぜひ急いでやっていただいて、明らかに解除しなければならない部分は先にでもやってもらいたい気持ちがあります。これはどうしても事務手続上できないのかもしれないですが、部長、そういうことはどうですか。 ◎都市政策部長(石川泰一) 本当におっしゃるとおりで、昔は計画をして理想形道路をどんどん決めていった。ところが、工事をする段になると、今度はできないということで路線が後回し、後回しになってしまうというふうな本当に悪循環の現状があったわけです。周辺の規制もきっちりかかっていますので、土地利用する土地の所有者がそこの制限で障害も受けている。いつ工事をするかわからない。この辺の循環は、非常に厄介な見直しですけれども、太田市の中では何とか手を入れて、先ほど言ったように4車線の路線を2車線にするとか、あるいは右折車線を優先的に整備するような方向での見直しをするとか、現実に即したような方向での計画をつくって議論をしていただくということで、今、一生懸命計画をつくっていますので、もうしばらくお待ちいただいて、またよい意見をお聞かせいただきたいと思います。よろしくお願いしたいと思います。 ◆委員(星野一広) これは懸案だと思います。華々しいところではない仕事なので大変かと思いますが、ぜひよろしくお願いしたいと思います。  またページが変わります。211ページ、これも社会資本整備の耐震の関係の交付金で補助があって、委託料が出ていると思います。各種業務委託料で、その交付金を予定している事業に関して具体的に教えてください。 ◎建築指導課長(太田和之) 耐震の関係ですが、木造住宅耐震診断・耐震改修事業を予定しております。それとあわせて、平成26年度初計上でございますが、緊急輸送道路沿道建築物調査事業、大きくはこの2つを予定しております。 ◆委員(星野一広) 木造住宅の耐震診断は、太田市が今まで行ってきたことの継続ということで考えてよろしいですか。 ◎建築指導課長(太田和之) そのとおりでございます。ただし、耐震改修の枠を昨年度から5戸から10戸に拡大しておりまして、事業を拡大して実施する予定となっております。 ◆委員(星野一広) もう一方の緊急輸送道路について説明ください。 ◎建築指導課長(太田和之) この事業は、防災上重要な道路の沿道におきまして、地震等による倒壊で円滑な避難や緊急車両の通行を妨げる建物について、沿道の調査を実施して、その建物を特定し、耐震改修促進法に基づきまして所有者に耐震化への指導、助言を行い、沿道の耐震化を進めるという事業でございます。 ◆委員(星野一広) 平成26年度事業でやるということで、緊急輸送道路というのは、具体的には後で出てくるのだと思いますが、あくまで診断ですよね。緊急輸送道路に面した建物で疑わしいものについては診断を求めるという解釈でいいのですか。 ◎建築指導課長(太田和之) まずは緊急輸送道路をふさぐような建物があるかどうかを調査します。基本的には、幅員12メートル以上の場合は、その2分の1以上プラス道路から建物までの距離を足した高さ以上の建物を調査しまして、それが新耐震前かどうか、新耐震前であれば耐震診断をして耐震改修に向けた指導をしていくという形になると思います。 ◆委員(星野一広) 指導して改修してもらうというのが最終的なものになりますよね。次のページで改修事業補助金がありますけれども、現実的には、ここ数年、改修事業まで行ったというのはどういう経緯をたどっていますか、教えてください。 ◎建築指導課長(太田和之) 213ページにございます耐震診断・耐震改修事業補助金につきましては、木造住宅に限った事業でございまして、先ほどの緊急輸送道路に関しては、基本的には住宅以外の建物で、ある程度高さがあるものが対象になるかと考えております。 ◆委員(星野一広) 何となく全貌がわかりましたけれども、現実的に指導してもなかなかやってもらえないことはあり得ますよね。どういうふうに捉えていますか。 ◎建築指導課長(太田和之) 診断するのにも改修するのにも費用がかかるということですので、そういった費用の助成とか、国は補助事業ということで、緊急輸送道路を閉塞するおそれのある建物であれば改修費用の補助がございますので、そういったものを指導して、耐震診断・耐震改修に向けてPR等もしていきたいと考えております。 ◆委員(星野一広) きょうは3・11ということで、防災ということで国のほうもお金を出して診断まで持っていきたいということだと思います。いずれにしても、難しい事業だとは思いますけれども、ぜひこれも進めていただいて検討していただきますように、これは要望で、この項を終わります。 ◆委員(市川隆康) 225ページ、8款土木費、公園管理費、樹木管理委託料8,800万円とありますが、前年度より939万1,000円、平成24年度より1,055万4,000円ふえております。これは太田市の緑化が進んでいるあかしだと私は見ますけれども、実情を伺います。 ◎開発事業部参事(小林稔) 8,800万円の樹木管理委託料でございますが、これは私どもで管理しております公園417カ所、147路線の街路樹の樹木管理委託料でございます。街路樹につきましては、交通量だとか、いろいろ危険な作業も出てきますので、この8,800万円の中から専門業者に委託しております。公園につきましては、簡易要望については、私どもで直営職員がおりますので、直営職員による処理をしております。また、直営職員による処理ができないものについては専門業者に委託しております。 ◆委員(市川隆康) 樹木管理は、寒い冬、特にことしなど、また暑い夏は、仕事とはいえ作業は大変だろうと思いますけれども、その中で労働災害防止についての指導体制を伺います。 ◎開発事業部参事(小林稔) 私たちは直営職員を抱えております。業務するに当たり、けがだとか、そういうものがあってはならないということで私どもは自負しております。安全対策につきましては、昨年度10月ですか、職員の死亡事故がありました。その安全対策として、うちのほうが常日ごろとっていることをお話しさせていただきたいと思います。8点ほどございます。それを言わせていただければいいかと思います。まず、毎朝のミーティング等により作業工程の確認をさせていただいております。2点目とすれば、安全に作業するためには安全用具の点検をさせて、用具に異常がないかどうか。用具に異常があればけがのもとになりますので、そういうものの点検のチェック。3点目として、常日ごろ作業をするに当たり、安全用具の着用ということでございます。あと、大きくいきますと、安全に作業するためのKY活動を毎月1回程度開催して実施しております。 ◆委員(市川隆康) 8項目あるということで、時間の都合だと思うのですけれども、徹底してやられていることを伺いましたので、よろしくお願いいたします。  続きまして、218ページ、都市計画総務費になるのかなと思うのですけれども、(仮称)原宿・吉沢地区産業団地開発事業にかかわる説明会が昨年10月25日に開催されましたが、その後の進捗状況を伺います。 ◎用地開発課長(堀越清) 今ありました10月25日の地元の説明会で、企業地内で用地測量、あるいは環境アセス、土壌の調査とかをやっていくということがありますので、その説明をさせていただきました。実際の作業とすると、年明けから用地測量、あるいは土壌調査にかかわります土壌のサンプル採取を行っております。 ◆委員(市川隆康) 私のうちのすぐ後ろなので、毎日見えるのですけれども、土壌調査も何カ所もボーリングをして、詳しく調査している作業が見られますが、正直、調査結果が気になるところです。現時点でわかっている範囲でよいですから、お知らせください。 ◎用地開発課長(堀越清) 土壌調査につきましては、企業地内を90メートルのメッシュで区分けしまして、区画ごとに土壌サンプルを採取して、それを分析していますけれども、今まだ作業の途中ということもありますが、分析の終わったものを見ますと、特に環境基準を超えているようなものは今のところありません。 ◆委員(市川隆康) 少し安心しました。そうしますと、部長に伺いたいのですけれども、順調に事業が進んだとして、計画では分譲までにあと8年を要すると説明がありましたが、進出については、現段階で問い合わせや企業誘致についての構想がありましたら伺いたいと思います。 ◎開発事業部長(長澤正史) 問い合わせにつきましては、昨年、土地開発公社がこの用地を実施するということで新聞報道されましたので、多少の問い合わせはありました。企業誘致につきましては、北、南に企業団地があります。それと違った職種、または食品とか医療関係があれば、私どもとしても、リサーチパーク、また流通団地と調整がとれるかなという感じを受けますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(市川隆康) 地元でも大変期待しておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。  続きまして、303ページ、11款災害復旧費、誰も予想しなかった雪害ですけれども、災害応援協定の概要を伺います。 ◎道路管理課長(鈴木和夫) 太田市地域防災計画に定めるもののほか、災害防止を目的に緊急防災作業及び緊急復旧作業を行うため、市内の土木建築業者43社と協定を結んでおります。 ◆委員(市川隆康) 実際に雪が降り積もり、危険だなと感じたのは夜かなと思ったのですけれども、作業の依頼をするための指揮系統を伺います。 ◎道路管理課長(鈴木和夫) まず、道路管理課から各業者へ作業の依頼をするところですけれども、その時点で業者側は連絡責任者、それから直接作業を行う担当者ということで二重にしまして、遺漏のないようには努めております。また、事前に情報が得られるもの、例えば大雨、台風、今回の積雪等においては、前もって各業者へ対応の依頼を行い、出動できるような態勢のお願いをしているところでございます。 ◆委員(市川隆康) 今回の大雪では、誰も予測がつかなかったというのが本音かと思うし、私自身もできる限りをさせてもらったのですけれども、手が及びませんでした。そして、短時間で全市を網羅するためにも、交通ネットワークを確立するために、これまで災害協定を結んでいかなかった建設業者や水道業者に加えて、大規模な畜産農家にはショベルローダーという大型の機械を所有している仲間もおります。そんな観点から、近隣の交差点の除雪や緊急復旧作業など、協力いただけるとするならば今後検討していただきたいと思うのですけれども、部長、お願いします。 ◎都市政策部長(石川泰一) おっしゃるとおりでありまして、43社と結んだのは、やや大手企業という観点で結んでいましたけれども、こういうことがあると中小の建設業者全社に声をかけて、できるだけ太田市一丸の災害応援協定を結んでいきたいということと、重機もなかなかない中で、各企業もそれぞれの可能な重機を出していただいて対応していただいたということがありますので、まさしくフル動員の態勢で対応できるようなネットワークの構築をもう1度見直してつくっていきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 ◆委員(市川隆康) よろしくお願いいたしまして、終わります。 ○委員長(木村康夫) 他にご質疑ありませんか。      (「なし」の声あり) ○委員長(木村康夫) 他にご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。      ◎ 休     憩                                       午後7時20分休憩 ○委員長(木村康夫) 執行者入れかえのため、暫時休憩いたします。      ◎ 再     開                                       午後7時24分再開 ○委員長(木村康夫) 休憩前に引き続き会議を開きます。  審査に当たり円滑な進行を図るため、執行者の皆さんにお願いがございます。  発言に当たっては、必ず挙手し、「委員長」と呼んでいただき、私が指名した後に着席のまま、簡潔明瞭にお願いいたします。  また、マイクのスイッチは発言の直前に入れ、終わったらすぐに切っていただくようお願いいたします。      ◎ 12款公債費〜14款予備費・給与費明細書等・第1表歳入歳出予算・第2表債務負担行為・第3表地方債に対する質疑 ○委員長(木村康夫) 次に、12款公債費から14款予備費まで及び給与費明細書等並びに第1表歳入歳出予算、第2表債務負担行為、第3表地方債について審査を行います。  ご質疑ありませんか。 ◆委員(山崎正紀) それでは、306ページ、給与費明細書につきまして、まず確認で、この中のその他特別職というのはどのような方のことを言うのかをお尋ねいたします。 ◎総務部参事(赤坂高志) その他特別職は非常勤の特別職を指していると思われます。 ◆委員(山崎正紀) もうちょっと具体的にお願いいたします。 ◎企画部参事(石川秀之) 例えば統計調査員であるとか、選挙の立会人であるとか、そういった非常勤の特別職ということでございます。 ◆委員(山崎正紀) そうした中で、平成22年度当初は、これは3,000人を超えていた。その後、いろいろな推移があって現在この数字で、また来年度102名ふえる予定であるということでありますが、その要因についてお伺いいたします。 ◎企画部参事(石川秀之) 増減の結果で、結果的に102名ふえているということでありますけれども、1つには来年度予定をされております農林業センサスの統計調査員、これらが大きな要因になっているかなと思っております。 ◆委員(山崎正紀) では、その点は了解いたしましたが、給与費を見てみまして、この半年間、職員の皆さんも我々議員も報酬並びに給料を削減してきたわけですが、この半年間の削減額は総額でいかほどになるか、お伺いいたします。 ◎企画部参事(石川秀之) 申しわけございません。今、手元に資料がございません。調べさせていただきます。 ◆委員(山崎正紀) では、額は後ほどお知らせいただくということでありますが、この半年間の削減は時限措置でありましたが、4月からは従前どおりに戻る。例えば職員の皆さんでいくと、給料並びに職員手当も全て従前どおりに戻るということでよろしいのか、確認でお伺いいたします。 ◎企画部参事(石川秀之) 一般職については、昨年の10月から平均7.4%ということで削減してまいりましたけれども、国のほうも今年度いっぱいで特例は終わりにすると。私どものほうでもその考え方でおります。今年度いっぱいで特例はおしまいになるということであります。 ◆委員(山崎正紀) 職員の皆さんが今にやっとしたのが非常に印象的でありますが、先ほどの詳しい数字は後ほどお願いいたします。  それでは、次の質問に移りますが、8ページの第2表債務負担行為の中の太田市土地開発公社の借入金及び利子に対する債務保証についてお尋ねをいたします。これは、来年度は50億円という債務負担行為になっておりますが、先ほど調べましたら平成23年度が110億円、平成24年度が80億円、平成25年度が70億円という数字になっておりますが、まず、今まで債務負担行為を行っていた最高金額は幾らを見ていたのか、お伺いいたします。 ◎総務部参事(赤坂高志) 今委員が言った110億円というのがずっと長く続いたわけですけれども、合併を迎えたとき、寄せ集めで債務負担の合計になりましたが、そこが130億円で、覚えている限りの中で一番大きかったのかなと思います。 ◆委員(山崎正紀) では、ここ数年で順調にというか、債務負担行為が減っているわけでありますが、財政にお聞きしますが、今ずっと減らしてきていますよね。いずれこれは財政としてゼロを目指しているのか、あるところでサチュレートして、ある程度は債務負担行為をしていこうというお考えなのかをお伺いいたします。 ◎総務部参事(赤坂高志) ゼロということは、公社が解散する以外には考えられないかなとは考えております。要は、我々は公社にお願いして先行買いをしていただきます。では、公社はどうやってそれを買うのだということになると、銀行から金を借りるわけです。銀行が貸す場合に、どうしたら貸してくれるのだというと、それなりの担保がなくてはいけない。そういう意味で、債務負担行為で市ではこれだけ保証していますよということで、今回の塩漬けの土地も買い戻しますけれども、現状とすると新規の事業等々も動いているから、それなりの市の保証も必要になってくるので、幾らか残っているという状況で、この50億円の中で今動いている。先ほどいろいろ議論がありましたけれども、今後大きな事業が入ってきた場合、幾らになるのかというのは、これから公社と我々財政との話し合いの中で、どのぐらいの事業をやるのかということは検討していかなくてはならないかなとは思います。 ◆委員(山崎正紀) では、現在の当市の財政状況を鑑みて、幾らほどが適当かという額は、財政としてある額をお持ちでしょうか、お考えになっているでしょうか、お伺いいたします。 ◎総務部参事(赤坂高志) 結論から申し上げます。特に持っておりません。ただ、この額が大きくなればなるほど、今問題になっています財政健全化比率、実質公債費比率ですとか将来負担比率に悪影響が及ぶということは間違いないです。 ◆委員(山崎正紀) ここでまた確認ですが、これは債務保証の期間を、例えば来年度の予算案でいくと平成26年度以降事業費借入金償還期間満了の日まで、毎年こういう形で書いてありますが、地方自治法の施行規則にのっとってこういう形をとっているということでよろしいのか、お伺いいたします。 ◎総務部参事(赤坂高志) そのとおりでございます。 ◆委員(山崎正紀) では、先ほど新しい工業団地の造成の話等もあって、どうなるかというのは今後の話だということでありますが、土地開発公社の話については昨日来いろいろ議論させていただきました。最後に副市長、きのう土地開発公社の会計的なことについてはいろいろ議論させていただきましたが、きのうも言いましたように、私は公社の必要性も十分理解しておりますが、副市長のお考えになります今後の公社のあり方についてご所見をお伺いいたします。 ◎副市長(清水計男) 太田市の土地開発公社でありますけれども、健全に推移していると思っております。他市と比べて、この活動範囲が大変早いということであります。他市においては縮小なり閉鎖というところもあるようでありますけれども、きのうも議論したとおり、都市活動の原点となる歳入の確保をどうするのですかという話がありましたよね。毎回お話ししているのですけれども、要するに滞納をなくすということがまず1つある。片一方では、やはり開発に伴って社会活動を活性化するということであります。そういった面からも太田市の土地開発公社というのは有効に働くだろうと。ただ、際限なくそういった開発をやっていくのではないということは一方では理解していただければと。必要に応じて必要なだけやっていくということでありますので、どうぞよろしくお願いいたします。
    ◎企画部参事(石川秀之) 先ほど山崎委員から臨時減額された職員の給与の総額がいかほどかというご質問がございました。資料が見つかりました。特別職並びに一般職合わせて、今年度いっぱいで2億8,075万円ほどの削減がなされたということでございます。 ◆委員(山崎正紀) それは全てですね。我々議員も含めてということでよろしいわけですね。 ◎企画部参事(石川秀之) 2億8,074万8,000円、これは議員は入ってございません。 ◆委員(山崎正紀) では、総額ですから、入れた額もお願いしたいのです。 ◎企画部参事(石川秀之) 議員を含めますと、2億9,070万5,000円でございます。よろしくお願いいたします。 ◆委員(山崎正紀) わかりました。ありがとうございました。 ◆委員(山崎俊之) 304ページ、予備費ですが、1億円と前年度も新年度も見積もられておりますが、これはどのようなときに使われますか。 ◎総務部参事(赤坂高志) 特別に目的を持っていないのです。地方自治法の中で、何かあったときのためにということでの1億円の予備費を設けさせていただいております。 ◆委員(山崎俊之) 時間もありません。副市長、今説明いただきましたけれども、今回のような雪害の対応とか、そのようなときに補正を組んだりされていると思いますが、緊急で議会も開いていないというときに役立てられるのかなとも思うのですが、見解をお願いします。 ◎副市長(清水計男) 予備費の性質というのはそういうものであると思います。ただ、今回の雪害みたいに大規模に及んだ場合については、やはりそれなりの補正予算が生じてきますので、そのたびごとに補正で対応するということになろうかと思っています。今回の雪害に対する補助の問題についても、新年度予算の補正で対応したいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(星野一広) 8ページ、先ほど山崎委員からありました第2表債務負担行為の土地開発公社の件であります。いろいろ議論がありました。最終的に今回の原宿、そして吉沢の産業団地に当たって、総務費で健全化計画の20億円とか出てきましたけれども、どのくらいの財務体質を考えて計画がこのようになったか、そういうことを教えていただければと思います。 ◎開発事業部長(長澤正史) 今、多分原宿・吉沢の概算見積もりということだと思いますけれども、うちのほうで試算をいたしまして、用地買収、全部含めて約80億円ぐらいかかるだろうと考えております。 ◆委員(星野一広) ということは、健全化という意味では今回のもので健全と言えるのか、この後どのようになるのかというのはどうでしょうか。 ◎開発事業部長(長澤正史) それについては、財政課とまた協議をしてやりたいと思いますので、よろしくお願いします。 ◎総務部参事(赤坂高志) 今回の予算で今風に言えば公社の不良債権が一掃されるということで、まさにこれから公社は解散せずに次の事業に向かってスタートするわけなので、精いっぱい頑張ってもらって、債務負担のほうは調整しなくてはならないですけれども、そういうことで進むわけであります。余り多額に借りると、また重い部分が出てきますので、その辺は十分に調整しながら検討していきたいと考えています。 ◆委員(星野一広) 最終的には、市全体の財政の健全化ということと、土地開発公社の体質を上げるということが重要だと思います。今後の産業団地造成に向けて副市長のコメントをいただいて終わります。 ◎副市長(清水計男) 太田市のまちづくりの基軸になることは間違いございません。ぜひ、一歩一歩丁寧に進めていきたいと考えております。よろしくお願いいたします。 ○委員長(木村康夫) 他にご質疑ありませんか。      (「なし」の声あり) ○委員長(木村康夫) 他にご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。      ◎ 散     会 ○委員長(木村康夫) 以上をもちまして、本日の日程は終了いたしました。  明日は、午前9時30分から会議を開きますので、ご出席願います。  本日はこれをもって散会いたします。                                       午後7時41分散会...